人生を豊かにする「スパーク スコーン&バイシクル」

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私は決して運動は得意な方ではないけれど、チャンスがあればなんでも広く浅くかじってみたいタイプである。

歳を重ねていく上で、自分の足で立ち、歩くだけの体力づくりはこの先必要だ。3年ほど前水泳を始めた時に、知り合った友人から24時間リレーマラソンに誘われた。リレーマラソンに参加したら、山登りにも行こうよと誘われた。そんなこんなで自分の体力に見合った低山ハイクを仲間と楽しんでいる。私達の山登りには必ず「お楽しみ」がついてくる。例えば温泉だったり、山頂すき焼き大会だったり。息が上がり足が悲鳴をあげた先には、物理的な喜びを自分たちで用意していることと(笑)、そのゆく先で出会う心ときめく何かを得る喜びがたまらないのです。

そんな「お楽しみ」のお店を発見したのです。場所は兵庫県の県庁所在地、神戸。山と海に挟まれた「坂の町」にありました。その名も「スパーク スコーン&バイシクル」🚴‍♀️🚴‍♀️🚴‍♀️ もう店名だけで胸ときめきます♡

まずはInstagramを一緒に覗いてみましょう♪  画像からはスコーンより断然バイシクル!と思われるかもしれませんが、一枚一枚日を遡ってみると、オーナーさんのきらめく思いがつまっています。大人も子供も関係なく、同じ目線に立ってバックパックを背負い旅する時間。どの国を訪れようとも、そばには必ず自転車がある。ロンドンのサウスバンクやエンジェルの風景も見られます。またスリランカの茶園を訪れている写真は実に興味深い。移りゆく四季で見る広大な景色でのスポーツ、その土地の食や音楽。すべてが自転車とお茶の時間を通して楽しんでおられる様子が伝わってくるのです。これぞ最高の「お楽しみ」♪

右下:スリランカ紅茶旅 工場見学。とれたての茶葉を乾かす工程他、季節、その土地を通じたお茶と自転車の楽しみ方を垣間見れるインスタグラムたち

オーナー冨田さんが30年程前に初めて旅先カナダで食べたスコーン。午後の紅茶にジャムとクリームをたっぷりつけて、素朴で美味しい幸せな時間を発見されたそうです。日常でもその豊かな時間を多くの人に過ごしてもらえたなら…とお店をオープンされました。カフェでスコーンを焼き始めて21年。スコーン専門店になって11年。当時まだ日本にはスコーンが食べられるお店が今ほどなく「スコーンって何?」の世界でした。カナダで初めて口にした味、度々訪れたイギリスのお気に入りだったスコーンの味を思い出しながら、日々試行錯誤の毎日。そしてようやくたどり着いたのが「今の味」。

『旅で出会ったときめく何か』を常にインプットしつつ、この先もスコーンを作り続けていく

この日もオープンするや否や大賑わい。座席の予約をして行かなかったのですが、なんとか一人席を確保できました。お隣4人がけテーブルは予約席。座席予約は電話で受け付けています。
イギリスではアフタヌーンティーよりカジュアルな感覚で親しまれているクリームティー。私は焼き立てスコーン2種のクリームティーセットをオーダーしました。

スコーンは毎日その日に販売する分を焼き上げます。数多く取り揃えてはいるものの、売り切れ次第終了となります。テイクアウト、イートイン、電話での取り置きも可能ですのでどうぞご利用くださいませ♪

スコーンと紅茶があたたまるまで、お店の中をグルグル見回します。私の頭上に現れたKamloops(カムループス)。カナダ・ブリティッシュコロンビア州に位置する都市。このカムループスで運命のスコーンに出会ったのでしょうか。きっとこの地図にはきらめく思いがいっぱいつまっているのかもしれません。

年季の入ったお菓子やお茶の本は、試行錯誤しながら変化していくスコーンを物語っているように思えました。

私と背中合わせに座っているターンテーブルとミキサー。30年前にDJがしたくてレコードと共に過ごした日々の思い出だそうです。

その間にもオーブンの中でスコーンが焼き上がろうとしています。そしてポットには茶葉が…♬

さて私が選んだスコーン 2種は宇治抹茶&ホワイトチョコレート塩キャラメル。香ばしく焼き上がった自家製スコーンの小麦の香り。甘いバターの香りが鼻をうちます♪ ほら、何とも言えないこのゴツゴツ感、見ているだけでも美味しそうですよね。クロテッドクリーム、生クリーム、ジャム、そして兵庫県産の蜂蜜添え。美味しい幸せがつまった一皿♡ いただきます!

