Panadera パナデラ
ユーロ杯、ウィンブルドンも去りぬ英国の 夏の終わりの文月かな(字余り)
さて、本日ご紹介したいのは、ロンドンでも人気が高まってきているフィリピン・ベーカリーの一つです。日本もそうだと思うのですが、アジア諸国のパンは生地自体が甘いものが多いですよね。
今年早春に創業したばかりのPanaderaも、うっすらと甘いパンを使ったサンドイッチやコールド・ドリンクが大評判。コロナ規制中だった創業直後からすぐに行列ができる店に。方々から「Panaderaもう行った?」という声をかけられるほど日本人の間でも広まっています^^
店内で座れるのは窓際のカウンター席のみ。あとは外テーブルとなりますが、こちらもいつも大賑わい。パナデラ名物としてすでに不動の地位を確立しているのがコンビーフ・サンド! パンもコンビーフもぜ〜んぶ自家製という究極のコンビーフ・サンドです♡
このサンドイッチ類なんですけど、パナデラの公式サイトをみると、日本の食パンを使った「サンド文化」に影響を受けていると書いてあります! 今や地球規模で受け入れられ広まっているカツ・サンドのパワーが「Sando」という言葉を定着させ、このフィリピン風のサンドを生み出したのです。オーナーさんはその商機を見逃さなかったのですね。日本の文化もすごい!
パナデラのコンビーフは自家製。24時間かけて火を通し、柔らかくしたビーフを裂いて自家製ベシャメール・ソースと和えて作ります。缶詰のものとは全く違うレベルの食体験ができるだけでなく、少し甘めのフィリピン風食パン、そしてシャキシャキ瑞々しいアイスバーグ・レタスとのコンビネーションが素晴らしいのです。リピーターが絶えないのも納得。
もう一つの定番、卵サンドも美味しいです^^ 卵は平飼いの元気な鶏から生まれる濃厚なテイストのものをイギリス国内の小規模農場から取り寄せているのだとか。フィリピンの朝ごはんでは、コンビーフと卵が代表的なプロテインなのだそうです。元気がつきそう^^
サンドに使われるフィリピン風の食パンが「パナデラ」。ローフごと買っていくお客さんもたくさんいます。その他にもパンデサルと呼ばれる丸いミルク・ローフも食事用のパンとして人気。
デザートにはぜひ、フィリピン産のシトラス、カラマンシーの風味を楽しむメレンゲ・タルトを! レモン・タルトのような爽やかな甘酸っぱさを、きめ細やかかつ滑らかなメレンゲが中和し、職人の味を作り上げています。
フィリピン風のコールド・ドリンクも各種取り揃えていて評判! 緑色のパンダン・ゼリーが入ったフラッペ、ミロ入りのモカ、フィリピンの甘い豆腐 Tahoを使ったドリンクなど、エキゾチックなものが並びます。食のクラフトを大切にするブランドなので、きっと同じような商品の中でもトップレベルのお味になっていることでしょう。私はレモン・アイスティーを飲んだことがありますが、とっても美味しかった! ほんの少しだけシロップが入っていて、紅茶の濃さもドンピシャ。暑い日には最高です^^
パナデラはほんの数軒先にあるフィリピン・アイスクリームのお店、Mamasonsと同じオーナーさんが舵を取っています。Mamasonsのアイスクリーム・サンドやドーナッツもとっても美味しそうなんですよね。今度兼ティッシュ・タウンに行ったら試してみようかな♪
パナデラを紹介している動画はこちらです♡