北ロンドンのハブ駅、フィンズベリー・パーク駅と駅周辺は現在のところ大規模な再開発中で、すっかり様変わりしています。アーセナル戦がある日は熱気ムンムンの群衆でごった返すのがお約束なのですが、現在はそれもしばらくお預け。駅の並びにあったアーセナル・ショップもいつの間にか閉店してしまいました。
昔はさほど治安の良いエリアでもなかったのですが、ロンドン全体の紳士階級化(gentrification)が進む中で、ここもジワジワと変貌を遂げつつあります。駅の西側は今も庶民のためのショップが残り、大衆的かつエスニックな風情が漂っているのですが、前回のロックダウン明けのある日、ついに全く様子の違うシュッとした店構えのカフェ、Klatschが登場しました。
Klatsch / クラッチというのはドイツ語で「会話や軽食を楽しむカジュアルな集まり」という意味なんだそう。ギリシャ側キプロス出身の男性オーナーさんの本業は照明デザイナーで、タワー・ブリッジの照明などにも関わっておられるそうですよ。オープン直後にたまたま通りかかり、洗練された輝きを放っていたので興味津々で立ち寄ってみたとき、少しだけお話を伺いました。お店の看板に「Klatsch Coffee & Wine」とあるように、いずれは夜も営業していきたい意向だそうです^^
ランチ戦線を勝ち抜いていくためサンドイッチやサラダなどの軽食に力を入れているようですが、実は手作りケーキ類も美味(甘めですが!)。私が立ち寄るときはいつもイートインができない時期と重なってしまい^^; まだ一度も座ったことがないのですが、とてもいい雰囲気なのでイートインできる日を心待ちにしているのです♡
この時期、様々な食べ物を持ち帰りする機会が多いと思うのですが、各店の持ち帰り用パッケージにも注目したいところです。Klatschのホットドリンク用カップは高級感あふれていて、グッとくるデザインの一つ。どのお店をサポートするかを決めるとき、サステナビリティに気をつけていることも注目したい要素の一つですよね。
さぁ、2度目のロックダウンも折り返し地点にきました。巷ではロックダウン延長もありうると言われていますけれど、飲食店は有無を言わさぬ勢いでクリスマス・ディナーの予約をバンバンと受け付けてますね ^^; さてさて、どうなることか・・・。