イギリスではお馴染みの「パンケーキ・デー」！ 今年は2月13日（火曜日）でしたね。主に英語圏で祝われているキリスト教にまつわるれっきとした伝統行事です。
パンケーキ・デーは、イエスの復活を祝うイースター（復活祭）までの40日間を「レント（受難節）」と呼び、断食をして魂を清めていたことに由来します。レントに入る前日の火曜日を「告解の火曜日」とし、断食前の食材（肉類、乳瀬品など）を消費するため、また栄養を取るためにパンケーキにして食べきっていたことからといわれています。また告解の火曜日すなわちパンケーキ・デーは、復活祭と連動しているため毎年日にちも変わります。決まっていればメモすればなんとか覚えてられるものの、変わるとなれば忘れん坊の私には手が負えません。いつもその年の皆さんのSNSを見てから「今日がパンケーキ・デーだったんだ」と知ることばかりでした。今年ももちろん、パンケーキ・デーがいつだなんて知る由もなく・・・。
このエッセイを読み進めていただくと、最後に私のプロフィール欄があります。（あ〜この魔女みたいなプロフィール写真、7年前に自撮りしたものです^^;）「思いつきのその日決めで行動する一匹オオカミ派」とあるように基本単独行動です。仮に友人から「名古屋に行くから2時間後に東京駅集合！」とか「今夜那覇空港で待ち合わせ！」なんて言われても、バックパックに荷物詰め込んで手ぶらでひょいひょい出かけることも苦になりません。自由気ままな私ですから友達も片手に満たないほど（笑）。それでも十分人生謳歌しております♪
こんな私と一緒に、うろうろ歩き回ってくれる物好きな友人一人。
・待ち合わせ時刻は決まっていても、待ち合わせ場所でお互いをかくれんぼごっこ的に探し合う
・「房総半島に暴走！」なんていうテーマを掲げ、はとバスツアーで遊びまくる
・喋り出すと周囲が見えなくなる私達は、いつも電車とバスを乗り過ごし、乗り遅れ
そして何よりも物忘れが多くなってきた私達は、常に注意を心がけようと努めています！
この日2月12日も彼女の庭（笑！）である中目黒で待ち合わせ。鶏煮込みそばと酸辣湯麺（具沢山の酸っぱ辛い麺）をお腹いっぱい食べたら、穏やかでセンスあふれる目黒川沿いを歩きましょう。
整理券発行1時間待ちのスターバックス リザーブ ロースタリー トウキョウ（焙煎機を所有した日本で唯一の店舗）や、カカオ豆からチョコレートになるまでの行程が見られるグリーンビーントゥバーチョコレートのカフェがあったり、バレンタインデーを控えた中目黒の午後は渦巻くほどの賑わいでした。
そのまま私たちは池尻大橋方面へ足を延ばしました。長年住んでいる彼女の庭だけあって、ここは私にまかせときムードで力強く歩く彼女の後ろをすたすた追いかけました。「着いたよ〜！」
リリベットカフェ
ケーキ、ホットケーキ、スコーンなど糖質オフメニューが人気のお店です。
ちょうどその日はワイン会が開催中で店内は満席でした。ショーケースに目をやるとグラスフェッドバターを使用したスコーンが3種類！プレーンスコーン、おからのスコーン、そしておからの塩昆布入りスコーンがありました。これは他店では味わえないスコーンですね。さすが健康と美と若さを意識したカフェです。モーニングセットではおからスコーンBLTサンドもいただけます。
満席なので店を出ましたが「この先に姉妹店があるから行ってみよう！」と彼女。頼もしい限りです♪
おからの塩昆布スコーン¥450（インスタグラムよりお借りしました）
そして到着したのがこちら。
リリベット ティーハウス
淡いくすんだブルーの扉をシックな壁が取り囲む素敵な外観。その壁にぼんやりと浮かぶライトが落ち着きを感じさせてくれます。
扉を開けるとアンティークな調度品を灯す小ぶりなライトが、さらにくつろぎ豊かな空間へと案内してくれます。金色に縁取られたフレームは白壁に映え、褐色に染まったドライフラワーと壁の色が落ち着きますね。
店名の「LiLiBET」は、オーナーさんが子どもの頃に読んだ「王女物語」に出てくるエリザベス女王の幼少期のニックネームから。幼い頃に抱いたイギリスへの思いを込められたそうです。
