ウェブカメラは見た! クリスマスCMの真実の好感度

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毎年、だれもが話題にするクリスマスのTV広告。今年もごたぶんにもれずバラエティに富み、なかなかの力作ぞろいのよう。11月の7日ごろから英メディアも記事を掲載しはじめ、(ほとんど)すべてのオンライン新聞が一挙に動画をアップしていますが、少しずつちがうラインナップに、各紙の読者層や報道傾向が表れているようで、いと面白し?

たとえば:

Independent

Daily Mail

Express

Metro

Mirror

Telegraph

マッチョなおじさんイメージのあるSun までもが追従しているところをみると、英国では(ほとんど)すべての国民が、クリスマスのCMをこぞって楽しみにしているのがわかりますね。

そんななか、どうしても「*uck」と聞こえる!と話題になったのがM&SのCM(歳のせいで耳が悪くなったのか、何度聞いてもわたしにはそう聞こえないのですけど…聞こえます?)。一方、進化したコンピューターテクノロジーが思わぬ勘違いがすることもある、という典型的な例が、このクリスマスの話題です。機械を100%信用するかしないかは別にして、コンピューターテクノロジーを使ったデータをもとにした2017年クリスマスTV広告の好感度ベスト10が、業界人向けのウェブサイトで発表されました。ウェブカメラが読み取った視聴者の表情から、分析したんだそう。

結果は、自虐ネタみたいなCoca Cola がトップ(日本では、コーラを飲む人を最近とんと見ませんが)。やっぱり英国人の好みのCMは、ストレートなファンタジーよりもちょっとヒネくった感じ? 次点は、ハートウォーミングなミニドラマシリーズになっているVodafone でした。かつて英国民を感動の渦に巻きこむことに成功したJOHN LEWISは、パクリ容疑スキャンダルもあったりで、悲しいかな、ランク外。

余談ながら、海を越えた米国では、クリスマスはとにかく陽気、というイメージがありますけど、メラニア大統領夫人がプロデュースしたホワイトハウスのクリスマスは、陽気というより不気味? そんな声(大合唱)もネットでは聞こえているようで、これがままたTVトーク番組の格好のネタとなり、ここここでも大ウケ!

とにもかくにも歳月不待人――indeed。笑って酔っぱらって騒いで泣いて怒ってのクリスマスモードに入っている英国では考えられないことですが、日本では、年末の大掃除が話題になりつつあります。どこで泣こうが笑おうが、今年はあと1カ月足らず。みなさん、何をするにしても有意義にすごしましょう!

ablon 47# december

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About Author

京都東山の生まれ。19歳から雑誌の仕事(編集者/スタイリスト/コーディネーター/ライター)に携わる。英国では、憧れのフローリストの下での花修行や、尊敬するアーティストが学んだカレッジで現代アートを勉強し、通算11年間のロンドンライフをエンジョイした。オーサカン(大阪人)となった今も、“心”はロンドナー。変わらぬ日課として読むUK のオンライン新聞から、旬なニュースをあぶそる~とロンドンのためにピックアップ。帰国後は本の翻訳を手がけ、この5月に『ヴェネツィアのチャイナローズ』(原書房)、2014年7月に『使用人が見た英国の二〇世紀』(原書房)、ほかを上梓。ロンドンで目覚めた世界の家庭料理チャレンジ&花を愛でる趣味ブログserendipity blogは、開設して11年目に突入。

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