大人の遊び心

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cafevisit


またか…と、思われてしまうかもしれませんが
もう一軒だけ、カフェビジットHackneyです

さて、今回のカフェも、駅に向かう途中出会ったお店なんだけれど
入ってみたら、美味しい匂い!
そこは大きな釜がいくつかあるパン工場だったのです
美味しいパン工場のやっている美味しいカフェ
として地元で人気なお店なのでしょう
パソコンや本やノートを広げて仕事をする人
大きな犬を連れてお散歩の途中に立ち寄る人
コーヒーを飲みながら、孫と一緒にパンを齧っている人…
老若男女で満員です

壁には子供の描いた面白い作品が飾ってあり、販売もしています
私はジックリと一枚ずつ、見入ってしまいました
子供の感性の自由度は、どうして?いつ?失われてしまうのでしょう?
大人になっても、子供の時には誰でも持っていた
自由に遊べる能力を維持するって、なんでこんなに難しいのでしょう!

遊びの心を維持するって、難しいことなのです

「遊んでばかりいちゃ駄目でしょ!」

と、言われて育てられた私たちが、大人になったら

「遊び心を忘れてはいけない」

なんて、言われてもね…

でも、遊びだすと、その心も戻ってくるようです

このカフェは、大人が遊びの心を取り戻す企画もやっていました

日曜日に集まって、おしゃべりしながら皆んなで一緒に料理をして
その後は、楽しく食べて、楽しい時間を共有する
地元では、人気のコミュニティーのようでありました

こういう地元密着型で社会貢献しているカフェが
どうやら増えているみたい

様々な問題を抱えている人達が集まって、話し合える場所
としてのカフェ、賞味期限が切れただけで
まだ十分に使える食材をスーパーマーケットからもらってきて
料理を作ってホームレスの人々に提供するカフェとか

小さくてもキッチンが付いていて、テーブルと椅子が用意されていて
気持ち良く、時間を過ごせる場所を提供するのがカフェだから
こういういった企画には、ぴったりなのでしょう

E5

そういえば、1ヶ月ぐらい前だったかな?
日本のインターネット業界では名の知れた
伊勢隆一郎氏とマツダミヒロ氏企画
【クルージングの旅にご招待!】
という、目を引いた面白そうな、怪しそうな企画を見つけました

私はこの2人の企画だったら、愉快そうだな、と思って
そこに参加することにしたのだけれど
ダイルクロコダイルの幼年期の本を売るための
プロモーションの一環にもなりそうだったから
というのが、もう1つの理由

面白そうだから、と気軽に参加することにしたけれど
ただクルージングを一緒にして楽しむ、というのだけが目的ではないわけで
そこには、伊勢さんと、ミヒロさんの熱い思いが詰まっていました
まずは、3人グループを作って参加することが条件、そしてそれぞれの
得意部分を生かしながら、3人で社会貢献につながる
プロジェクトを構築する、というのがテーマ

まずは3人で始め、それを大きく広げていって欲しい
継続性のある社会貢献をして欲しい、という事なので
そこからお金も生み出さなければいけないし
人の力を借りていかなければならない

私のキャラクターのダイルクロコダイルの幼年期の本の
プロモーションの一環にもなるだろうし…なんて、気持ちで
気楽に参加したのだけれど、なんだかこれは壮大なプロジェクトに
発展しそうな氣配がしてきたのでございます

私の3人グループは、プロジェクトマネージャーのユキちゃんはカナダから
文章系担当の桂は福井から、アート系でロンドンから私の参加
面白そうじゃない?こんなことを考えるだけでも楽しくなるでしょ

私達は、今次の課題突破に向かって
毎日メッセンジャーでやり取りをして、進めている

これが、一体どんな事になるのか、私達もわからないけれど、でも
クルージングに参加できなくても、これを切っ掛けに3人で
こんなにも、毎日仕事以外に、海を越えて真剣に身の回りの問題について
書き出して、話し合って、考えて、削って、足して、テーマを
絞って、課題に取り組んでやり取りをしてしているのだから
何かとても素晴らしい新しい物語が出てくると思う

なんでも、楽しく愉快に物事を進める事ができたら
それは、継続性のあるものになるし、多くの人を巻き込む事も出来るはず

社会貢献だって、やっぱりそういう遊びの心が大事なのだ!

また、そんな結論に達したのでございます!

+++++++++++++++++++++

【きょうのヒント】
今回のヒントは、もう超簡単!
Hackneyの駅からすぐの、高架カフェ
近くにカフェが、もう一軒あったかな?でもここは
いい匂いがするからね!すぐわかるはず

【前回のこたえ】
L’eau a la Bouche
35-37 Broadway Market, London E8 4PH

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東京生まれ、ロンドン在住の絵本作家。高校卒業してすぐに渡米。その後、パリ、南仏に暮らし、ロンドンへ。ロンドンでセシルコリン氏に師事、絵や陶芸などを学ぶ。1984年からイギリス人の夫と2人の子供と暮らしながら東京で20年以上イラストレーターとして活躍、その間、「レイジーメイドの不思議な世界」(中経出版)の他、「ある日」「ダダ」「パパのたんじょうび」(架空社)といった絵本を出版。再渡英後はエジンバラに在住後、ロンドンへ。本の表紙、ジャムのラベル、広告、お店の看板絵なども手がけている。現在はロンドンのアトリエに籠って静かに絵を描いたりお話を創る毎日。生み出した代表的なキャラに、レイジーメード、ダイルクロコダイル氏などがいる。あぶそる〜とロンドンにはロンドンのカフェ・イラスト・シリーズを連載。好きなものはお茶、散歩、空想、友達とのお喋り、読書、ワイン、料理、インテリア、自転車、スコーン、海・樹を見ること、旅行、石(特にハート型)、飛行場etc etc...

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