10年目の愛。街のリズムがコーヒーを焙煎する空間

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Frequency Angel Square フリークエンシー エンジェル・スクエア店

カフェは小さい方がいい。なーんて、思っていませんか? でも実は、大きな近代的なビル内でも、ちっともクラフト感を失わないお店ってあるんですよね。

最近行った中では、バンクサイドに新しく誕生しているNagare Coffeeのベーカリー専門店がすごかったです。つい10月9日に名前もNagare Bakeryと改称して、ベーキング・アイテムを増やしますます魅力的に。近代的なマンションの1階だけれど、あの時間が止まったようなカフェ空間を保持しているのですよね。

インテリアの仕様をうんと工夫すれば、味気なくならない。そんなカフェがロンドン市内で増えてきています^^

北ロンドンのエンジェル駅を通り過ぎ、クラーケンウェルへ向かう角地。昨年秋に完工した「Angel Square」という名のビルに収まっている「Frequency Coffee」も、現代的な建造物の中でクラフト感を発揮している好例です。

フリークエンシー・コーヒー!忘れもしません。ちょうど10年前にキングス・クロスの目立たない通り沿いに1号店がオープンし、とっても素敵だったので当時レビューしました^^

オーナーさんはもともと音楽を勉強するためにロンドンへやってきたベネズエラ出身のジャスト・トリピエさん。大学へ通ううちにカフェ文化に魅せられ、バイトを始め、ついにオーナー・ビジネスに参画。キングス・クロスの裏通りに手作り感いっぱいの1号店をオープンし、この10年で何軒ものブランチを立ち上げました。

巨大な柱と、温かい木材の床、テラコッタ風のマイルドなカラーが絶妙な空間を創り出しています。

このエンジェル・スクエア店は、何階分もあろうかと思われる高い天井、大通りの喧騒を見渡せる背の高い窓が最大の特徴。2017年に始めた自家焙煎のコーヒー豆で淹れる一杯も、しっかりとした香りを放っています。小さな1号店とは全く違う仕様なのに、変わらぬ温もりを感じるのが、とても不思議。

キャロット・ケーキ!美味しかったです。もちろんコーヒーも♪

椅子の高さがカウンターの高さと合ってなかったけど^^; 立って仕事する人もいます。次回はスコーンと紅茶にしてみよう。

オフィスに向かう途中でコーヒーを買う人、仕事の合間に軽食を取る人、学生さんたちの集まり、打ち合わせの前後にひと息つく一人客まで、本当にさまざまな客層だなぁと。

巨大な箱を、まるで小さなクラフト・カフェのように感じさせる魔法は、どこから来るのでしょう。オーナーさんの音楽への思いが込められた「Frequency」(周波数)という店名に、何か秘密がある気がしてなりません。

街のリズムや人々の周波数に合わせて、やさしく気遣いのある空間を作ること。気持ちのこもったペイストリーやケーキを揃えること。コーヒー豆の選定や焙煎にこだわり、一杯を丁寧に淹れること。個性を失わないこと。そんな当たり前のことをするだけなのですよね。

一杯のコーヒーを飲んで、誰にも邪魔されずに少し仕事をして、また街へ戻る。そんな日常のワンシーンを快適に演出してくれる使えるカフェです^^

窓の外から中を見ると・・・

1 Torrens Steet, London EC1V 1NY

店名Frequency Angel Square
最寄り駅Angel
住所1 Torrens Steet, London EC1V 1NY
電話番号020 7813 7931
営業時間毎日 7:00 – 20:00
URLhttps://frequencycoffee.com
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About Author

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岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系制作会社にて数多くの日本語プロジェクトに関わった後、2009年からフリーランス。2014年にイギリス情報ウェブマガジン「あぶそる~とロンドン」を創設。食をはじめ英国の文化について各種媒体に寄稿中。著書に『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房) 『ロンドンでしたい100のこと』『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日』『コッツウォルズ』(自由国民社)。カルチャー講座の講師、ラジオ・テレビ出演なども経験。これまで1700軒以上のロンドンの飲食店をレビュー。英国の外食文化について造詣が深く、近年は企業アドバイザーも請け負っている。チャネリングをベースとしたヒーラー「エウリーナ」としても活動中(保江邦夫氏との共著『シリウス宇宙連合アシュター司令官 vs.保江邦夫緊急指令対談』もある)。仕事のご依頼は ekumayu @ gmail.com までお気軽に。

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