玖保キリコが見た👀引きずる女

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レッドカーペットの上を歩く
長い裾のドレス、憧れですよね。

レッドカーペット上では
ないけれど
そんな引きずるスカートを
外出先で目撃。
場所は地下鉄の
サウスケンジントンの駅。

小雨そぼ降る天気なのに
地下鉄の階段を
裾を引きずりながら
上がっていく女性が
私の目の前に。

一瞬19世紀にワープしたかと思いました。
そこからV&A・ミュージアムに
行ったのですが、そこでも同じ人を目撃。

最初は裾の長さにびっくりして
他の部分はよく見なかったのですが、
二度目の遭遇でじっくり観察。

スカートの生地はグレーのウール。
ドレープの重みを出すためか
割と分厚い生地でした。
上に着ていたのは割と普通の
チャコールグレーのセーター。

引きずった裾は一体どのくらい
汚れるんだろうかと他人事ながら
気になるような引きずりっぷり。

こんな既製服、無いだろうから
多分手作り?
アート系か服飾系の学生さんでしょうか?
何か強い主張を感じました。
どんな主張かわからなかったけど。


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キリコのザクザク雑記(玖保倉庫)

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漫画家。東京出身。1996年渡英。ロンドン在住 。代表作に「シニカル・ヒステリー・アワー」(白泉社)「いまどきのこども 」「バケツでごはん」(小学館)「ヒメママ」(マガジンハウス)など。 また「キリコ・ロンドン」「中級キリコ・ロンドン」「ロンドン丼」(角川書店)などのエッセイもある。CDジャケットを手がける他、自身の漫画作品「シニカル・ヒステリー・アワー」のアニメーション映画化では監督も務める。ロンドンのエブリーナ小児病院、聖トマス病院の小児科歯科及び同病院の小児科緊急病棟などのインテリアも手がける。「シニカル・ヒステリー・アワー」「いまどきのこども」の英語翻訳版がeブックで発売中。 白泉社のメロディで「キリコのこばらのこみち」連載中。2022年4月7日から資生堂花椿Web上で「くるまれてクリスチナ」の週刊連載始まる。 インスタグラム:@kubosoko

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