High Road House
流行に敏感な人々が集う会員制クラブ「ソーホー ハウス」を創立したニック・ジョーンズ氏が手掛けたThe Nedに続き、今回はロンドン西部のお洒落な独立系ショップ、カフェやレストランが立ち並ぶ通りChiswick High Road中心に位置する一軒をご紹介いたします。
ソーホーハウスは、貴族、政治家、富豪の紳士たちが集まる場といったイギリス古来のメンバーズクラブのイメージを覆し、1995年にロンドンのソーホーにCafe Bohemeをオープン。その後、会員制クラブを開業して以来瞬く間に世界中で18もの”ハウス”を展開するに至り、近年中に東京へも進出予定とのこと。
その人気の理由は、クリエイティブな業界を中心とした会員たちによって感度の高い人々が集まる流行発信地としての地位を定着させたから。各ハウスには、会員限定のクラブラウンジ、宿泊施設、バー、レストラン、映画館、ワークスペース、スパなどが併設されており、 (注:ハウスにより施設が異なる)。会員になるためには、2名の既存会員よりの紹介が必要で、クリエイティブ系(映画業界、メディア、アート、ファッション業界)の職種についている人が望ましいということだが業界外の人でも各ハウス近郊に住む人々対象の’’ローカル登録’’が可能だそうだ。
選ばれた人の集まり。。。そんな特別感を会員以外でも味わうことができるのが、このHigh Road House 。非会員の宿泊も受け付けており、宿泊者はクラブラウンジの利用可能。ハイセンスな部屋での滞在とソーホークラブの雰囲気を味わえるので、一度は体験してみたい。(ご参考までに、全てのハウスが利用できるEvery House membership 年会費は£1650 で、Highroad House 限定のLocal House memberhip 年会費は£625だそうです。非会員の宿泊費は会員料金プラス30£(1泊につき)で、£120~というのは、ロンドンでは優秀価格。このクオリティーでコスパはかなり良いと思います。市内中心という立地にこだわらなければとてもおすすめです)
そして、ファミリーに好まれるショップやレストラン、カフェが多いエリアのためか、市内中心の他ハウスと比べてのんびりした温かい空気が流れているのがとても好印象であった。
部屋数は14とこぢんまりとしているが、4年前に改装したため、全館モダン。スタイリッシュなものが選りすぐられていて、どこを切り取っても絵になる光景だ。
部屋タイプ は、Tiny、 Small そしてPlay roomの3カテゴリーがあり、スカンジナビア風の洗練されたデザイン。シンプルですっきりした空間に白やグレー、そして淡い若葉色の爽やかな色使いがリラックスできる雰囲気を作り上げている。
全室キングサイズベッドで、ツインベッドルームはないが、Small room 以上のカテゴリーには簡易ベッド(有料)を入れることができる。
そして、館内至るところにソーホーハウスのセンスとおもてなしの心がちりばめられている。
モダンなバスルームで特筆したいのは、ソーホーハウスがプロデュースした英国製自然派ボディーケア用品COWSHED(カウシェッド)の豊富なコレクション(なんと12種類!)をバスタイム時の気分や体の状態に合わせて選択できるという贅沢さ。自然な環境で育った植物から抽出したピュアエッセンシャルオイルをベースに、ナチュラルな植物原料で作られたというこだわりの商品群より好みにあった香りを見つけるために何度もシャワーを浴びたくなりそう。笑
バスアメニティー小さいサイズはお持ち帰り用といううれしいサービスも。シャンプー、ボディーシャンプーといったスタンダードなプロダクトの他にヨーロッパのホテルではなかなか提供がない歯ブラシセット、リップバーム、タンポン(!)など超充実な品揃え。必要なものが全て揃っていて、お持ち帰り商品で帰宅後にも旅の余韻を楽しんでもらおうという細かい心配りに感動。
カウシェッド製品の他、ハウスオリジナルのバスローブ、カップ&ソーサーやビスケット入れ缶容器、ドリンクのグラスは全てホテル隣接のカウシェットショップやオンラインで購入可能。
そして、ハイライトは何と言ってもクラブルーム。ソーホーハウス会員と宿泊者のみが利用できる特別なエリア。天井が高く、窓が大きくて開放感があり、洗練されたインテリアと英国モダンアートのコレクションに囲まれていて、まさにインスピレーションの宝庫といえる。
