最上質のイタリアンに出会う場所

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The Italians Chiswick  ザ・イタリアンズ  チズウィック店

シティ地区では本国で有名なイタリアン・フード・ホール「Eataly」がオープンして大きな話題になっていますが、南西ロンドンのチズウィックには2016年から最上質のアルチザン食品やグルメ・サンドイッチなどを扱うイタリア食材専門店、The Italiansがすでに先鞭を切っています!

これは3月半ば頃の様子。現在は外にテーブル席が並んでいるはず。

パシっとした陳列ぶりです。

ロックダウン中はこのお店に癒された南西ロンドナーも多かったのではないでしょうか。外から見るとカジュアルなロゴに気安さを感じるのですが、中に入ってあっと驚く本物感。町の小売店としては圧倒されるような大きな冷蔵ショーケースの中に50種類以上のチーズ、30種類以上のハムやサラミが美しく陳列されています。

またイタリアン・ワインの銘柄は150種類以上、その他にも最上級のオリーブ・オイル、パスタや保存食品、コーヒーやビスケットやチョコレートなどが並び、店内を見て回るだけでイタリア巡りができそう。ここはスローフードを愛するイタリア人たちが作り上げたアルチザン食品天国なのです。

イタリア・ワインの8割は本国で消費されるという地産地消ぶりも素晴らしいお国柄。なかなかお目にかかれない上等のバローロも扱っているそうですよ。

入り口入って右手にはデリ・カウンターがあり、窓側にはカフェ・スペースも。デリのショーケースをのぞくと・・・クオリティを保証されたシンプルなご馳走がずらりと並びます♡

アランチーニは、中がふかふかなんです。本場の手作りの味!

こういったサンドイッチ類に使われるパンや、ケーキは、全て店内のキッチンでマスターベーカーたちが毎日焼いているそうです!  使うのはイタリア産の小麦粉のみ。毎日30種のサワードゥ・ブレッドを焼いているそうですよ。サンドイッチやピザに使う食材は全てオーガニック。このお店のピザのファンという常連さんも多いようです^^

お店のSNSから拝借。美味しそう!

こちらの生産者紹介ページをご覧いただくと、ロンドン南西部にあるこのお店と、イタリア本国の小規模生産者の皆さんの強いつながりが見えてきます。食の背景には、必ず歴史と物語があります。

例えば全てのパン屋ケーキに使う小麦粉は、スイスとの国境に近い北イタリア、山深いメラノという町の製粉所で生産されたものを使っています。この製粉所は600年のパン職人の伝統を誇る一族によって経営されていて、1990年にすでにオーガニック認証を受けています。また1876年創業のイタリアン・チーズの名匠、グッファンティ社のチーズも扱っていますよ。

オーナーさんたちは、2016年夏にオープンする前から、2年以上かけて特にピエモンテなど北イタリアの優れた生産者さんを探し、絆を深めていったそうです。ともかくシンプルで味わい深い最高峰のイタリア食材をお求めなら、ぜひ。現在はマリルボーン店もオープンしてます!

454-456 Chiswick High Road, London W4 5TT

店名The Italians Chiswick
最寄り駅Chiswick Park / Gunnersbury
住所454-456 Chiswick High Road, London W4 5TT
電話番号020 8061 9440
営業時間月・火 8:00 – 20:00 水~日 8:00 - 21:00
URLhttps://theitalians.co.uk
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About Author

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岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系制作会社にて数多くの日本語プロジェクトに関わった後、2009年からフリーランス、各種媒体に寄稿中。2014年にイギリス情報サイト「あぶそる~とロンドン」を立ち上げ、編集長として「美食都市ロンドン」の普及にいそしむかたわら、オルタナティブな生活、人間の可能性について模索中。著書に『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房) 『ロンドンでしたい100のこと』『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日』『コッツウォルズ』(自由国民社)。NHK文化センター名古屋教室「江國まゆのイギリス便り」講師。MUSIC BIRDのラジオ番組「ガウラジ」に月一でゲスト出演。チャネリングをベースとしたヒーラー「エウリーナ」としても活動中(保江邦夫氏との共著『シリウス宇宙連合アシュター司令官 vs.保江邦夫緊急指令対談』もある)。Instagram: @ekumayu

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