Browsing: 編集長コラム

Afternoon Teatime
0 新生スパからアフタヌーン・ティーまで、レインズボロウ大解剖

実は昨年、ハイドパーク・コーナーにある五つ星ホテル、ザ・レインズボロウの取材に同行する機会がありました。 そのとき、日本から来たライターさんが一泊されて、私もまるで泊まっている人の気分でくつろいだのですが、担当バトラーさんがボタン一つで部屋に現れ、お茶まで淹れてくださるサービスに感動したことを覚えています。そう、ここはバトラー・サービス発祥のホテルなんです。「我が家のようにくつろげる」細やかでリラックスしたサービス。それがホテルの身上とのこと。五つ星ホテルで実現するのは難しそ…

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0 匂いたつが如く

少し前のことになるが、ケンジントンにあるLeighton House Museum / レイトン・ハウス・ミュージアムで開催中のローレンス・アルマ=タデマの企画展「Alma-Tadema: At home in antiquity」(アルマ=タデマ:いにしえの暮らし)を見てきた。※タイトル日本語訳は手前味噌なものです ローレンス・アルマ=タデマ。1836年にオランダで生まれて1870年に英国に帰化した画家で、その生涯は旅が多い。中でも新婚旅行で訪れたイタリア・ポンペイで見たも…

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2 次は、日本酒!

イギリスにおける日本文化への注目度は、そうとう高いです。 テクノロジー、古典カルチャー、サブカルチャーとジャンルはいろいろありますが、とくに日本食の人気は天井知らず。洗練された高級料理の代名詞でもありますが、昨今はラーメンをはじめとしたストリートフードが“発見”され始め、イギリス人たちを嬉々とさせております。その日本料理をいただく際に忘れてならないのが、Japanese Sakeの存在。ただしワインと同じようにテイストのバラエティを楽しめる豊穣な飲み物だという認知は、まだまだ…

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0 トキタアヤ展、スタート!

「あぶそる〜とロンドン」でイラスト・エッセイを連載いただいているトキタアヤさんの個展が、本日からノース・フィンチリーにあるChalice Galleryでスタートしています。昨晩はオープニング・ナイトで大勢の方がお祝いにかけつけ、賑やかなスタートとなりました♪ 展覧会の準備は、ときたまアヤさんから入る悲鳴とも雄叫びともつかないメールよりほかに、その様子を知るすべもなかったのですが、オープニング・ナイトの準備の手伝いに馳せ参じたところ、期待していた以上の素晴らしい展示と空間に嬉…

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0 英語で世界の扉を開こう

もっと外の世界を見てみたいと思ったとき、「国外へ出てみる」という選択肢は魅力的ですよね。私自身、それで大きく目を見開かされましたから。 私がロンドンに来たきっかけも多くの人と同じように、語学留学して英語を学ぶことでした。もともと日本でも外国人と交流することは好きで、個人経営の小さな英会話教室に細々と通っていたのですが(笑)、「現地に行ってみねば!」という思いが募り、思い切って外に出てみることにしたのです。25歳のときでした。 理にかなった “本物を体験” する大切さ 日本人が…

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0 我が愛しきロンドン

「ロンドンのどこが好きなの?」 ものすごい頻度で受ける質問だ。 私の答えはいつも同じ。 「人と文化の多様性が心地いいから」 ロンドンは並外れたコスモポリタン都市だが、自らのアイデンティティとも否応なく向き合わされる場所でもある。 「あなたはどこから来たの?」「◯◯から。今はロンドンの△△に住んでる」「ロンドン生まれだけれど、父方はXX、母方は◎◎の出身だよ」 ◯◯には地球上のありとあらゆる地名が入り、△△XX◎◎との組み合わせはほぼ無限。この街に住む人達は、私を含め驚くほど多…

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2 ウェッジウッドとの絆が復活:華麗なるチェルシー・フラワー・ショー!

イギリスの春・夏はフラワー・ショーの季節! 中でも毎年5月にロンドンのチェルシーで行われる「チェルシー・フラワー・ショー」は、国際的に注目を浴びるビッグ・イベントです ^^    ほんの数日だけ開催されるショーへの入場は毎年プレミアムチケットの争奪戦となるので、イギリスに住みながら「まだ行ったことないの〜」という人はけっこう多いのですが・・・今年はラッキーにも初チェルシー・フラワー・ショーを体験して参りました♪ 5月23日〜27日の開催だったのですが・・今年はお天気が最高!!…

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0 「魂を語ることを怖れるなかれ」

“Don’t be afraid to speak about spirit! ” アラスカ先住民に伝わる神話の語り手として知られる、クリンギット族のボブ・サムさんの言葉だ。 映画「地球交響曲」シリーズの監督、龍村仁さんが記された『地球交響曲第三番 魂の旅』(角川書店)という本をたまたま友人から借りて読み、その中で見つけたフレーズ。それは今まさに、私が皆さんに伝えたいと思っていることと同じで、目にしたときは胸が踊った。友人にこの本を見せてもらったとき、「地球交響曲」「星野道夫…

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0 神々のおわす風景:小林伸幸写真展@Sway Gallery

「少年のような眼をしている」という表現があるが、写真家の小林伸幸さんの瞳はまさしくそのように、明るく弾んでいた。 その視線の先にあるのは、森羅万象をうつす自然だ。 古来より日本人は山や森、岩、そして湖や川に神々が宿ると信じていた。小林さんはその八百万の神々を風景の中にみつけだしてはカメラに収め、プラチナ印画という美しきフォームで後世へと残す。その貴重な写真は、現在、オールド・ストリートにあるSway Galleryで展観している。 たぶん、自然のほうが、小林さんにポートレート…

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0 【漫画自慢】今度はキミが描く番だ!

昨年に引き続き、有り難くも漫画家の玖保キリコさんのお誘いを受けて、ピカデリーの在英国日本大使館にいそいそと同行させていただいた。去る2月10日、今年の「漫画自慢コンペ」の受賞者発表のレセプションがあったのだ♪ Manga Jiman Competition(漫画自慢コンペ) って、皆さん、お聞きになったことがあるだろうか? 私は昨年、キリコさんに教えていただくまでその存在を知らなかった。これは在英国日本大使館が、イギリス在住者を対象として毎年開催している漫画コンクールだ。 イ…

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