玖保キリコが見た👀犬を連れた奥さん

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友達と二人でカフェにいたとき、
カフェの外を通った
ご夫婦らしきカップルの奥様の方。
え?あんな大きな犬を抱っこ?
と思いましたが、よくよくみたら
犬のぬいぐるみ。

新品には見えないので
孫へのプレゼントを
抱えているわけではないと思います。

いつもあの犬を抱えて
散歩しているのかしらん?
もしや、愛犬を失った
悲しみに耐えるために
外出時はあの犬のぬいぐるみを
抱えているのかしらん?

いつものように妄想が
勝手に広がっていきます。

しばらくその辺をふらふらしていたら
帰り際に別のところでまた
同じご夫婦に遭遇。

漠然と「犬を連れた奥さん」
と言う言葉を思い出しましたが、
それってなんだったっけ?
と調べたら、
チェコフの短編で、
ニキータ•ミハルコフが

それと他の短編を組み合わせたものを
監督し「黒い瞳」という放題で
上映されたのを大昔に見たのでした。

マストロヤンニのダメっぷりと
ラストシーンが印象に残る映画でした。

皆さま良いお年を!

 

資生堂「花椿」玖保キリコの「くるまれてクリスチナ」はこちらで♪

白泉社「メロディ」にショートエッセイ『きりこのこばらのこみち』連載中!

キリコのザクザク雑記(玖保倉庫)

 

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漫画家。東京出身。1996年渡英。ロンドン在住 。代表作に「シニカル・ヒステリー・アワー」(白泉社)「いまどきのこども 」「バケツでごはん」(小学館)「ヒメママ」(マガジンハウス)など。 また「キリコ・ロンドン」「中級キリコ・ロンドン」「ロンドン丼」(角川書店)などのエッセイもある。CDジャケットを手がける他、自身の漫画作品「シニカル・ヒステリー・アワー」のアニメーション映画化では監督も務める。ロンドンのエブリーナ小児病院、聖トマス病院の小児科歯科及び同病院の小児科緊急病棟などのインテリアも手がける。「シニカル・ヒステリー・アワー」「いまどきのこども」の英語翻訳版がeブックで発売中。 白泉社のメロディで「キリコのこばらのこみち」連載中。2022年4月7日から資生堂花椿Web上で「くるまれてクリスチナ」の週刊連載始まる。 インスタグラム:@kubosoko

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