The Italians Chiswick ザ・イタリアンズ チズウィック店
シティ地区では本国で有名なイタリアン・フード・ホール「Eataly」がオープンして大きな話題になっていますが、南西ロンドンのチズウィックには2016年から最上質のアルチザン食品やグルメ・サンドイッチなどを扱うイタリア食材専門店、The Italiansがすでに先鞭を切っています!
ロックダウン中はこのお店に癒された南西ロンドナーも多かったのではないでしょうか。外から見るとカジュアルなロゴに気安さを感じるのですが、中に入ってあっと驚く本物感。町の小売店としては圧倒されるような大きな冷蔵ショーケースの中に50種類以上のチーズ、30種類以上のハムやサラミが美しく陳列されています。
またイタリアン・ワインの銘柄は150種類以上、その他にも最上級のオリーブ・オイル、パスタや保存食品、コーヒーやビスケットやチョコレートなどが並び、店内を見て回るだけでイタリア巡りができそう。ここはスローフードを愛するイタリア人たちが作り上げたアルチザン食品天国なのです。
入り口入って右手にはデリ・カウンターがあり、窓側にはカフェ・スペースも。デリのショーケースをのぞくと・・・クオリティを保証されたシンプルなご馳走がずらりと並びます♡
こういったサンドイッチ類に使われるパンや、ケーキは、全て店内のキッチンでマスターベーカーたちが毎日焼いているそうです! 使うのはイタリア産の小麦粉のみ。毎日30種のサワードゥ・ブレッドを焼いているそうですよ。サンドイッチやピザに使う食材は全てオーガニック。このお店のピザのファンという常連さんも多いようです^^
こちらの生産者紹介ページをご覧いただくと、ロンドン南西部にあるこのお店と、イタリア本国の小規模生産者の皆さんの強いつながりが見えてきます。食の背景には、必ず歴史と物語があります。
例えば全てのパン屋ケーキに使う小麦粉は、スイスとの国境に近い北イタリア、山深いメラノという町の製粉所で生産されたものを使っています。この製粉所は600年のパン職人の伝統を誇る一族によって経営されていて、1990年にすでにオーガニック認証を受けています。また1876年創業のイタリアン・チーズの名匠、グッファンティ社のチーズも扱っていますよ。
オーナーさんたちは、2016年夏にオープンする前から、2年以上かけて特にピエモンテなど北イタリアの優れた生産者さんを探し、絆を深めていったそうです。ともかくシンプルで味わい深い最高峰のイタリア食材をお求めなら、ぜひ。現在はマリルボーン店もオープンしてます!