私がメタヘルスに行きつくまで(1)

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Dr美穂のメタヘルス・カフェ


ここでは、私がメタヘルスに辿りつくまでの経緯をお話しさせてください。

「お薬はあげるけれど、それで治そうと思わないでね」
大学病院に勤務していた時、突然発症した耳鳴りと難聴を抱えて耳鼻咽喉科を受診した私に、
かつての同級生が言った言葉です。
そして耳の症状と相前後するように出現した広範囲の湿疹に対しては、別の同級生からこう言われました。
「こういうのは、お薬を使ってもパッと治るものじゃないのよね」

二人が口を揃えて言ったこと、それは
「とにかくしっかり身体を休ませること、ストレスを取ることをしないと駄目だから」
でした。

ストレス・・・思い当たることはたくさんありました。
将来的な不安、自分の能力と周囲の人々に対する不信感、時間内に成果を出さなくてはならないというプレッシャー。そのために精神状態はいつも鬱々とイライラの繰り返しで、ちょっとしたことですぐに怒りの感情が湧きあがり、それを抑圧するのが私のパターンになっていました。

27630009_sストレスを減らして「病気」を治さないと。
そう思った私は、数週間療養して仕事から離れたり、復帰した後に仕事の負担を減らしたりしました。でも症状は治まりません。それどころか、耳鳴りと難聴、皮膚の激しい掻痒感といった身体症状が私にとっての更なるストレスになってしまい、イライラ感や焦燥感はマックスに。もうどうしようもありません。正直言って、お手上げでした。

結局、私がすべての症状から解放されたのは、辛かった仕事から完全に離れて自分の人生を根本から変えた後のことです。

 

・身体をゆっくりと休ませること
・規則正しい生活と食事、十分な栄養と睡眠を取ること
・趣味などの時間を作って、精神的にリラックスすること
・人生において何がしたいのか何に対して意欲が持てるかを、じっくり考えること
・自分を肯定し、サポートしてくれる人達を周囲に置くこと

行ったのは、本当に基本的なことばかりでした。

するとあれほどひどかった耳鳴りや皮膚の湿疹は、少しずつ良くなっていきました。同時に、イライラ・鬱々とした感情がなくなっていき、精神的な落ち着きも得られるように。そこまで半年以上の時間はかかりましたが、その後、離職して一年が経つ頃には、もう一度人生に取り組もうという意欲が出てくるようになったのです。

この体験から、私は精神的なストレスが「病気」に深く関わっている、と確認するようになりました。その考えは、イギリスでさらに強められることになります。
そのことについては、また次回にお話ししますね。

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About Author

野波 美穂

医師、医学博士。メタヘルス・マスタープラクティショナー&トレーナー。2008年から2013年の英国在住中に様々な代替療法を学ぶ。自身の健康問題をきっかけに心の状態・内的環境が身体症状に大きく関係していると感じて探索を続けるうち、「人間は肉体だけの存在ではなく肉体を越えたエネルギー的存在である」と認識。現在は人間を身体 - 心 - 霊性 - 社会的存在とみなし、包括的に人間の健康を捉えるメタヘルスをベースとした医療セラピー、セッションやワークショップをを行っている。趣味は読書とフィギュアスケート観戦。http://metamedicinejp.com/

1件のコメント

  1. とっても勉強になりました。
    過去にあまりの忙しさと仕事の重圧で自律神経をやられてしまいました。
    しかし、しばらく仕事を忘れて全く別の事をする(その時は海外に行ってみました。)
    それでかなり改善しました。
    根本を取り除かないといけないわけですね。別件ですが深刻な飛行機恐怖症を持ってましてこれをなんとかしないと錯誤中です、、
    興味深くすべて読ませて頂きました。ありがとうございます。

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