庭の冬支度

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Uk☆エコ・ガーデニング格闘記


うわっ、気づいたらもう師走!今年も1年あっという間でした~。今年は寒さが穏やかな秋だったので油断してました。もう冬ですね、冬支度を急がないと!我が家のコトネアスターもきれいに色づいてます。赤い丸い木の実がかわいいシュラブですが、丸い小さい緑の葉が11月半ばから徐々に赤みを帯び、2週間ほどで真っ赤に紅葉しました。赤い木の実はさびしい庭を明るくしてくれるだけでなく、小鳥の冬の大事なエネルギー源にもなります。枝が這う性質を持っているので地面を覆うグランドカバーに利用したり、壁に沿わせて育てても素敵です。

IMG_1274_convert_20141205235937冬の庭を彩るコトネアスター

11月までは大きなきれいな花を咲かせていたコスモスですが、12月に入ると花が徐々に小さくなってきました。うちの庭は日当たりが悪いので、お日様の大好きなコスモスにはちょっと辛いかもしれません。せっかく咲いても雨と寒さで花びらが痛んでしまいます。そろそろ処分しないといけないけど、がんばって咲いてるのを見ると抜いてしまうのもしのびなく・・・。ちょっと見苦しい姿ですがもう少しおいておこうかな。また晴天になったらきれいに咲くかもしれないし。

IMG_1755_convert_20141108074439 - Copyまだきれいに咲いていたころのコスモス

11月半ばから後半にかけてチューリップの球根の植え付けをしました。10月くらいからでもいいかもしれないのですが、雨が続いていたのと今年は暖かい秋だったので。チューリップの球根はある程度土の温度が下がってから、秋の長雨が終わったくらいに植えつけると良いそうです。うちでは毎回リスに荒らされるので、チキンワイヤーやネットで鉢や地面を覆ってガードしています。いかにリスの被害を減らすかが毎年この時期の課題です。

IMG_0306_convert_20141119025417この春チューリップフェスティバルで注文した球根が10月半ばに届きました

チューリップを植えるために大きな鉢が必要だったので、耐寒性の低いカンナとダリアを鉢から抜きました。冬の間はコンポストを入れた箱の中で保管。霜にあたったり凍ったりしない小屋の中で過ごさせます。どちらも今年買った物ですが、かなり株が大きくなっていました。うまく冬を越させて、来年はさらにいっぱい咲かせることができたらいいなぁ。

IMG_0650_convert_20141120030140来年の春までお休み~

冬用のコンテナには種から育てた葉牡丹と白妙菊に加え、挿木で増やしたアイビー、斑入りアルテミシア、ヒューケラを植えました。いつもはシクラメンやビオラなども買って植えるのですが、今年は何も買わず。あるものだけで間に合わせました。葉牡丹は模様があまり出ていなくて、ただのキャベツの苗のようです・・・。そのうちきれいに模様が出た葉が巻いてくれるのでしょうか。かたつむりにかなり食べられていますが気長に待ってみます。

IMG_1809_convert_20141108080706今年は安上がりな冬のコンテナ

ダブルベゴニアも霜にあたって葉が痛んできたので球根を堀上げました。今年も長い期間咲いてくれました。こちらはバーミキュライトを入れた袋の中で保管、冬を越します。今年で2回目の冬越し。3回目の冬越しを迎える球根をその前の週に堀上げたのですが、そちらは球根が巨大化してました。来年が楽しみです。

IMG_0652_convert_20141120030234今年もお疲れ様!

ベゴニアを抜いた後の鉢に、株分けで増やしたヒューケラやヒューケレラと斑入りのビンカを植えました。この時期お花はないですが、ヒューケラやヒューケレラは葉色が豊富で、冬の庭にはかかせない植物の一つです。斑入りのビンカは葉が大きく、クリーム色の斑が入っているので明るい雰囲気になりますね。ビンカとヒューケラ・ヒューケレラはどちらも常緑で、やや日陰でも大丈夫なところがうれしいです。花をたくさん咲かせたい場合はある程度日に当てたほうがいいので、春になったら移動させたほうがいいかな。

IMG_0692_convert_20141121030243Vinca major ‘Wojo’s Jem’

レモンとオレンジの木を霜の当たらない小屋の中に移動。レモンの木は大きくなっていたので、小屋の窓からの光が届かない部分の枝を切って少し整理しました。良かったのかな~?

IMG_1570_convert_20141101031136レモンの実がかわいくて切れません

霜で痛むといけないので、庭中の木や宿根草の周りをコンポストで厚く覆いました。冬の間のお布団です。コンポストは自分の家で作ったものを使いました。茶殻や野菜くず、庭の剪定ゴミ、芝刈り後の芝や落ち葉などをコンポスト・ビンに入れ、何ヶ月か置いておいたものです。時々混ぜるのですがこれが一苦労!コンポスト・ビンを3つ使っているのですが、芝刈りの量がすごくていつも満杯で混ぜるのもなかなかの重労働。でもゴミが土に返った姿を見るとなんだか感動します。枯れた植物が虫や微生物の力を借りて腐葉土になり、また次の世代を育てるために役に立つんですね。無駄なものって何もないんだなぁと。コンポスト代も節約できるし、ゴミの量も減って一石二鳥です!

IMG_0815_convert_20141130043910腐敗臭もなく土のいい香りがします

寒くなると小鳥も体を守るためさらにエネルギーが必要となります。バードフィーダーの中の餌は雨で腐ったりすることもあるので、定期的にチェックして古くなった餌は入れ替えが必要ですね。うちではリスが餌入れを丸ごと持っていったり、壊して全部食べたりするので、いろんな形のバードフィーダーを試してます。リスはすごーくしつこくやってくるので、根競べになってます。最近買った金属製の丸いバードフィーダーは今のところリスの攻撃を免れています。

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これから寒さが徐々に厳しくなってくるので、庭の冬支度も万端にしておきたいですね!うちではまだ終わっていないので、これからしばらくまだ庭仕事が続きます^^

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About Author

在英20年、ロンドン郊外の自宅の庭で節約とリサイクル・無農薬をテーマに土いじりに奮闘、花や木、ハーブ、野菜や果樹などいろいろ挑戦中。3年間のカレッジ生活を経て園芸とガーデンデザインの資格を取得。フラワーショーや造園現場の通訳・コーディネイト、デザインや園芸相談、メンテナンスサービス、ガーデンガイド等10年ほどやってます。庭と旅とお笑いをこよなく愛する植物オタク。ここ数年家族の闘病等でガーデニングもブログもサボってました(;^ω^)ぼちぼち復活できるかな?ブログ「イギリスの片隅で庭仕事」http://gardenuk.blog.fc2.com/もそのうち復活する予定。

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