クリエイターたちのロンドンの家 – 1

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interior


前回は著名インテリアデザイナーのお宅を取り上げた日英の雑誌記事を比較して、インテリアに対する日英のアプローチの違いを見てみました。

今回から数回にかけて、他の誰のものでもないオリジナルな空間をつくりあげたロンドンを拠点に活躍するクリエイターのインテリアを見ていきます。 特定の型にはまらないオリジナルなスタイルを数多く見ていくことで、「シンプルモダン」、「アジアンリゾート」など日本のインテリア誌にありがちな「スタイルの呪縛」から解き放つことを目的にしています。

1人目はモントリオール生まれのエシカルジュエリーデザイナーPippa Small(Pippa Small Jewelley)。 文化人類学の学位を持ち、アジア・アフリカ・インドの各地を旅して原始的な生活を営む人たちの中で生活してきた彼女、インドのお祭りホーリーを彷彿させる彩度の高い色彩にインスピレーションを得ていることがよくわかるお家です。

彼女のトレードカラーであるホットピンクのソファを中心にしたリビング。 クッションはウズベキスタン、ラグはトルコとチベット、キャビネットに飾った陶器はモロッコ・日本・エジプト・パナマなどすべて旅先から持ち帰ったもの。

Pippa Small at home

ソファの後ろの壁にかかっているのはインドの布。 一年の半分は旅先でクラフトを作る人たちと暮していたという彼女は全ての物に現地の人との思い出が詰まっているそう。

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アパートはもともとディベロッパーが独身男性をターゲットに建てたため、黒と白を基調にしていたそう。 黒だったピカピカのキッチンをターコイズ色に塗り替えたPippa。 キッチンのドアを塗り替えるのは簡単だけど有効な模様替えの方法。

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彼女の仕事場は旅先から持ち帰ったものがインスピレーションの源に。

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アクア色のベッドルームの壁の質感はわざわざ新しい壁にライム(しっくい)を何重にも塗って古い家に出るような壁の質感を出したもの。 ベッドリネンはもちろんホットピンク。

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Colour inspires me and makes me very happy. 色がインスピレーションをくれて幸せにしてくれるの。

カラフルな色彩がぶつかり合い色彩の祭典と言うのにふさわしい彼女のノッティングヒルのフラットをもっと見たい方はこちらでご覧になれます。

(写真のソース:Homes&Property UKDaily MailIntroducing New Worlds With A Shrug

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About Author

建築インテリアデザイン事務所 Yoko Kloeden Design 経営。 大学卒業後、総合商社や電機メーカーで海外を飛び回るバリキャリ生活を10年した後、夫婦でロンドンに移住、在英8年。 長い海外出張生活で経験した個性のかけらもないアパートやホテル、味気ない空港ラウンジに、空間がいかに人間の心に影響を与えているかに気づく。ロンドン到着後、猫も杓子も家の改装をする文化に衝撃を受け、建築インテリアデザインを学校で学び直す。 ロンドン内のデザイン事務所で修業した後、独立。現在は、南西ロンドンのスタジオで主に個人住宅や商業施設の改装案件を手掛ける。| Instagram @yokokloedendesign | 個人ブログ:https://blog.ladolcevita.jp/

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