自分自身でいるためのヒント:Zoom講演を終えて

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先日、英国日本人会の「二水会」が主催するZoom講演でお話をさせていただきました。今年3月に『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし365日』を出版して以来、様々な方面からお声がけをいただいており、本当にありがたいと思っています。今回のZoom講演をご視聴くださった皆さま、本当にありがとうございました! 心からのお礼申し上げます♡

今回の講演テーマは「自分自身でいるためにはどうすればよいか」でした。

「自分自身でいる」とは、言い換えると自分軸を持っていることです。「自分軸」というのは「自分本位」とは少し違って、自分をうまく表現しながらも調和を保ち、相互交流できるエネルギー状態のことです。

私は子どもの頃から誰に言われるともなく自分軸を持っていたので、親の保守的な意見にはあまり関心がなく(笑)、自分でやりたいことをして親にもさほど嫌がられずw 人生の岐路に立った時はほぼ自分の直感で選択を重ねてきました。

そのベースになっているのが「何が好きか」という志向です。何が好きで、どうすればワクワクできるのか。それを追うことで人生は自然に開かれてくる。まぁ当たり前のことなのですが。

先日出会った20歳の青年は、どの方向に進むべきか悩んでいると言いながら「親の意見も大切にしたい」と言っていました。親は子供より長生きしている分、経験もあるのでリスペクトはすればいいと思いますが、彼らが子供の人生を生きるわけではないですよね。親子が同じ人生を歩むわけでもありません。

親と意見が食い違っても、やりたいことがあるなら自分の行きたい道を選択すべきだと思います。それがあなた自身であると言うことです。反対されたら説得してみるといいと思います。情熱が全てを納得させるはずだから。

講演で使ったパネルも再利用しちゃう。

 

私がイギリスに渡ってきた理由は、20代半ば、語学留学で一目惚れしたロンドンに戻りたい気持ちが膨れ上がって止まらなかったから。

英語を勉強するのにアメリカでもオーストラリアでもなくイギリスを選んだのは、卒業旅行で初めて訪れた外国であるロンドンに、とてもいい印象を持っていたからです。そしてナイロビで働いていた当時のボーイフレンドとの距離も、一番近かったから^^  土地とのご縁とはそういうものだと思います。

自分の本を出すことも、昔から漠然と抱いていた夢でした。本ばかり読んでいた子どもで、大学は当然国文科に進み、高校、大学と文芸部に所属。ひたすら文章を書いてきました。その延長に編集やライターの仕事があり、現在の著者としての自分がいるんですよね。高校の時は美術も得意で美術の先生からは美大に行くと思われていたようですが、国文科に行くと言ったら驚いていました。絵を描くことと、文章を綴ることは私にとっては同じではなくて、文章に携わっている方が自然な感じがしました。

「好き」が複数ある人は、それぞれ意味があるはずなので、いずれも追求してみると楽しそうです ^^  器用貧乏という言葉を使う人がいるけれど、自分が何をしたいかは自分しか知らないので、やっぱり取り組んでみるに限りますよね。

「好き」を追求して人生航路を選び取るのは楽しいものです。助けてくれる人もいっぱいいるはずです! 絵で自活できるだろうか? 音楽だけで食べていけるだろうか? そう思うとしたら、別の人生も用意されているのかも。本当に好きなことを追求するとは「恐れ」よりも「好き」が勝っている状態なので、そこも判断基準になるのかもしれません。

私は学生時代のアルバイトも含め、全人生を通して、どのような状況でも全て本に関わる仕事を選んできました。古本屋さんのレジとか、取次さんの事務も短期間ですが経験しています。好きなことが必ずしも得意ではない場合は、その周辺を責めるのも手だと思います。

 

「好き」を選ぶときに指針としたいのは、いわゆる「ワクワクする気持ち」=感情だと思います。感情は、全てを私たちに教えてくれます。

どんな小さな感情、揺れも、自分が持つ大切なクオリティで、決して恥ずかしいことではないし、前進するために必要な要素です。社会生活の中では、時に感情を隠さないといけないこともありますが、一人の時には感情に浸ってみるのもいいですよね。感情にフタをするといいことありません。感情はとても多くのことを、自分自身に教えてくれるからです。

辛いことがあったときは、どうしてその出来事が自分にとって「辛い」感情を呼び起こすのかに向き合ってみる。感情の揺れから、自分自身の状態を知る。人生に起こる出来事は良いも悪いもなく、ただ自分の選択の先に起こっているだけ。そこに意味づけをするのが自分です。そう言う意味で、全ては自分自身のリフレクションです。そこはしっかり意識しておきたいところです。

そうして自分の感情やワクワクを元に「好き」を選んでいると、自然にあるべき人生の航路にのっかり、必要なことが起こっていきます。必然の出会いがあり、別れがあり、引き寄せ、大切なことに気づいていくでしょう。

仕事だけでなく、大切な人に出会い、あるべき状態に戻っていくことができます。

もしそれが起こっていないように感じるなら、改めて自己点検をしてみるといいと思います。どの選択を見直せばいいのか、どこにしわ寄せがきているのか。忘れてならないのは、選択の責任は全て自分にあることです。親でもなければ世間でもないし、政府でもない。個人の選択の先に、社会があります。社会を変えたいなら、個人が選択を変えていくのが近道だと思います。

以上が、今回のZoom講演でお伝えしたかったことです^^  ちょっとまとめてみました〜。

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About Author

岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系広告代理店にて数多くの日本語プロジェクトに関わった後、2009年からフリーランス、各種媒体に寄稿中。2014年にイギリス情報サイト「あぶそる~とロンドン / Absolute London」を立ち上げ、編集長として「美食都市ロンドン」の普及にいそしむかたわら、脱プラスチック、自然療法への意識喚起活動を行うなど、オルタナティブな生活、人間の可能性について模索中。著書に『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房) 『ロンドンでしたい100のこと』『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日』(自由国民社)。チャネリングをベースとしたヒーラー「エウリーナ」としても活動中。Instagram: @ekumayu

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