シャーロックを追え!→10月17日〜来春

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カンバーバッチの強烈なシャーロックに打ちのめされているあなた!
彼の目線でロンドンを体験するチャンスの到来です ^^

ロンドンの街を歩いているとポスターが至るところに貼ってあるのでもうお気づきかと思いますが、10月17日(金)〜2015年4月12日(日)の期間中、シティにあるロンドン博物館でシャーロック・ホームズ展が開催されます。

展覧会のキャッチ・コピーがわりとふるってます。

Sherlock Holmes – The Man who never lived and will never die
シャーロック・ホームズ:決して存在せず、死なない男

いい感じです ^^

今回はかなり力を入れたメジャー・エキシビションです。ロンドンをテーマにした博物館だけに、言って見れば「シャーロック・ホームズとロンドン」がメイン・テーマ。ホームズという架空の探偵が歩いたヴィクトリア朝後期のロンドンがどんなだったかを紹介していきますが、もちろんホームズが主役はってますのでご心配なくw

鳥打ち帽にガウン・コートのシルエットが定着しているホームズですが、このイメージって最初にコナン・ドイルのストーリーに挿絵を付けたイラストレーター、シドニー・パジェットの想像力に寄っているんですよね。後世の翻案作品もずっと、このイメージを元に人物像を作っていきます。

Sidney Paget, Dec 1892, engraving, ‘The Adventure of Silver Blaze’, Strand Magazine ©Museum of London.jpg

Sidney Paget, Dec 1892, engraving, ‘The Adventure of Silver Blaze’, Strand Magazine ©Museum of London

Sherlock Holmes cover 1903 first edition published New York © Museum of London

1903年にニューヨークで
発行された『Original Adventures
Sherlock Holmes』初版本書影
© Museum of London

「シャーロック・ホームズ」は、「Strand Magazine」という日本で言えば「新青年」みたいな雑誌に連載されていたんですね。エンターテインメントが限られていた当時、ものすごい人気だったようで、コナン・ドイルが他の作品を書きたいがためにホームズを亡き者にしたら読者の総スカンを食って再開せざるを得なかったというw

その他、今となっては伝説の「霧のロンドン」が誘発したアートなども展示。そうそう、カンバーバッチがドラマで着用したコートの展示もあるみたいなのでお見逃しなく☆

10月18日から12月20日までの毎週土曜日は、11am-12:30pmまでシャーロック・ホームズ・ウォーキング・ツアーも行われます。詳細はこちらで。

シャーロッキアンでなくても楽しめそうだし、この期間にロンドンに来られる旅行者の皆さんも、興味があればぜひ運ばれてはどうかと思います。私は日本語パンフレットの翻訳を担当させていただきましたので、パンフも手にとってみてくださいね〜♪

Sherlock Holmes展
10月17日(金)〜2015年4月12日(日)
毎日 10:00 – 18:00
入場料:10.90ポンド(学生・シニア 9ポンド)
場所:Museum of London
最寄駅:Barbican / St Paul’s
www.museumoflondon.org.uk

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About Author

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岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系制作会社にて数多くの日本語プロジェクトに関わった後、2009年からフリーランス、各種媒体に寄稿中。2014年にイギリス情報サイト「あぶそる~とロンドン」を立ち上げ、編集長として「美食都市ロンドン」の普及にいそしむかたわら、オルタナティブな生活、人間の可能性について模索中。著書に『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房) 『ロンドンでしたい100のこと』『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日』『コッツウォルズ』(自由国民社)。NHK文化センター名古屋教室「江國まゆのイギリス便り」講師。MUSIC BIRDのラジオ番組「ガウラジ」に月一でゲスト出演。チャネリングをベースとしたヒーラー「エウリーナ」としても活動中(保江邦夫氏との共著『シリウス宇宙連合アシュター司令官 vs.保江邦夫緊急指令対談』もある)。Instagram: @ekumayu

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