紳士階級化が進むフィンズベリー・パーク西側の騎手

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Klatsch  クラッチ(閉業)

北ロンドンのハブ駅、フィンズベリー・パーク駅と駅周辺は現在のところ大規模な再開発中で、すっかり様変わりしています。アーセナル戦がある日は熱気ムンムンの群衆でごった返すのがお約束なのですが、現在はそれもしばらくお預け。駅の並びにあったアーセナル・ショップもいつの間にか閉店してしまいました。

昔はさほど治安の良いエリアでもなかったのですが、ロンドン全体の紳士階級化(gentrification)が進む中で、ここもジワジワと変貌を遂げつつあります。駅の西側は今も庶民のためのショップが残り、大衆的かつエスニックな風情が漂っているのですが、前回のロックダウン明けのある日、ついに全く様子の違うシュッとした店構えのカフェ、Klatschが登場しました。

ペパーミント色の可愛いお店

Klatsch / クラッチというのはドイツ語で「会話や軽食を楽しむカジュアルな集まり」という意味なんだそう。ギリシャ側キプロス出身の男性オーナーさんの本業は照明デザイナーで、タワー・ブリッジの照明などにも関わっておられるそうですよ。オープン直後にたまたま通りかかり、洗練された輝きを放っていたので興味津々で立ち寄ってみたとき、少しだけお話を伺いました。お店の看板に「Klatsch Coffee & Wine」とあるように、いずれは夜も営業していきたい意向だそうです^^

落ち着いた趣のインテリア。照明がきれい^^

エリアいちばんを謳うブラウニー〜

ランチ戦線を勝ち抜いていくためサンドイッチやサラダなどの軽食に力を入れているようですが、実は手作りケーキ類も美味(甘めですが!)。私が立ち寄るときはいつもイートインができない時期と重なってしまい^^;  まだ一度も座ったことがないのですが、とてもいい雰囲気なのでイートインできる日を心待ちにしているのです♡

この写真はお店のSNSから拝借。サンドイッチは各種取り揃えてます♪

ケーキを持ち帰りにしてみた

ラズベリーとピスタチオのケーキ! とても可愛いのだけど、イギリス的なプロパーな甘さ^^;  オーガニックのサワードゥ・ブレッドはなんと世界選手権で2016年、2017年、2019年に金賞をとったとあります。

パンやペイストリーにもたくさんのこだわり。

いつかムサカをいただいてみたいな。

ギリシャのチーズ・パイ! こういうのは間違いないですな。

この時期、様々な食べ物を持ち帰りする機会が多いと思うのですが、各店の持ち帰り用パッケージにも注目したいところです。Klatschのホットドリンク用カップは高級感あふれていて、グッとくるデザインの一つ。どのお店をサポートするかを決めるとき、サステナビリティに気をつけていることも注目したい要素の一つですよね。

さぁ、2度目のロックダウンも折り返し地点にきました。巷ではロックダウン延長もありうると言われていますけれど、飲食店は有無を言わさぬ勢いでクリスマス・ディナーの予約をバンバンと受け付けてますね ^^;  さてさて、どうなることか・・・。

表面に凹凸がある高級感あふれるこのカップのファン^^  右はキャロット・ケーキ。フルーツ・ケーキみたいなスポンジの重さw

110 Fonthill Road, London N4 3HT

店名Klatsch
最寄り駅Finsbury Park
住所110 Fonthill Road, London N4 3HT
電話番号020 8374 4419
営業時間月〜土 8:00 – 17:00
URLhttps://www.instagram.com/Klatsch_coffee_wine/
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About Author

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岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系制作会社にて数多くの日本語プロジェクトに関わった後、2009年からフリーランス、各種媒体に寄稿中。2014年にイギリス情報サイト「あぶそる~とロンドン」を立ち上げ、編集長として「美食都市ロンドン」の普及にいそしむかたわら、オルタナティブな生活、人間の可能性について模索中。著書に『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房) 『ロンドンでしたい100のこと』『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日』『コッツウォルズ』(自由国民社)。NHK文化センター名古屋教室「江國まゆのイギリス便り」講師。MUSIC BIRDのラジオ番組「ガウラジ」に月一でゲスト出演。チャネリングをベースとしたヒーラー「エウリーナ」としても活動中(保江邦夫氏との共著『シリウス宇宙連合アシュター司令官 vs.保江邦夫緊急指令対談』もある)。Instagram: @ekumayu

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