Milk ミルク
今取り組んでいるプロジェクトで、イギリスという国についてたくさんの思いを馳せています。今年で在英23年になる私も、日々の暮らし、季節のこと、ここに住む人たちの性質の傾向や嗜好などについて改めて振り返るとさまざまな発見があります。
ロンドンに絞るとダイバーシティという言葉が一番しっくりくるのですが、その他の地域もそれぞれに多様であり、日本との類似性とか、反対に全く異なる部分とか・・・知っていることを掘り下げ、発見していく楽しさを感じている今日この頃なのであります^^
とはいえ相変わらず食べ歩きは続けているのですが、物事に追われてなかなかレビューが追いつかず! 久しぶりとなる今日は、南ロンドンにある素敵なカフェのご紹介です♪
私自身が北ロンドンに住んでいることもあり、なかなか普段の生活で南ロンドンに行くチャンスがないのですが、職業柄の好奇心に引っ張られて出かけてみると楽しさに溢れています! トレンディなペッカム、ポッシュなイースト・ダリッジはもとより、見どころに溢れているわけでもない住宅エリアにも街歩きの醍醐味が隠されていますよね。
例えばBalham。ここ数年で何度か訪れて気づいたのですが、ノーザン・ラインのゾーン2-3でいちばん成長著しいエリアなのではないでしょうか。プラネット・オーガニックやウェイトローズがあることから住民層もなんとなくわかります。隣り合わせのトゥーティングも個性的な独立店が多く、いま個人的に一番注目しているエリアです!
今日はバラムの三角地点、Bradford Hill/Hildreth Streetに沿って営業している人気店の中でも、2012年のオープン以来、高い人気を誇っているブランチの王者、Milkに行ってみましょう!
この広場はロックダウン緩和後、いの一番に屋外席を目指して南ロンドナーたちが殺到した通りの一つ。このゆったりとした感じ・・・ホリデー気分だって味わえそうですよね^^
Milkは先日ご紹介したトゥーティング・ブロードウェイにあるJuliets Quality Foodsと同じオーナーさん(沿革は下記の記事で!)。つまり、強いこだわりのあるメニューで知られるカルト店です。
この日はベイクド・エッグとコーン・フリッターの2種を注文。どちらも思ってもみない姿で登場し、シェフの独創性を思い知らされました!
定番品の中にあるSweet Mariaはコーン・フリッターがメインなのですが、ハルミ・チーズ、アボカド、そして味わい深いトマト・チリ・ソースがサラダのように折り重なっており、コリアンダーの風味とライムが味を引き締めるというユニークな一品です。
同じく定番品で気になったのは、バナナ・ブレッドのグリル♡ セサミのスイーツ=ハルヴァ入りバター、パンプキン・シード・タヒーニといった地中海風のソースと一緒にいただくみたいで、機会があれば食してみたいものの一つ。
コーヒーは以前訪れたとき、猛烈に酸っぱいブレンドだったのがトラウマとなり、ここではいただきませんでしたw アラビカ系の豆もおいているはずなのでお店の人に聞いてみましょう♪
南ロンドンのカフェ、まだまだご紹介していきます!