ブリティッシュパンケーキが食べたいという彼女。シンプルにメープルシロップとホイップクリームが添えられたメープルシュガーにするか、自家製のレモンカードとバニラアイスのレモンクラシックにするかで悩み中。突然「シンプルな方に決めた！頼んどいてね」と化粧室に向かってしまいました。彼女がパンケーキなら私はキャロットケーキに決めた！彼女がいない間に、ウバとディンブラもあわせて注文を済ませました。
さぁ〜お待ちかねのブリティッシュパンケーキです♪
レモンクラシック¥1400（デザートとドリンクを一緒に注文の場合、ドリンク−¥100）
彼女「あれっ？レモンクラシックじゃないよ。メープルシュガーを頼んだでしょ。」
ナミヘイ「え！？レモンクラシックじゃなかったっけ？」
彼女「いいえ違います。私は一番上にあったメープルシュガーをお願いしましたよ！あはは〜いいよいいよ！」
あぁ・・また私はやってしまった。何よりも物忘れが多くなってきた私は、常に要注意を心がけようと努めていたはずだった。彼女にはわかったと言っておきながら、この口は全然違うものを注文していたのだった。
ナミヘイ「へへへ、そうだったね！ごめ〜ん」
イギリスのパンケーキはクレープのように薄く焼いて、砂糖を振りレモンを搾り、くるくると巻いたものですが、リリベット風パンケーキ レモンクラシックは、さらにくるくるくるくる♪ まずは何もつけずにパンケーキだけをパクリ！甘さひかえめの生地がむっちりもっちもちで食べ応えあり。甘酸っぱいレモンカードや生クリーム、バニラアイスを交互に添えながら美味しさの変化を楽しみます。
久々に食べるキャロットケーキ。この大きさにびっくり！三角形も珍しいですよね。香りに奥行きがあるしっかりしたスパイスとしっとりした生地。すりおろした人参の優しい甘みが広がります。くるみとレーズンが入った定番のイギリスのお菓子です。
スパイスキャロットケーキ¥750
良質な食材を使用し、材料の状態をよく確かめながら時間をかけ丁寧に作られたお菓子たち。このほかにも糖質OFFやヴィーガンなどの健康に気を使ったサラダプレート、チキンティッカマサラカレーなどの英国風メニューも取り揃えています。
軽井沢にもお店があるそうですよ♪ 現在冬季休業中ですが、新緑の季節を迎えたらどうぞお出かけくださいね。ワンちゃんも一緒に楽しめるカフェになっています。
パンケーキとキャロットケーキを2人で半分ずつにして食べた私達。「甘いものは人生に欠かせないわよね〜」と言いながら、今年の私達の遊び大作戦の計画を練っておりました。
翌日2月13日、世の中の皆さんのSNSで知ったパンケーキ・デー。「お〜、昨日パンケーキ食べたじゃない！」偶然も偶然、昨日の友人のお店とメニューのチョイスに感謝です。しかし彼女にも報告しなければと思いながら、すっかり忘れてしまっている忘れん坊な私。許せよ友人、そしてこれからもよろしく(^^)
【LiLiBET TEA HOUSE リリベット】
最寄り駅：東急田園都市線 池尻大橋駅 東口より徒歩7分
住所：〒154-0001 東京都世田谷区池尻2-36-5
電話番号：03-6805-3349
営業時間：9:30〜19:00
定休日：火曜日
Instagram：@lilibet.tea.house
【LiLiBET CAFE】
最寄り駅：東急田園都市線 池尻大橋駅 東口より徒歩3分
住所：〒153-0043 東京都目黒区東山3-15-2
電話番号：03-6452-3565
営業時間：100:00-19:00
定休日：火曜日
Instagram：@lilibetcafe
【LiLiBET軽井沢】冬季休業中 / ワンちゃんOK
最寄り駅：JR北陸新幹線 軽井沢駅
住所：〒389-0102 長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢587番地（旧軽井沢銀座 郵便局前）
電話番号：0267-42-1977
営業時間：100:00-17:00
定休日：水曜日
Instagram：@lilibet_karuizawa
