英国の新スナック菓子 ベスト5

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病みつきになることを英語で「Addict」と言いますけど、ついつい手が出て止まらなくなる甘くないスナック菓子のベスト5です! 英国のスナック菓子というと、Walkersのクリスプス(ポテトチップス)やリング状のHula Hoops、棒状の酵母エキス風味スナックTwigletsなどの定番を思い浮かべると思うのですが、今回は新しく発売されている数多くの新レンジの中から選んでみました。レッツ・スナック♪

 

1. Market Deli Pita Chips, Roasted Garlic & Mediterranean Herbs (Walkers)

あの庶民派ポテトチップスの老舗、1948年創業Walkersが、2014年6月にローンチした新レンジのスナック菓子シリーズ、Deli Marketブランドの1つ。派手な赤で目を捉える伝統のパッケージではなく、余白の多いシャなりとした大人のデザインでアップマーケット狙いの勝負に出たクオリティ・スナック菓子レンジで、ポイテトチップスとピタチップスのバリエーションを揃える。このロースト・ガーリックと地中海ハーブ風味のピタチップスは、厚めのシェイプを黄金色に焼き上げ、文字通り手が止まらなくなるガーリック&ハーブ・フレーバーで仕上げた秀逸なスナック。フムスやサルサなどのディップ類にも合うかもしれないが、そのままでも◎ 人工保存料・人工着色料・MSG不使用。


2. Manomasa Manchego & Green Olive (Manomasa)

トルティーヤ・チップスの王様と呼びたい完璧なスナック。メーカーによるフレーバーの描写は「ジューシーな地中海オリーブ、スイート・レッド・パプリカ、そしてマンチェゴ・チーズの深い酸味」。塩辛すぎず濃すぎず、実に味わい深いドンピシャな風味のコンビネーション。Manomasaはブランドそのものが2012年創業と若く、面白いフレーバーのトルティーヤ・チップス・レンジでまたたくまに人気者に。編集長は創業時からこのシリーズのファンで他のフレーバーもいくつか試したが、こちらのマンチェゴ&グリーン・オリーブがピカイチ。若い創業チームはつい最近、新開発のためのさらなる投資もゲットし、今後も新フレーバーが登場してくる見込み。ホワイト・コーン使用、MSG不使用、グルテン・フリー。


3. Quinoa & Kale Corn Puffs, Jalapeno & Cheddar (Eat Real)

日本のカールが食べたくなったらこれ。サクサクで後味ねっとり。あのコーン風味のパフパフ食感を爽やかに再現しつつ、ハラペーニョとチェダー・チーズで風味付けした大人のカール。もともと1974年創業のインド系スナック菓子メーカーが、小麦粉不使用のスナック菓子市場を狙って2014年に投入した新レンジ。レンティル、キヌア、ひよこ豆などを使ったヘルシー路線スナックが時代に受け入れられ、近年はありとあらゆる小売店の棚にグイグイと入って来ているなと思っていたら、健康スナック菓子市場の成長を見込まれ2020年に投資管理会社の資本傘下になった模様。Eat Realシリーズだとその他はVeggie Strawsがオススメ。グルテンや乳製品を含め、全てのアレルギー源素材不使用。


4. Black Peppercorn Bolli (Crosta & Mollica)

イギリスのイタリアン・スナック界に2009年、新風を吹き込んだ Crosta & Mollica が、2014年にローンチしたBolliレンジの一つ。小麦粉にジャガイモの粉を混ぜた生地は、噛めば噛むほどほんのり甘く、ブラックペッパーが良いアクセントに。ギリギリの薄さで固く焼き締めているからこそ得られる食感が絶妙で、そのまま食べても、ディップにつけても止まらない美味しさ♪  油分はもちろんエキストラ・ヴァージン・オリーブ・オイル。北イタリアの味で、サラダなどのトッピングにも向いているらしい。Crosta & Mollica は他にもイタリア伝統のスナック「タラリーニ」やフラット・ブレッドなど、どれも美味しいのでオススメ。


5. Baked Veg Crackers, Chickpea & Paprika (Deliciously Ella)

病をきっかけに食生活を見直して健康になったエラ・ミルズさんが、自身の体験を基に開発したヴィーガン・ブランド「デリシャスリー・エラ」。2012年のブログ開始からあっという間にレシピブック出版、カフェ・オープンと相成ったロンドン・フード業界の若き寵児はまだ29歳で、最近はデリシャスリー・エラ・ブランドの商品はスーパーだけでなくカフェ・チェーンなどでも見かけるようになり、ますますパワフルに。健康志向の若いヴィーガン主義者に支持されている模様。こちらは最近ローンチされた新ヴィーガン・スナック・シリーズ3種類のうちの一つで、グルテン・フリー生地の本体は米粉、キャッサバ粉、ヒヨコ豆の粉。固めパリパリにベイクされ、噛めば噛むほど味のレイヤーを感じる奥深い仕上がり。塩気も控えめなのでディップしても美味しくいただけそう。パケ買いもありのキュートなデザインはさすが!


「英国の新スナック菓子 ベスト5」いかがでしたか?

ポテトチップスを、入れませんでした。イギリスを代表するクオリティ・チップス「Kettke Chips」はちょっと油っぽいと感じてしまい個人的にはあまり好みではなく、ブランドだとTyrrellsのほうが好きです。パサっと仕上がっているWalker’sのソルト&ビネガーも好きw  Hula Hoopsも大好きで昔はよく食べていました。森永のおっとっとを思わせる Burton’s のFish’n’ Chipsもいいですねぇ。小袋があるので、たまにお土産にします。Burton’s は1829年創業で、ホテルなどにおいてあるビスケットで知られていますよね^^

皆さんのお気に入りのスナック菓子は何ですか? また聞かせてくださいね!

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岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系制作会社にて数多くの日本語プロジェクトに関わった後、2009年からフリーランス、各種媒体に寄稿中。2014年にイギリス情報サイト「あぶそる~とロンドン」を立ち上げ、編集長として「美食都市ロンドン」の普及にいそしむかたわら、オルタナティブな生活、人間の可能性について模索中。著書に『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房) 『ロンドンでしたい100のこと』『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日』『コッツウォルズ』(自由国民社)。NHK文化センター名古屋教室「江國まゆのイギリス便り」講師。MUSIC BIRDのラジオ番組「ガウラジ」に月一でゲスト出演。チャネリングをベースとしたヒーラー「エウリーナ」としても活動中(保江邦夫氏との共著『シリウス宇宙連合アシュター司令官 vs.保江邦夫緊急指令対談』もある)。Instagram: @ekumayu

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2件のコメント

  1. アバター画像

    次回、ぜひ! 何かディップがある方が良いのかも^^
    こういうヘルシーなものがますます増えて行きそうな予感♪

  2. Deliciously Ella ! 食べてみたいです!
    デリ、美味しいですよねー。雰囲気もいいし♬
    Ellaさん、第2子ご出産後、ご主人とますます精力的に活動されているようで。。。
    次回ロンドン旅時は、絶対に見つけて、食べようと思います!

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