北海道産小麦とバターが醸し出す生地から宇治抹茶のほのかな苦味。上品としか言いようがありません。さらにうっすらと感じるホワイトチョコの甘み。抹茶だけが抜き出ているわけでもなく、本当にバランス感あふれるスコーン。これぞニッポンのスコーンですね!
対する塩キャラメル。外さっくり、内しっとり。ほんのり塩味はどのクリームともマッチします。
ショーケースにはダブルチョコにプレーンなどベイクされたスコーンが次々と並びます。

さてこの2種のスコーンに合わせたお茶は、紅茶好きに愛されているムジカティーさんのデラックスディンブラ
ハイグロウンティー(High Grown:標高1200m以上の高地で取れる高級品種。色、味、香りの調和のとれた端正な紅茶のこと)の中で、最もコクがあるお茶で、ミルクティーには最適だそうです。
実は私、昨年から何度か芦屋のムジカティーさんのカフェで過ごしており、まさかスパークスコーン&バイシクルさんでムジカティーさんの茶葉にお会いできるとは思いもしませんでした!驚きあり、嬉しさあり、気持ちはたかぶり、本当に今日は素晴らしい日!

『紅茶好きに愛されているムジカティー』

音楽を聴きながら、お隣の仲良し4人組さんの楽しそうな笑い声を耳にして、店内の半分を占める自転車や自転車用品を眺めながら食べるスコーンはこれまた一味違います。自分の知らない世界が目の前で広がっている光景はワクワクします。その世界を少しかじってみたいと思いもします。なんせ私は、決して運動は得意な方ではないけれど、チャンスがあればなんでも広く浅くかじってみたいタイプだからであります。

そんなことを考えているとお店のメニューの中に「レンタサイクル料金」というのを見つけました。さらに「スコーン&バイシクルセット」もありました。レンタル自転車+好きなスコーンひとつ+ドリンクをセットにして、2,500円〜/1日
ハーバーランドやポートアイランド、美味しい食べ物屋さんを自転車で巡る旅もいいですね。走りやすくて可愛いくてカッコいい人気の自転車の品揃え。ただし、台数には限りがございます。予約必須でお願いします♪
またガイド付きマウンテンバイクツアーも開催。キッズ、初級者から経験者のテクニカルコースまで、詳細はWebsite、お電話にてお問い合わせくださいませ🚴‍♀️

お隣4人組さん、楽しんでいます♪

白馬のロッジでスコーンや焼き菓子、朝ごはんを提供する時期もあります。
また須磨海岸でポップアップショップもあり。自転車カーゴバイクに出店グッズを積み込み、そのままお店のスタイルを海岸で提唱。必要最低限の荷物にすることで、準備片付けがスムーズであったり、運搬費用が抑えられたり、エコだったりと、お店の世界はますます広がります。私も須磨の海岸で、スコーンと紅茶で黄昏ティータイムしてみたいなぁ〜。もちろんスパークスコーン&バイシクルさんの自転車をレンタルして!お店から須磨まではちょっと距離はありますが、汗水垂らしてこいだ暁には、美味しいスコーンと紅茶が待っている。これぞ私が望む「楽しみ方」。

2021年10月須磨海岸。海、山、田畑を有する神戸の農水産物と出会えるイベントに出店。(インスタグラムより)

「いろいろ楽しんで、お客様にもいろんなことにチャレンジしてもらい、人生豊かになるスパークであれると幸い」(インスタグラムより)

 

オーナー冨田さんから皆様にメッセージを預かっております。
心ときめくアレコレがいっぱい詰まった小さなお店🚴‍♀️ 是非「楽しみの扉」を開きにお越しくださいませ。

 

 

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【スパーク スコーン&バイシクル】SPARK scone and bicycle
〒650-0004 神戸市中央区中山手通4-18-21 1F
Tel:078-855-9045
0pen:12:00-22:00(Websiteにて確認お願いします)
Close:Websiteにて毎週更新
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【ムジカティー】MUSICA TEA  ムジカの茶葉、オリジナルグッズなどの販売所
〒659-0064 兵庫県芦屋市精道町10-7 矢島ハイツ1F
Tel:0797-35-7727
営業時間:11:00-19:00
定休日:日曜日
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兵庫県伊丹市出身。東京都在住。主婦時々パートタイムジョブをこなす。子育て期をニューヨーク、ロンドンにて駐在生活を送る。思いつきのその日決めで行動する一匹オオカミ派。『成るように成る』をモットーに今世を生きる。水泳・ジョギング・登山・ウクレレ・映画・ライヴ鑑賞・奉仕活動と未知なる自分を今後も探求し続ける。Instagram: @n_amihey

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