<ランマス>で最高の熟成英国チーズに出会う【阪急うめだ 英国フェア】

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ただいま大阪 阪急うめだ本店にて、英国フェア(10/17日迄)が開催されています。12日からはフードも登場し、さらに盛り上がりを見せていることでしょう。

今回は出展されているブランドの中から、チーズのお店をご紹介!  遠い国のチーズ生産者や熟成士さんたちが丹精込めて仕上げたチーズを、日本で最高の状態で管理をしてお届けする「チーズ&ワイン専門店 ランマス」さんです。

ランマスさんは2014年4月、東京・三宿にオープン。フランス・イタリア・イギリスを中心にヨーロッパ各地のチーズを取り扱っています。

チーズは『熟成』がとても大切です。それは味を決める大切な行程となるから。フランスでは国が認める最高の職人『チーズ熟成士』という仕事があり、日本の人間国宝にあたるそうです。彼らは自分の好みのチーズに仕上げるべく独自の熟成庫を持ち、温度湿度管理に努めます。そして丁寧に熟成されたチーズは、特有の香りと芳醇な味わいを放ちます。

日本に輸入されるチーズたちは、輸入後に日本の風土でいかに『管理・熟成』するかで全てが決まるのです。『おいしいチーズを仕入れて、美味しい状態で召し上がっていただきたい』。その思いから、ランマスさんでは当時日本にはなかったチーズ専用のショーケースやセラーを設けたそうです。その設備と管理する職人さんのおかげで、私たちはとても美味しいチーズを楽しむことができるのです。

今回の英国フェアでは、イギリス「ニールズ・ヤード・デイリー」のチーズがセレクトされて並んでいました。イギリス国内の農家製チーズのみにこだわり熟成を行う会社で、ロンドンに4店舗を構えます。

「ニールズ・ヤード・デイリー」のチーズは、全国の英国フェアに毎回出展しています。2019年には東京・目黒の「スリーティアーズ」さんで1日だけのPOP-UPティールームも開催しました。ロンドン本店より当時コベント・ガーデン支店長だったミランダと、クララが来日して「ランマス」さんと共にモンゴメリーチェダーを贅沢に使ったチーズスコーンのクリームティーを提供しました。その様子はこちらの記事からご覧いただけます。

このようにチーズの楽しみ方は様々です。チーズスコーンと紅茶、ワインにレーズンとチーズだったり、もちろん料理とのバランスも絶妙です。

そしてわたくし英国フェアに先駆け、9月22日に「ランマス」さんと、渋谷区富ヶ谷にあるカウンター6席の「restaurant Goût (レストラン グゥ)」さんのコラボイベントに参加してまいりました。レストラン グゥは国内を中心に厳選した食材をフランス料理の技法をベースに、日本とヨーロッパの文化、郷土料理や家庭料理のエッセンスを加えたジャンルに捉われないレストランです。

カウンターのみの小さなレストラン

ランマスさんのチーズはそのままで美味しいですが、宮田シェフがチーズの特性を活かした料理7品と、元ランマススタッフでもある、ソムリエよしこさんがセレクトしたワインペアリングのコースをいただきました。
まずはランマス六本木店 店長の佐野さんが、コースの最初にチーズを目の前でカットしてくれました🧀

サントモール ド ロワゼリエ(フランス/ロワール地方)
筒状で中央に藁が1本通っており、外皮は木炭の粉がまぶされています。水分多めでしっとりチーズ。
プリアサヴァラン・アフィネ(フランス/イル=ド=フランス圏)
牛乳に生クリームを入れ作った美しいチーズ。皮が薄くもっちり。フレッシュさを感じる熟成タイプ。私はこのチーズを購入して、ベリー系のジャムを添えて食べました♪
ラヴォ・ブルビー(フランス/オーヴェルニュ地方)
羊乳のセミハードタイプ。ナッツの香ばしさと森や木を連想させる香り。火山のような形の窪みや色味が印象的。

ではここから料理に入りましょう!
ブロシェット(黒豚の生ハム) × アイル オブ マル チェダー(スコットランド マル島)
蒸留所の芝生とウイスキーの穀物を食べて育った牛のミルクなので、香りに特徴がある。スライス主流のチェダーだが、ハードキューブもとても美味しい。豚の油を塗って熟成させているので、生ハムとの相性もグッド!