モダンブリティッシュ料理中心の朝食、ランチ、夕食そして、ドリンクと幅広いサービスを提供しているので、朝から晩まで食事やお酒を楽しめ、日中は仕事場や打ち合わせの場として利用している人も多く、様々な用途として活用されている。テーブル間隔にゆとりがあるので、周りがあまり気にならないのもポイントが高い。
このクラブルーム、平日は大人限定だが、土・日曜日の18時までは子供の利用も可能となり、アットホームな雰囲気になるそうだ。
私は以前、(建築家の)友人の招待で同系列のShoreditch Houseのラウンジに何度か足を運んだことがあるが、その活気と集ってくるスタイリッシュな人々の中にいること自体がかなり刺激的であった。感度が高い人々の交流の場でクリエイティブなエネルギーに接すると、自分の感度も磨かれること間違いなし。
【ホテルスタッフおすすめのChiswick エリアレストラン】
- No197 Chiswick Fire Station: 屋外スペース有りの地元の人に愛されるレストラン&バー
- Sushi Bar Makoto:いつもたくさんの人で賑わうお寿司屋さん
- Villa de Gregorio :特別な日におすすめの 高級イタリアン
【近郊おすすめエリア】
- Chiswick High Road : ホテル前の通り。おしゃれな独立系ショップ、カフェやレストランが立ち並び、歩いているだけで新しい発見があるワクワク感を味わえます
- Richmond:地下鉄3駅で、美しい自然と緑に囲まれた憧れの高級住宅街のリッチモンドへ。テムズ河沿いにある雰囲気抜群のパブや、ハイストリートにはお洒落なショップやカフェ、レストランが立ち並んで、散歩に散策に最適なエリア
- Kew Gardens: ユネスコ世界遺産に指定され、250年以上もの歴史を誇る王立植物園キューガーデンまで地下鉄、バスで30分弱
【地下鉄3駅,バスで10分ロンドン西部のハブ駅Hammersmith近郊のおすすめ】
- The Dove, The Old Ship : 川沿いにある人気パブ
- 101 Thai Kitchen: タイ人も通うカジュアルで美味しいタイレスラン
- Mahdi Restaurant: お手頃価格ペルシャ料理レストラン
- Patisserie Saint Anne : 地元の人にも大人気のフレンチパティスリー
ホテル名 | High Road House |
住所 | 162-170 Chiswick High Road, London, W4 1PR |
最寄り地下鉄駅 | Turnham Green(District Line)駅より徒歩5分 |
ホームページ | https://www.highroadhouse.co.uk/ |
電話番号 | +44 (208) 9871614 |
メールアドレス | info.highroad@sohohouse.com |
部屋数 | 14 |
宿泊費 | TINY Bedrooms(15 M2) £95~ (非会員125£~)、SMALL Bedrooms (20-25 M2) £120 ~(非会員150£~)、PLAYROOM Bedroom(28M2 ) £140 ~(非会員170£~) 。VAT20%込朝食(別料金)はルームサービスかクラブルーム(モダンブリティッシュ)、ブラッセリー (モダンヨーロピアン) にて |
特別キャンペーン | WEST LONDON ESCAPE(事前予約、支払いで20%割り引き)EAT, DRINK, GET COSY (2泊以上予約した場合は、滞在時に100£利用可能なバウチャーを入手できる)お得なキャンペーンあり。(空き状況により) |
喫煙室 | 無し |
車椅子対応客室 | 有り。1室(Small Room)耳の不自由な方用に緊急時用のバイブレーション機能付きの枕を提供 |
チェックイン時間 | 15:00 |
チェックアウト時間 | 12:00 |
Wi-Fi | 全館にあり。利用代金宿泊費に含まれる |
日本語スタッフ | 無し |
ホテル施設 | クラブルーム、ブラッセリー、カウシェッドショップ |
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