おしゃれで高級感漂うセレクトショップが立ち並ぶ、東京・南青山の骨董通り。そこで月に一度、ブリティッシュ・マーケットが開催されていると聞き行ってきました。イギリスの洋服やバッグ、小物まで最旬のイギリスが揃う店、ヴァルカナイズ・ロンドンです。
2002年、スーツケースで有名なグローブ・トロッターとマッキントッシュを取り扱うショップ ヴァルカナイズ として創業。英国王室御用達の老舗ブランドから最新のロンドンブランドまで、常時40ブランド以上を取り扱い、2009年にヴァルカナイズ・ロンドン と店名を変更しました。
私は表参道より少し大人っぽい印象を骨董通りにもっていて、どの店の構えもラグジュアリーで、入店する最初の一歩がとても緊張するのです。1階、2階と広範囲の売り場面積を持つヴァルカナイズ・ロンドン。入ると数段下がる階段が見えるのですが、この階段上がまるでステージのようでいつも緊張してしまいます（笑）。
さて、緊張を振り払って店内へ。すると、階段の下からピースサインで私を迎えてくれる出店者さんを発見！その姿に緊張なんて吹っ飛んでしまいました！ 嬉しいじゃ〜ないですか ^^
その人は、採れたてのオーガニック野菜とお惣菜 のお店 THE HIVE & BARROW（ハイブ＆バロー）を手がけるイギリス人のフィルさんでした。千葉県匝瑳市(そうさし) で、日本人の奥様、貴子さんとともに営む農園では、30種類の西洋野菜を中心に年間50種類の野菜を育てています。フィルさんご夫婦が作る野菜は、生態系を壊さないように自然の摂理と共に栽培され、収穫時期は焦らず、熟して味がのった美味しい時に収穫しています。見た目を優先するやり方とは違うのです。
陽気で熱心なフィルさん
自由に野放しで生活していた鶏のたまご。その生活を物語るかのように元気で明るいしっかりした味だそう。そしてそのたまごを玄米で包み、衣をつけて揚げた玄米スコッチエッグ。お肉の代わりに玄米だなんて想像もつきませんでした！
杉やヒノキが生える山を切り崩し開墾し、土を変えるところから二人でスタートさせた農園。最初は作物が取れなくて大変でしたが、経験に経験を積み、今は安全で健康第一のフレッシュな美味しい野菜がいただけますよ！こちらは朝採れたての野菜。
ホクホクのジャガイモはチップスにすると最高！
そして今やどのブリティッシュ・マーケットでも必ず目にする H!P CHOCOLATE（ヒップチョコレート）もありました。英国チョコレートブランド LOVE COCOA（ラブココア）の創設者、James Cadbury氏が、おいしいヴィーガンのチョコレートを食べたいという願いから立ち上げた新ブランドです。動物性の材料を一切使用せずオーツミルクを使用。驚くほどクリーミーで口どけなめらかなヴィーガンミルクチョコレートに仕上がっています。
2023年新作フレーバー登場！ホワイトチョコレートに甘酸っぱいブルーベリーとラズベリーがブレンド。さらにライスシリアルも入った食べ応え満点の一枚。994円（税込）
2012年にロンドンで誕生したJOE’S TEA Co（ジョーズティー）もあります。「食のオスカー」と呼ばれるイギリスの賞「Great Taste Award 」を34個も受賞（2021年10月現在）しているオーガニックティーブランドです。
ティーバッグが1箱に1つ入った見た目も可愛いマッチボックス♡
英国が誇るクレイ・アニメーション ひつじのショーンも大集合！ 大人の雰囲気漂う店内で、唯一この場所だけドタバタ感が感じられました ^^ 。そのギャップもまた楽しく、小さなお子様や女性に大人気のコーナーでした♡
お馴染みのコスタ
英国産スパークリングワインの最高峰といえば NYETIMBER（ ナイティンバー）。まだ私は飲んだことはありません。土壌の良さ、南向きの緩やかな斜面、日の光や風の具合。これらの条件が造り出すブリティッシュ・ラグジュアリーのワインをいつか飲んでみたいです。
華やかなパッケージに目を奪われた高級紅茶ブランド NEWBY（ニュービィ）。紅茶ブランドとして世界最多の140を超える受賞歴を誇ります。使用される茶葉は、3月から7月のプライムシーズンに摘みとられたファーストフラッシュとセカンドフラッシュのみで、妥協のない味を提供。これもまた世界最高峰の英国紅茶ですね。試飲でミルクウーロンをいただきました。鉄観音茶とミルクを組み合わせたクリーミーなフレーバーのお茶。カラメルの甘い香りと、ゆったりと口に広がる自然な風味。お茶と共に我に戻る時間を与えてくれました。一度飲むと虜になる美味しさです♪
イギリス、パブフードといえばフィッシュ＆チップスですよね！ イートインスペースがないため、テイクアウト専用になります。英国国際フィッシュ＆チップス協会アジア初の認証第一号店 MALINS（マリン）です。
美しくバランスの整ったビールがいただけるWIMBLEDON BREWERY（ウィンブルドン ブルワリー）。1832年に英国ウィンブルドンで創業し、2014年に130年ぶりに復活したブルワリーです。英国在来のホップ、オリジナル酵母など最高の材料に、手間隙と現代の最高の技術を掛け合わせたビールを展開しています。
英国サリー州産のピノノワールを丸ごとつけ込んだ香り高いピンクジン、おすすめです！
イギリスブランドを階段上から一望できるこの場所で、イギリスの食文化をも体験できます。人が集い、そして出会う。モノを買うだけでなく、さまざまな情報と体験がここには詰まっている気がしました。
洋服、傘、バッグなど生涯のパートナーと出会えるお店
ヴァルカナイズ・ロンドンらしい、大人の遊び場的感覚のブリティッシュ・マーケットでした。
フィルさん、横田さん（中央：ウィンブルドン・ブルワリー）、お二人と親交の厚いご友人
そのほかにもイギリス文化に精通した講師陣が、季節に合わせたテーマで英国文化の学びの場としてヴァルカナイズ・アカデミーも開催中。カリグラフィーやフラワーアレンジメントなど、様々なブランドとコラボレーションしたクラスです。ぜひこちらもチェックしてみてくださいね。
3月になりましたね！
まだ肌寒いロンドンも春の気配で満開です。東京にいながらロンドンの今を体験できるエンターテインメントの場「ヴァルカナイズ・ロンドン」。もちろん主役は貴方♪ 骨董通りから一歩入り、ステージからの階段をゆっくり降りて、貴方だけの極上の物語をお楽しみください。
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【ヴァルカナイズ ・ロンドン@ザ・プレイハウス】
最寄り駅：地下鉄千代田線、半蔵門線、銀座線 表参道駅
住所：〒107-0062 東京都港区南青山5-8-5
電話番号：03-5464-5255
営業時間：11:00~20:00
定休日：不定休
URL：https://vulcanize.jp
Instagram：@vulcanize_london_official
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