サイズはお気になさらず

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usagi


先日、お友達のグレアムさんにMaryleboneのチャリティショップをのぞいてみませんか? とお誘いしたところ、来週のジムの帰りにぜひ行きましょうとおっしゃいます。グレアムさんは御歳72才のとてもおしゃれな方で、ご自分の確固としたスタイルをお持ちの方です。Marylebone、Hampsteadのチャリティショップはちょっと他のチャリティショップでは見かけない良質の品物が並んでいることが多く、洋服をはじめ靴、アクセサリー、陶器など掘り出し物が多いのです。

チャリティショップでグレアムさんは冬用のジャケットを見ていらしたのですが、ふと取り上げたのはなんとPRADAのジャケット。おぉ、さすがMaryleboneのチャリティショップ、と感心しかけたのですが、実はチャックが壊れていて前が閉じないのです。次に取り上げたのはダークグリーンのNICOLE FAHRIのジャケットでグレアムさんにとてもよくお似合いでだったのですが、雨の中を歩くにはもったいないと残念そうに首を振ります。でも次に入ったお店で大変着心地の良いCalvan Clineのジャケットを見つけ、グレアムさんはこちらを購入されました。

全部で4件のチャリティショップに行ったのですが、実はわたくしもシルクとリネンのゆったりとしたトラウザーズを見つけ購入いたしました。「でもちょっと大きめなのです」と申し上げますと、「クリスマスにうってつけではないですか」とグレアムさん。

クリスマスは朝から晩まで食べたり飲んだり、それもチョコレートやらプディング、ケーキも食べ放題。プディングにはひときわたっぷり果物やバター、砂糖が入っております。あぁそういえば動物園のボランティアで知り合った友達は、クリスマスでスペインのご実家に帰るときはひとまわり大きなサイズの洋服をカバンに入れると言っておりました。

ゆったりとしたトラウザーズがタイトなトラウザーズになりませんように。

メリークリスマス🎄

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洋画とグラフィックデザインを専攻したのち、イラストの道へ。縁あって英高級紙「The Times」の挿絵イラストを担当。同紙から数多くの依頼を受け、新聞のタイトル欄にエリザベス女王と並んでイラストが印刷される。児童福祉に関わる団体をはじめ、クライアント・ベースの仕事をするフリーランスのイラストレーター。4年に渡ってロンドン動物園で週に一度ボランティア活動にいそしんだ経験があり、動物イラストは本物からのインスピレーション。

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