春だからこその、「通報せよ」キャンぺーン?

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仕事を終え、束の間の解放感に、ほっとしながらオンライン新聞をブラウズしているとき、ブルータス、じゃなかった、ロンドナー男子、おまえもか!と言いたくなる記事に遭遇。満員の地下鉄内で起こる、不愉快な出来事の話です(日本では地下鉄以外でも)。個人的には、ロンドンのチューブで経験することは一度もなかったので安心してたんですが、そうではなかったんです。みなさん、お気をつけください!!

え、で、なんの話? あ、痴漢の話です。数日前、インディペンデント紙を見て、正直、驚きました。BTP(英国鉄道警察)が性的ハラスメントの取り締まりキャンペーンの一環で発表した、表現がきわめて直截的なビデオ、ご覧になられましたか? いや、リアルなんです、またこれが…。ここまで真に迫るいやらしい演技をした痴漢役の男優さんは、素顔のままで、今後もチューブに乗ることができるのだろうか?

と、心配になるほどです。「×」シールで「チカン防止」を広めようなどという、やんわりな日本のキャンペーンとは、さすがに英国は切りこみ方がちがう! それにしても、満員の電車やバスのなかでの痴漢行為は日本独特のものと思いこみ、ラッシュアワーのチューブのなかでは、変(?)な場所が触れないように体の向きを変える男性が多い、と思っていたのに、ロンドンは紳士ばかりじゃなかったことがショック。

まあ、日本の公共交通機関には「女性専用車」というものがあるのはありがたいけど、いずれにせよ痴漢行為を減らすには、受けたら通報することが重要です。小鳥を見ても猫を見てもおわかりのように、春は繁殖の季節。紫外線にあたると発情ホルモンが増加するそうなので、動物であるわたしたち(男子だけとは申しません)にとっても、発情は自然な現象ではあるわけです。けど、男子諸君よ、理性をもて!

 

P.S. 現在とりくんでおります本(訳書)は、来月、刊行です。再校がでるまでひと息入れてます。が、作業はまだつづく…

ablon 2015 apr (1)a

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About Author

京都東山の生まれ。19歳から雑誌の仕事(編集者/スタイリスト/コーディネーター/ライター)に携わる。英国では、憧れのフローリストの下での花修行や、尊敬するアーティストが学んだカレッジで現代アートを勉強し、通算11年間のロンドンライフをエンジョイした。オーサカン(大阪人)となった今も、“心”はロンドナー。変わらぬ日課として読むUK のオンライン新聞から、旬なニュースをあぶそる~とロンドンのためにピックアップ。帰国後は本の翻訳を手がけ、この5月に『ヴェネツィアのチャイナローズ』(原書房)、2014年7月に『使用人が見た英国の二〇世紀』(原書房)、ほかを上梓。ロンドンで目覚めた世界の家庭料理チャレンジ&花を愛でる趣味ブログserendipity blogは、開設して11年目に突入。

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