シティの名物カフェはモンティ・パイソンの香り

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Forbes and Hamilton   フォーブス・アンド・ハミルトン

シティ界隈に来たら必ず足が向いてしまう、とっておきのカフェがこちら、Forbes and Hamilton♪

London Wall沿いの庶民感覚あふれる商店街の中にあるのですが・・・一度訪れたら何度でもリピートしたくなる個性あふれるロンドン名物^^  コーヒーもお菓子も一流。だけど手作り感に満ちた独立系アティテュードが刺激的で、訪れる者をガンガン魅了してくるカルトな存在なのです〜。

歴史あるLondon Wall。

モンマス・コーヒーにジャージー・ミルク♡

こういう店構えです。

インテリアはとってもウッディで、居心地良さは抜群。加えてところ狭しと貼られた60年代や70年代のポスターや切り抜きが当店のパーソナリティーを反映しています。古い教会ベンチが修道院のような独特の趣を・・・というのは言い過ぎですが、オーナーさんのはっきりとした好みが見え隠れし、なかなか興味深い空間。

お客さんはスーツ姿のオフィスワーカーたちがほとんどですが、たまに私のような放浪のカフェ愛好家が訪れるとか訪れないとか。

オーナーさんはカシミール出身の男女ペア(ボゼナさんとキットさん)。いつ訪れても、ご両人ともにお店のインテリアにしっくりと溶け込むクラシックな出で立ちで、カフェの個性そのままです。

その昔、中心部 New Oxford Streetに「Wild & Wood」という名の個性的なカフェがありました。そこが当店の前身で、7年に渡ってカフェ愛好家たちを虜にしていました。もちろん私もその名は知っていたのですが、残念ながら訪れる機会がなかったのは悔やまれるばかり。しかし今、こうしてシティのど真ん中に移転し、商標的な問題のあった店名を変え、またもや近隣で働く人々に愛され7年。今やすっかり、シティの真正オアシスです。

注目してほしいのは、スイーツのクオリティ。なんと西のアルチザン・ベーカリー、Sally Clarkeから毎日お菓子を取り寄せているのです! ノッティング・ヒルの本店よりもお値段が幾分リーズナブルなので、創業以来14年間のお付き合いという強みを生かし、かなり割りの良い卸価格を確保しているのではと思います。

極上ベーキングに夢見心地

シナモン・ロール、とっても美味しかった!

ドーナッツはセント・ジョン、その他のペイストリー類もこだわりの有名ブランドから取り寄せているので、お二人ともはかなり肥えた舌をお持ちのようです。あ、コーヒー豆はモンマス・コーヒー。ここでもクラシックな魅力にこだわります。

サリー・クラークのお菓子をいくつか持ち帰りする紳士♡

壁に貼ってある写真は個性派俳優やコメディアンのものが多く、懐かしいドラマや映画からのものが大半。きっとオーナーさんお気に入りの作品たちを披露しているのでしょう。ところどころに可笑しな標語も掲げてあってついつい微笑んでしまうのですが・・・皆さんもぜひ、コーヒーを飲みながら周囲を見回してみてください^^

47 London Wall, London EC2M 5TE

店名Forbes and Hamilton
最寄り駅Moorgate / Bank
住所47 London Wall, London EC2M 5TE
電話番号07525 155 957
営業時間月〜金 7:00 –18:00
URLhttp://www.forbesandhamiltoncoffeehouse.co.uk
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About Author

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岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系制作会社にて数多くの日本語プロジェクトに関わった後、2009年からフリーランス、各種媒体に寄稿中。2014年にイギリス情報サイト「あぶそる~とロンドン」を立ち上げ、編集長として「美食都市ロンドン」の普及にいそしむかたわら、オルタナティブな生活、人間の可能性について模索中。著書に『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房) 『ロンドンでしたい100のこと』『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日』『コッツウォルズ』(自由国民社)。NHK文化センター名古屋教室「江國まゆのイギリス便り」講師。MUSIC BIRDのラジオ番組「ガウラジ」に月一でゲスト出演。チャネリングをベースとしたヒーラー「エウリーナ」としても活動中(保江邦夫氏との共著『シリウス宇宙連合アシュター司令官 vs.保江邦夫緊急指令対談』もある)。Instagram: @ekumayu

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