新宿2丁目編:オリジナル曲の誕生!

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cafevisit


新宿生まれで、新宿育ちの私でも
新宿2丁目、3丁目に行くことは滅多にないから
大通りを入ったあの界隈はよく知らない

今回登場する、美しく才能ある作曲家、青山樹里に指定されたカフェは
その新宿2丁目にある

カフェのドアを開けて入ると、なんとなく懐かしい感じを覚えた

薄暗くした部屋に篭って夜遅くまで
アメリカン/ブリティッシュロックを聴きながら
将来を夢見ていた中学生だった私の世界
そんな空気を一瞬感じた
壁の棚には、古いレコードアルバムやミュージシャンの写真が飾られている
そういえば、私もポスターを貼ったり、レコードアルバムで飾っていた

コーヒーを頼んで、スケッチブックを取り出した時
スーツケースをゴロゴロ引っ張った、大学生だと思われる
男の子が一人入ってきた、大きな荷物の他に大事そうに持っているのは
バイオリンのケース
彼の他にも、ギターケースを持って入って来る人がいたし
やっぱり、ここは何か音楽関係の人達が集うカフェなのかな?

昔夢中になっていたロックミュージックのことを
懐かしい気持ちで想い出しながら、スケッチをしていたら

ジュリがフワッとドアを開けて現れた

th_CoCoLo CAFE

私と青山ジュリの出会いは、今時のインターネットで
ジュリが偶然私の創った動画を見つけてくれ
そして今年の一月の展覧会場に来てくれた、という
まだ出会ったばかりで話も自己紹介ぐらいしかしていない関係

だけど私のいつもの癖で…

あ、この人イイ!と思えば突進して、もう離さない!

ちょっと恋に似ているかも、一目惚れすると
夢中になってしまうように

才能惚れというのかな?
男でも女でも、この人凄い! 仕事を一緒にしたい!
と思ってしまったら、攻めるのだ

初めて出会った展覧会場で
ジュリが作曲家だと知った時に、思わず言ってしまったことは

「私の夢の1つは、私のキャラクターのオリジナル曲を持つことなの」

ジュリは、オーケストラのための作曲を得意とするけれど
どんな曲でも創ることができる人
話はトントン拍子に進んだ、そして

私がロンドンに戻って暫くすると

「チョッと、創ってみた」

と、ジュリからの連絡があった

私の大事に育てている
ダイルクロコダイル氏のオリジナル曲が
こんな風にして、あっという間にできてしまったのです

それは、私の想像し、希望していたような
呑気で散歩好きなダイルクロコダイル氏にぴったりの曲で
出来上がってきたものを聴いた時、私は、本当に驚いた

この曲がダイルクロコダイル氏にぴったりだったこと
それからもう1つ違う理由で驚いた理由があった

それは、私の大きな夢がまた1つ叶ったから…

実は今年になって、驚くようなことが続いて起きている
私の夢だったことが、いくつも叶い始めているのだ

それは、固く固く数十年も閉ざされていた巌窟の扉を
遂にこじ開けた、というイメージ

シャンパンボトルの栓がポーンと気持ちのいい音を立てて抜けるように
いつか私も、ポーンと世の中に飛び出るのだ
なんて若い時思っていたけれど

それは、ボトルの栓を抜くなんて、生易しいことではなかった

数年前には「もうダメなのかな〜?」
と、夢を絶対に諦めない島田カオルが
初めて諦めそうになったことも

だけどその時、とても良い出会いがあって私を救ってくれた人がいた
再び勇気を得ることができた私は
諦めそうになってしまった夢を妨げる
高く大きくそびえ立った山をどうにか乗り越えることが出来た

そして、2016年が半年が過ぎた今、岩窟の扉ももう少し開いてきて
色々なことが動き出した

夢は、思い続けて、手や足や頭や心を使って動き続けていると
いつか、必ず叶う

やっぱりこれは、宇宙の真理なのだと思う

夢に向かうと、当然のように障害物はドンドンくる

高い山があっても、登って降りると
またもっと大きな山がそびえ立っている
それもまた乗り越えて、前に進む

私はこの高いアルプス級の山脈を越え続ける時に
持っていなければならない大事なことがあると思う

それは、体力、忍耐力、想像力、それとある程度のお金も必要だと思う
だけど、とても大事なことは、その行程が好き!って思えること
楽しめること、そして遊びだと感じられること

私が、30年も諦めないで、やり続けることが出来たのは
好きだったから、楽しかったから、これしかないと思う

生きていく私の軸は、遊び

これが揺らぐと、なんだか硬くてつまらない絵になってしまう
正しい方向へ動いている時には、ワクワクと感じる
という事をある本で読んだけれど、全くもってその通り

なんでも楽しんでやっている時には、力が抜けてうまくいく
今ゴルフレッスンを受けているのだけれど、先生にはいつも
「力抜いて〜」って、言われてる
同じなのだ

ジュリの創ってくれたダイルクロコダイル氏の曲も
力が抜けていて、なんとも楽しくなる音

これが素敵、これこそ音楽だ

「細かい作業が好きだから、目の手術をするのが楽しいんだ」

っていう眼科の先生を知っているけれど
私は、手術してもらうのだったら、こんな風に
楽しんで、力抜いてやってもらいたいな、と思う

だけれど、力抜くって
何故だかすぐに忘れちゃうし
簡単そうに思えるのに、結構難しい

楽しい気持ちを忘れちゃうと、力が入ってしまう

私のこれからの人生は
とにかく、力抜いて遊びの中で楽しく仕事に繋げる

これだなって、思うのです

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【きょうのヒント】
今回のヒントは、チョッと難しいなー
新宿2丁目大通りから入って4本目の通りに面している
目印は、お店のウィンドーを隠すように置いてある植木

青山樹里:プロフィール
http://musica-celeste.com/j_aoyama

ふくしまみんなの演奏会・アマチュア参加型オーケストラのための書き下ろし作品

【前回のこたえ】
珈琲 三十間
渋谷区神宮前5-51-6テラアシオス青山2F

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About Author

島田カオル

東京生まれ、ロンドン在住の絵本作家。高校卒業してすぐに渡米。その後、パリ、南仏に暮らし、ロンドンへ。ロンドンでセシルコリン氏に師事、絵や陶芸などを学ぶ。1984年からイギリス人の夫と2人の子供と暮らしながら東京で20年以上イラストレーターとして活躍、その間、「レイジーメイドの不思議な世界」(中経出版)の他、「ある日」「ダダ」「パパのたんじょうび」(架空社)といった絵本を出版。再渡英後はエジンバラに在住後、ロンドンへ。本の表紙、ジャムのラベル、広告、お店の看板絵なども手がけている。現在はロンドンのアトリエに籠って静かに絵を描いたりお話を創る毎日。生み出した代表的なキャラに、レイジーメード、ダイルクロコダイル氏などがいる。あぶそる〜とロンドンにはロンドンのカフェ・イラスト・シリーズを連載。好きなものはお茶、散歩、空想、友達とのお喋り、読書、ワイン、料理、インテリア、自転車、スコーン、海・樹を見ること、旅行、石(特にハート型)、飛行場etc etc...

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