隙間の話

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cafevisit


先日、バイリンガル子育てサロンを主宰している友人のセミナーのオマケとして
iPadでお絵描き のワークショップをした

プロジェクターを使って大きな画面で説明していかないと難しいし…
その準備が出来なかった今回のワークショップは、失敗

参加してくれた人達に、申し訳ない!!!と心の中で叫びながら
1週間が過ぎようとした時
フォローアップメールを出すことに決め、文章と写真で
少しづつ、iPadでお絵描きをする方法を、伝授することにしたんだけれど

文章と写真で、iPadでのお絵描きを説明する方法は
絶対に難しいと思っていたから、今まで全く考えになかった
だけど今回は、そんなこと言ってられないし
それをどうしてもやらなければならなかったのでトライした

で、やってみたら意外とできるかも?!と思ったのでございます

これが出来れば、島田カオルのiPadでお絵描き教室が
インターネット上で出来るようになる!

やっぱり!失敗は、成功の素!新しいドアを開ける鍵だ!

ホント失敗を毎日しながら、私は進んでいるんだな、とまた実感…

さて、今回のお話は、私の座右の銘である… 失敗は成功の素
というお話ではなくて

先日お絵描きワークショップで行った月島を散歩していてたくさん見た隙間の話

隙間の好きな私はちょっとドキドキしてしまいました

そう言えば、以前ブログにそのテーマで書いたものがあったので
ちょっとそれも借用しちゃいます

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以前どこかで聞いたことがあるのだけれど

東京は、狭い土地を切り売りして、そこに鉛筆のように細いビルを
狭い狭い隙間をとって、建てているから

東京には隙間が多い、そうなのだ

ロンドンには 建物がずっと繋がっているテラスハウスが多いし
建物と建物の間には、東京の建物と建物の間に残る
ような 狭い隙間は あまり見られない

そういえば、エジンバラのオールドタウンには中世の頃の名残である
closeと呼ばれる細い隙間路が幾つもあったけれど
でも、日本の家と家の間にある隙間とは、違う

日本は隙間の中に、普通は見えない(でも子供には見える)世界が存在している
ワンダーランドなのかもしれない…

部屋の中の 隙間には埃がたまったり
ものが落ちると、取れなくてずっとそのままになってしまったり
隙間風っていうと、寒そうだし
隙間にはあまり良い印象はないけれど

でもやっぱり隙間って、ちょっとワクワクする

覗いてみたくなるし、入ってみたくなる!

これは、子供時代の想い出隙間事件 の数々…

私がいつも一緒に遊んでいた従兄弟のアキちゃんが
だんだんと細くなる 隙間に入り込んでしまって、出られなくなって
大変なことになってしまった
もう一人のモッちゃんは、遊んでいたら 隙間に落っこちて怪我をしちゃった!
それにもう一人、ハルちゃんは
隙間に顔を突っ込んだら、頭が 抜けなくなっちゃった!

あっ、でも、いい思いもしたことがある

洗車をしたら 隙間に 落ちている100円玉を幾つか見つけ
それがお小遣いになって、嬉しかった、っていうこと

隙間の想い出は、色々あるのだ…

隙間を見ると、私は今でも覗いてみたくなる!

小さな穴もそう、絶対に覗いてみたいじゃない?

隙間の先には、なにか別世界あると、思ってしまうのは子供だけじゃないないでしょ?

きっと 向こう側には何か面白い事 が待っている

見ようと思えば、それが見える

日常の世界に、不思議なもの、面白いもの奇妙な物って
存在しているけれど、それって、多分
覗かないと見えないのだと思う

隙間を見つけたら、とにかくちょっと立ち止まって覗いてみましょう!

「私には、朝の急いでいる時間、出勤途中で、そんな隙間を除く時間がない!」

と、思った貴方、大変かもしれないけれど
ちょっと早起きをしよう!
そして、隙間を見つけたら、覗く時間を持つのだ!

そしたら、きっと見えるはず、何が見えるかわからないけれど

昨日のモノとは違う何かがそこに見えてくる、と思うな…

th_豊洲

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【きょうのヒント】
今日のヒントは、月島の隣の駅、新しい隙間の無さそうな町にある
爽やかな風が通る気持ちの良いカフェ
お庭では、バーベキューも出来るんだって!

⬇︎はバイリンガル子育てサロンを主宰しているミナのブログです
http://s.ameblo.jp/mina-in-usa/message-board.html

【前回のこたえ】
DEAN & DELUCA CAFE
たまプラーザテラス

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東京生まれ、ロンドン在住の絵本作家。高校卒業してすぐに渡米。その後、パリ、南仏に暮らし、ロンドンへ。ロンドンでセシルコリン氏に師事、絵や陶芸などを学ぶ。1984年からイギリス人の夫と2人の子供と暮らしながら東京で20年以上イラストレーターとして活躍、その間、「レイジーメイドの不思議な世界」(中経出版)の他、「ある日」「ダダ」「パパのたんじょうび」(架空社)といった絵本を出版。再渡英後はエジンバラに在住後、ロンドンへ。本の表紙、ジャムのラベル、広告、お店の看板絵なども手がけている。現在はロンドンのアトリエに籠って静かに絵を描いたりお話を創る毎日。生み出した代表的なキャラに、レイジーメード、ダイルクロコダイル氏などがいる。あぶそる〜とロンドンにはロンドンのカフェ・イラスト・シリーズを連載。好きなものはお茶、散歩、空想、友達とのお喋り、読書、ワイン、料理、インテリア、自転車、スコーン、海・樹を見ること、旅行、石(特にハート型)、飛行場etc etc...

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