ブリクストニアンのオアシス/Stir Coffee

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ロンドンはサウス。

郵便コードで言えばSWとSEの接するあたり。

お隣同士の町「Brixton」と「Herne hill」には、昔からブリクストン族こと「ブリクストニアン」とハーンヒル族こと「ハーンヒリアン」という部族がおりました。

ブリクストニアンはラスタ系かエッジー系のクリエイティブ派でハーンヒリアンは純イングランド&ヨーロピアンなクリエイティブ。

しかしここのところイースト・ロンドン化が激しいブリクストンは急にお洒落度が増し、ヒップスターたちのたまり場&デザイン系ビジネス・エリアに(もう一つのたまり場は同じくイースト化したペッカム)。地下鉄駅があるのも強みなのか、店舗等の家賃はまさかの3倍に跳ね上がり、ローカルたちはあたふた。そして現在、全国チェーンのホテルが駅前に建設中。
数年前なら「ブリクストンにホテルうぅ?!」とびっくりされるところですが。

そして一方のハーンヒル。こちらは数年前にテムズウォーター(水道局)がポカをやらかしハイストリートがまさかの水没。全国ニュースにまでなったんですが、おかげで全てのお店が建て直しになってとってもキレイになり、年上家族持ち&お金持ち族(半分ぐらいは歳を重ねたハーンヒリアン)の住宅地となった印象があります。

街に歴史あり、ですね。

ちなみに10年以上前にさかのぼるとハーンヒルももっとカリビアンなムードが強かったようで、いまでもこの2つのエリアを結ぶ公園では夏に大規模なレゲエ・フェスが行われてますのでお好きな方はぜひ。

前フリが長くなりましたが、今回ご紹介するのはお洒落ブリクストンを少し離れたバス通りにある穴場的存在の「Stir Coffee」。発展中の駅前と違って周りはまだ全然お洒落ではないのですが、ここだけはヒップスター系の男女が集うカフェになっています。

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コーヒーはコクがあって美味しいし、ベーカリーや軽食もなかなかのお味。
でも何よりも素敵なのはここのスタッフがとても楽しそうにしていること。入るだけで幸せムードが漂っていてこっちも和みます。

道路沿いはガラス張りで明るく、奥の方の席はレンガ壁の落ち着いた雰囲気。ずーっと話込んだり、店員さんと時々おしゃべりしつつ仕事している人もいて、ローカルのオアシスになっているみたい。

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こういうカフェって貴重です。

この和みムードを味わいたいがために、近場のカフェでもよいところをわざわざ出かけていくことも。

ちょっと珍しいクラフトビールも取り揃えてありますよ。

ではまた次回、サウスでお会いしましょう!

Stir Coffee Brixton
111 Brixton Hill , London, SW2 1AA

http://www.stircoffee.co.uk

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About Author

ネモ・ロバーツ

写真家&ライター。日本で広告制作・編集と撮影の仕事を経て2003年より渡英。ロンドンをベースにフリーランスで活動。日常系ミニマリズム研究家。写真だけでなくグルメ関連のトピックにも目がなく、作家ケリ・バックマスターとともに、ロンドンの多国籍ベジ・カルチャーについて紹介するユニークなレシピ本『Street Food – Urban foraging and world food』、そして「あぶそる〜とロンドン」編集長、江國まゆ氏と共に『ロンドンでしたい100のこと』(自由国民社)を2018年に上梓(執筆&撮影)。

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