午後のティータイムはパブでお茶?

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The Somers Town Coffee House サマーズ・タウン・コーヒー・ハウス

ロンドン中心部にまだ、こんなパブが残されているなんて! ユーストン駅のすぐ裏手という絶好ロケーションにあるホッとできる安息パブをご紹介♪

もともと17世紀の終わりにフランスからイギリスに流れてきたユグノー教徒たちのミーティング場所としてコーヒーを出していたというサマーズ・タウン・コーヒー・ハウス。その流れか、フレンチを出すガストロ・パブとして長らく親しまれていましたが、2011年秋からマネージメントを一新して新たなスタートを切りました。

パブ・エリアとレストランを分けていた壁を取り除き、広々とリラックスした雰囲気に様変わりしたパブでは、ロンドンや近郊の小規模農場などから仕入れた食材を使ったフレッシュなブリティッシュ・タパスを食べられます。

そして「コーヒー・ハウス」の名に恥じないよう、パブとしては珍しく朝から営業。マフィンとコーヒーなどの朝食もとることも可能なのです。香り高いコーヒー豆はUKトップクラスのロースターから仕入れ、ティー類は上質なリーフ・ティーのブランドとして知られるTeaShedのものを使用するなど、こだわりも随所に。

午後のティータイムにパブでお茶をするなんて、一昔前は考えられなかったことですが、パブ文化の進化とともに多目的パブが増えるのはうれしいものです。ユーストン発の電車を待つ間、ここでゆったり時間を過ごしてみては?

2024年追記:
この伝統パブの雰囲気はそのままに、現代風のサービスを受けられるようになっているようです。このロケーションでこの雰囲気は、やはりセントラル・ロンドンのお宝。以下はお店のウェブサイトから拝借しました。宿泊施設があるほか、地下のバーは貸切も可能。

©︎Somerstown Coffee House

©︎Somerstown Coffee House

©︎Somerstown Coffee House

60 Chalton Street, NW1 1HS

店名The Somers Town Coffee House
最寄り駅Euston / King's Cross
住所60 Chalton Street, NW1 1HS
電話番号020 7387 7377
営業時間月〜金 8:00 –23:30 土・日 10:00 – 23:30
URLwww.thesomerstowncoffeehouse.co.uk
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岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系制作会社にて数多くの日本語プロジェクトに関わった後、2009年からフリーランス。2014年にイギリス情報ウェブマガジン「あぶそる~とロンドン」を創設。食をはじめ英国の文化について各種媒体に寄稿中。著書に『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房) 『ロンドンでしたい100のこと』『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日』『コッツウォルズ』(自由国民社)。カルチャー講座の講師、ラジオ・テレビ出演なども経験。これまで1700軒以上のロンドンの飲食店をレビュー。英国の外食文化について造詣が深く、近年は企業アドバイザーも請け負っている。チャネリングをベースとしたヒーラー「エウリーナ」としても活動中(保江邦夫氏との共著『シリウス宇宙連合アシュター司令官 vs.保江邦夫緊急指令対談』もある)。仕事のご依頼は ekumayu @ gmail.com までお気軽に。

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