ワンズワースの浜辺で

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Flotsam Jetsam   フロットサム&ジェットサム ワンズワース店

「フロットサムとジェットサム」と言えば、ディズニー作品に出てくるキャラクター、双子のウツボ! を思い浮かべる人もいるかもしれませんが^^;  元々は海からの漂着物のこと。浜辺を歩いていて、波に洗われた美しい流木や難破船の一部に出会ったら、誰しもロマンを感じてしまいますよね。そんな風変わりな名前を持つカフェが、広大な海を思わせる緑のフィールド、ワンズワース・コモンの南端に佇んでいます。

お店が掲げる謳い文句は「アンティポディアン・スタイル」。すなわち英国から反対側にある国々の文化を取り入れているということで、オーストラリアやニュージーランドのカフェ文化を感じられる場所、ということのよう^^  どおりで、海。

確かに! 天気の良い日にお店の外席に座ると、ここがイギリスであることを忘れてしまいそう・・・広々とした緑地はまるで自宅ガーデンの延長のようにも思え、とっても不思議な感覚に・・・オールプレスの豆を使った自慢のフラットホワイトでも頼んで、のんびり気分で過ごしたいですねぇ。

ワンチャン族も歓迎。

店内では大きめのテーブルがどーんと待ち構えていて、何気ない平日の午後を大勢の知らない人たちとシェアするのも悪くない、そんな風に思えてしまう、カジュアルな雰囲気。

アボカド&フェタ・チーズ、チョリソー入りの濃厚トースティーや、エスプレッソ風味の焦がしバターを隠し味にしたオランデール・ソースでいただくエッグ・ベネディクトなど、ブランチ・メニューが大人気。犬の散歩の途中で立ち寄ったり、誰かと取り留めのない話に花を咲かせるのに奥の席に陣取ったり、いろんな使い方ができそう。

カウンターを覆うエメラルド色のタイルが波を思わせます♡マーメイドの鱗かも♪

ヘルシー・オプションに行ってしまいました^^; 根菜とフリーカのサラダ、美味しかったですよ!

ミルク缶に入っているのは、バルサミコ・ドレッシング。

毎日、新鮮なものが入れ替わり立ち替わりするケーキ類もお見逃しなく。素朴だけど味わい深い焼き菓子の世界へ飛び込もう〜♪

オーナーさんはオーストラリア出身のハナ・ジョーウィットさん。企業ブランディングやマーケティングの業界を経験した後、起業!2015年にカフェ・オーナーさんに^^  レトロだけどモダンなデザインに現代的なセンスが感じられ、インスタグラムなどもかなりの人気みたいです。現在はメイダ・ヴェールのクリフトン園芸店やダリッジのピクチャー・ギャラリーにも支店を増やすなど、事業も順調。成功の秘密はやはり、雰囲気だけでなく味の良さだと思うのですが・・・♡

ワンズワース・コモンを海に見立てて・・・この春はぶらりと、浜辺の散歩を楽しんでみてください^^

 

4 Bellevue Parade, London SW17 7EQ

店名Flotsam & Jetsam
最寄り駅Wandsworth Common
住所4 Bellevue Parade, London SW17 7EQ
電話番号020 8672 7639
営業時間月〜金 7:30 –16:00 土・日 8:00 – 16:00
URLhttps://www.flotsamandjetsamcafe.co.uk/wandsworth
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About Author

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岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系制作会社にて数多くの日本語プロジェクトに関わった後、2009年からフリーランス、各種媒体に寄稿中。2014年にイギリス情報サイト「あぶそる~とロンドン」を立ち上げ、編集長として「美食都市ロンドン」の普及にいそしむかたわら、オルタナティブな生活、人間の可能性について模索中。著書に『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房) 『ロンドンでしたい100のこと』『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日』『コッツウォルズ』(自由国民社)。NHK文化センター名古屋教室「江國まゆのイギリス便り」講師。MUSIC BIRDのラジオ番組「ガウラジ」に月一でゲスト出演。チャネリングをベースとしたヒーラー「エウリーナ」としても活動中(保江邦夫氏との共著『シリウス宇宙連合アシュター司令官 vs.保江邦夫緊急指令対談』もある)。Instagram: @ekumayu

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