聖ジョージに守られて

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St George Coffee King’s Road  セント・ジョージ・コーヒー キングス・ロード店

イングランドの守護存在、聖ジョージの名と、彼が退治したというドラゴンをロゴにしたオシャレなカフェがキングス・ロード沿いにオープンしています。おそらく2023年頃の創業。パッと見、イースト・ロンドンっぽい店構えですが、ここはれっきとした花のチェルシーです♪

これらのペイストリーやサンドイッチ、全て小ぶりちゃん。大きいのはクッキーのみw

昨年から何度か足を運んでいるのですが、とにかくこのカフェで一番気に入っているのは、小ぶりの焼き菓子類たち! ペイストリーが小柄w 小柄な女性にはピッタリなのであります。

コーヒーやお茶は紙カップに入ってくるので少し残念なのですが、なかなかどうして大変な人気者です。真ん中に地下へと降りていく階段があるなど決して理想的なレイアウトではないのですが(地下はトイレのみ)、いつも満席。おそらくこういった東の匂いがするカフェがチェルシーに少ないからなのかなと思っております。

サンドイッチもめっちゃ美味しそうなのであります

食事パンも販売!

少し調べてみると、グローバル展開している衣料メーカー「Brandy Melville」が経営するカフェのようですね。Brandy Melvilleは知らなかったのですが、ニューヨークにも同じ系列のカフェがあるようです。

焼き菓子もコーヒーも美味しく、さらにはシンプルな各種サンドイッチや、生ハムとパンなども扱っている模様。こういう形態のカフェってロンドンには少ないので、ポッシュなチェルシーならばなおさら重宝するのでは?と感じています。

でもどうしてBrandy Melvilleのカフェのロゴが聖ジョージなんだろう? その辺りはよくわからなかったのですが・・・取り扱い商品の中に「St George」というシリーズがあるようなので、そこから取ってきたのかもしれません。

聖ジョージって英語読みで、本来は聖ゲオルギウス(Georgios)という中欧に端を発する名前なのですよね。紀元後に生まれたこのゲオルギウスという人、おそらく中欧出身でキリスト教の信者さん。西へ向けて旅をしている途中、毒を吐く竜から王女を救ってほしいという国を通りかかり、竜退治をしたのだとか。勇敢な男性であります。

ゲオルギウスはもともとジョージアあたりの出身で、ローマ時代に生きたギリシャ・ローマにゆかりの男性のようなんです。な〜んて^^  聖ジョージって面白そうなので、ちょっと昔に調べたことがありますw

キングス・ロードで聖ジョージに会えるなんて、嬉しいオドロキですね。なかなか使えるカフェなので、皆さんもお近くに来られた際には、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

126 King’s Road, London SW3 4TR

店名St George Coffee King’s Road
最寄り駅Sloane Square
住所126 King’s Road, London SW3 4TR
電話番号020 8569 9369
営業時間火〜金 8:00 – 18:00 土・日 9:00 – 18:00
URLhttps://stgeorgecoffee.co.uk
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岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系制作会社にて数多くの日本語プロジェクトに関わった後、2009年からフリーランス。2014年にイギリス情報ウェブマガジン「あぶそる~とロンドン」を創設。食をはじめ英国の文化について各種媒体に寄稿中。著書に『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房) 『ロンドンでしたい100のこと』『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日』『コッツウォルズ』(自由国民社)。カルチャー講座の講師、ラジオ・テレビ出演なども。英国の外食文化について造詣が深く、企業アドバイザーも請け負う。チャネリングをベースとしたヒーラー「エウリーナ」としても活動中(保江邦夫氏との共著『シリウス宇宙連合アシュター司令官 vs.保江邦夫緊急指令対談』もある)。Instagram: @ekumayu

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