Marchesi 1824 マルケージ 1824
まさに「1824」と冠しているように、ミラノの老舗パティスリー「Marchesi 1824」が今年2024年で、200周年を迎えています! おめでとうございます♪
Marchesi / マルケージはミラノ市街のど真ん中で、マルケージ家によって1824年に創業。クリスマスの定番パネトーネで有名ですが、基本的にチョコレート、コーヒー、バニラ、マロングラッセを4本柱としてミラネーゼたちを虜にしてきました。
そのマルケージがロンドンに進出してきたのは2019年。2014年に同じくミラノ生まれのファッション・ブランド、プラダによって買収されたことにより、世界進出の礎ができたのですね。しかしなぜプラダが飲食事業を・・・どうもミラノの文化遺産を守るため保存に乗り出したということのようです。買収後はミラノ市内に新規店もオープンし、現在は市内に3店舗を展開。
そしてこちらがロンドン店!
私はミラノ本店には行ったことないのですが、写真を見る限り同じテイストを再現しているようです。木製フレームのショーケース、そしてアルミ・トレイの商品ディスプレイ。このクラシカルな感じがたまらないですね^^ いちおうアール・デコ調だそうですが、フランスのテイストとは一線を画しています。
モス・グリーンのソファがなんとも言えず魅惑的です。お菓子類は本場イタリアらしく小ぶりなものも数多く取り揃えており、ショッピングに疲れた時にサクッと立ち寄り、コーヒーと一緒に軽〜く頬張るのにちょうど良い。この通りはメイフェア内でも指折りの高級ショッピング通り、マウント・ストリート沿いにあり、目の前にはロンドンきっての高級ホテル、ザ・コノートが・・・スイーツだって上品サイズの方が収まりが良さそうです^^
それにしても200周年とはおめでたいですね。プラダはここ数年、このカフェ事業で相当な損失を出しているようですが、確かに文化遺産の保存という側面では多大な貢献と言えそうです。
フェスティブ・シーズンはすぐそこ。今年のパネトーネは創業200年のマルケージで、古典に返ってみるのはいかが?