カナッペ × ラスケーラ(イタリア/ピエモンテ)
トーストの上にスペインのサラミと、オーブンで少し溶かしたラスケーラ。ほのかなスパイシーさとまろやかな山のチーズが食べやすい。

フルーツとナッツのメランジェサラダ × フロマージュ・デュ・マキ(フランス/コルシカ島)
羊乳に5種類のハーブ(タイム・ローズマリー・マジョラム・セージ・セイボリー)を纏わせたチーズ。「ネコの毛」と呼ばれる外皮のグレのーカビも食べられる。サラダはノコギリ草、アマランサス、マスタードリーフ、ペットラブ、百日草、アリッサム、等々。お皿の中で、柑橘を合わせたドレッシングを混ぜれば混ぜるほど美味しさが増すひと皿。

根菜のココット焼き × プロボーラ デッレマドニエ アフミカータ (イタリア/シチリア島)
根菜とメークインに牛・羊・山羊ミルクで作られた旨味しっかりのチーズを乗せ、余熱で軽く溶かす。チーズに熱を入れすぎない事で、元々持っている風味がより引き立つ。

サワラのムニエル × ブリー ド モー アラトリュフ (フランス/イル=ド=フランス)
真ん中にマスカルポーネとトリュフが入った一番人気の白カビタイプ。一口で虜になるインパクトのあるチーズ!オリーブとバターでソテーしたマッシュルームにサワラを乗せ、チーズを余熱で温める。塩分はチーズから、香りはトリュフから、最高のバランス♪

七谷鴨のロースト × スティルトン コルストン バセット (イギリス/ノッティンガム)
英国の青カビタイプ。大きめキューブ状にカットしたチーズを溶かす。

 

ミルクリゾット × ピアチェンティーヌ エンネーゼ(イタリア/シチリア島)
フレッシュサフランを使用した羊乳ハードタイプ。炊いたミルクリゾットに、大きめのキューブ状にカットしたチーズをたっぷり乗せる。混ぜ込んでもいいが、ここはあえて角切りに。味わいの変化、コントラストが楽しめる。

 

全部で7皿。宮田シェフの繊細なお料理に、ランマスさんのチーズがもつ、香り、食感、味わい、全てが溶け込んでいました。カットの大きさや熱の入れ方、食材との合わせ方など、また新しいチーズの世界を発見することができました。

「ニールズ・ヤード・デイリー」ロンドンのミランダさんは、「味を売る」ことが店のコンセプトだと話されていました。日々変化するチーズの味。デリケートなチーズを他国に輸出するのは非常に難しい作業となるのです。「ランマス」さんはその作業を見事に受け継ぎ、香りの芳醇さ、味わいの複雑さ、何よりも食べた後の余韻を心地よく楽しめるチーズ本来の美味しさを、私たちに提供してくれています。

 

ということで、英国フェア12日初日の「ランマス」さんへ突撃〜
レストランでチーズを切ってくれた六本木店 店長佐野さんが、お客様からのオーダーのチーズを切り分けていましたよ! 20時ギリギリまでフェア会場は人だかり。最終日まで休む暇もない忙しさですが、エールを送ってきました♡

気になった英国チーズとワインをテーブルに秋の夜長を楽しみませんか。そのままカットして食べてもいいし、お料理に加えてみてもいいですね。スコーン生地に混ぜて、朝の朝食に食べるのもいいと思います。
【英国フェア2022】「ランマス」さんでいろんな食べ方にチャレンジしてみてください♪

大阪の次は鹿児島山形屋 10/20(木)〜10/26(水)『イタリア展』でお会いしましょう♪

 

ランマス六本木店 🧀佐野店長、英国フェア楽しんでください!

 

 

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【英国フェア2022🇬🇧
◆ランマス LAMMAS フランス・イタリアを中心に、ヨーロッパ各地のチーズの取り扱い
10月12日(水)〜17日(月)9階催場
開催時間:午前10時〜午後8時(最終日は午後6時終了)
阪急うめだ本店
〒530-8350 大阪市北区角田町8番7号
Tel:06-6361-1381(代表)
公式HP
Instagram(阪急ワールドフェア)
Instagram(英国ライフ)

ランマス 三軒茶屋本店
〒154-0002 東京都世田谷区下馬2-20-5
Tel:03-6453-2045
営業日:平日13時~19時/土・日・祝日:12時~19時
定休日:月・木と祝日の翌日(祝日の場合は営業)
チーズ80種、ワイン200種以上の取り扱い
公式HP
Instagram 三軒茶屋本店

ランマス 六本木ヒルズ店
〒106-0032 東京都港区六本木6丁目12-1 六本木ヒルズレジデンスA 1階
Tel:03-6447-0120
営業日:火水木日 11:00~20:00/ 金土祝前日 11:00~21:00
定休日:月曜日 ※祝日の場合は営業、翌日はお休み
チーズ70種、ワインは自然派を中心に250種以上の取り扱い
Instagram 六本木ヒルズ店

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兵庫県伊丹市出身。東京都在住。主婦時々パートタイムジョブをこなす。子育て期をニューヨーク、ロンドンにて駐在生活を送る。思いつきのその日決めで行動する一匹オオカミ派。『成るように成る』をモットーに今世を生きる。水泳・ジョギング・登山・ウクレレ・映画・ライヴ鑑賞・奉仕活動と未知なる自分を今後も探求し続ける。Instagram: @n_amihey

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