前回ご紹介したデボン州にある英国王立園芸協会のガーデンRosemoor。晩夏の見所のホット・ガーデンが本当に見事だったので今回はそちらをご紹介しますね。ホット・ガーデンに入ると驚くほど鮮やかな色彩の景色が一面に広がっています。多年草や一年草のホットカラーの花々と、低木・グラス類の葉の色合い、形、テクスチャーが見事に組み合わされ、遠くに見える木々の緑がその色合いをいっそう引き立たせています。
太陽のようなヘレニウム。早い時期から咲くタイプのヘレニウムで開花時期は6月から9月だそうです。花の中央部が丸く盛り上がるところから和名ではダンゴギクと呼ばれています。開花時期が長く、花持ちもよく、暑さにも寒さにも強いので初心者でも育てやすいようです。
Helenium ‘Sahin’s Early Flowerer’
銅葉の植物が多く使われていますが、その中に明るいライムグリーンの葉が所々に植えられていて、コントラストが素晴らしいです。ホット・ガーデンは元々1991年に作られもっとフォーマルなデザインだったそうですが、2007年にインフォーマルなスタイルで再度植えなおされたそうです。プランニングや準備を数年かけて行ったとか。
写真に撮るのが難しい紫の花。目に見た色合いと同じように撮れないのが残念!本来はもう少し赤紫っぽい色合いです。開花時期は7月ごろ、何週間も咲き続ける優秀なロベリア。蜂や蝶にも大人気。
Lobelia x speciosa ‘Hadspen Purple’
使われてる植物の多くは北アメリカのもので、プレイリー・タイプの植物に似たものを選んで植栽されたそうです。ホット・ガーデンを見るなら7月から9月中ごろがベストのようですが、グラス類も多く使われているし、秋まで咲き続けるお花やこれから咲きそうなお花もあったのでこの先もまだまだ十分楽しめると思います^^。
こちらはポタジェ、キッチン・ガーデンです。レンガとフェンスで円形に区切られた空間。真ん中のメタル製のガゼボを囲むようにお花と野菜が混植されていました。フェンスの一部はナスタチウムの花がたくさん開花中。
ハーブ・ガーデンの一部。ウィロー・フェンスできれいに囲まれます。地中海に自生するタイプのハーブは雨任せでOKなものが多く水遣りが楽だし、料理に使えたり、葉もきれいでかわいいお花が咲いたりと良い所だらけ。香りがいいものも多いですよね。
ハーブ・ガーデンの中にもお花がたくさん。
バンク・ホリデーでノース・デボンに行かれる予定があれば、ぜひローズムーアにも寄ってみてくださいね。
8月末まで不思議の国のアリス関連のイベントもやってるみたいです。かわいいキャラクターの銅像がガーデンのあちこちに置いてありますよ。イベントの詳細は公式サイトをご覧ください。
ちょっと天気が怪しいですけど、素敵なバンク・ホリデーをお過ごし下さいね!なんといっても、サマー・バンク・ホリデーが終わったら、クリスマスまで祝日ないですもんね~(涙)。楽しまねば!
ガーデン名 | RHS Garden Rosemoor |
住所 | Great Torrington Devon EX38 8PH |
電話番号 | 0845 265 8072 |
営業時間 | 4月から9月まで 10am – 6pm、10月から3月まで 10am – 5pm |
URL | https://www.rhs.org.uk/gardens/rosemoor |
★情報は2015年8月時点のものです。事前に必ず公式サイトで詳細を確認してからお出かけ下さい。