ロンドンの飲食店レビュー1500軒達成!

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みなさま、こんにちは!  もうすぐロックダウンも明けてまた賑やかな日々が戻ってきそうですね。長いロックダウンも各々にとって意義深いものになったのではと思います。

今日は個人的な達成について書いてみます。このあぶそる〜とロンドン読者様にも関係のあることですので、一つの記事としてシェアさせていただきますね。

じつはコツコツとこの10年ほど書いてきたカフェやレストランのレビュー件数が、ついに1500軒に達しました! 驚   あぶそる〜とロンドンの創刊が2014年秋なのですが、その前は、2011年から某日系通信大手様のロンドン・ポータル・サイトを運営していたことがありまして、そこで毎週5本のレビュー記事を約1年半に渡って書いていたのですよね(毎日1軒ずつというのも、すごい達成感ありましたが^^)。その前はガイドブックの執筆のために飲食店のリサーチは日常的に行っていました。考えると、2010年から現在に至るまで、ず〜っと、ロンドンの外食産業と歩んできたことになります。振り返ると、ふと目頭が熱くなる思いであります(笑)。

当サイトでレストランやカフェ、パブなどのレビューを書くにあたっては、全てのお店に通し番号をつけて、1番からずっと写真と原稿を保存しています。それがついに1500店を超えたというわけなのです。1000軒達成のときは何も思わなかったのですが、ふと気づくと1500軒に!! これはある種のアチーブメントだなと思いまして、記念に何か記しておこうと思ったわけです^^

ロンドン市内には現在、約15,000軒の飲食店がありますが、これはマクドナルドやコスタ、小さなローカル・ショップなども含んだ数字です。レビューに値する独立店となると、数字はぐっと少なくなっていきます。その中の1500軒となると、かなりの網羅なのではないかと、我ながら自負している次第なのです。

レビューを書くためにはリサーチや取材をたくさん行いますので、10年前に比べると、随分とロンドンの外食産業に詳しくなりました。その間、各種メディア様にも外食産業についての記事を書くよう依頼されることが多くなり、紙媒体だけでなく、オンライン・メディアでも他社様に様々な記事をご提供しています。

自分でも、どうしてこんな風になってしまったのか(笑)時々考えるのですが・・・もともと日本では、テレビ番組情報誌で料理番組の宣伝を担当していたことがあり、その頃からすでに何かご縁があったのかもしれません。かつて「料理の鉄人」と呼ばれた著名シェフたちには軒並みインタビューさせていただきましたし、番組ディレクターにもよく取材しました。番組制作後はディレクターたちを差し置いて記事にするという理由で味見させてもらったのは良い思い出(笑)。当時は番組がらみの料理本の編集も手伝っていました。

当然料理にも興味が沸いてきますし、自然と詳しくなってきてしまい、私の場合は和食器への偏愛も含めて料理を作るのが楽しいと思えるようになりました(特に誰かのために作るときは!)。レストランやカフェで食事をするのが本当に大好きなのも、そういう経歴や志向に関係しているのかなとも思っています。飲食店は食の総合アートですものね。

レストランやカフェのレビューを書いている時は、本当にワクワクします。お店ができた沿革、オーナーさんの思いなどに同調するときは特に。これまでに溜め込んできた知識と照らし合わせて、そのお店がエリアへ与える影響などについて分析するのも面白くてたまりません。

なぜ外食産業をこれほどまでに愛しているのか。それは、そこに素晴らしい文化が根付いているからに他なりません。シェフの経歴や生い立ち、料理のトレンドなどについても考察することになります。レストラン事業家として何軒もお店を持っている人でさえ、レストラン事業への思いはとても個人的なものです。飲食店の経営では、店の方向性や従業員への態度、サプライヤーの選択や関係性など、理念がより重要になってきます。ストーリーがなければ、リピートしてもらえない時代になっているからです。

食は文化であり、人に直結しているものでもあります。そこが一番面白いと思う。毎日の生活に直結していること。第一次産業は決して廃れませんし、レストラン事業はその先にあるもの。昨今ではさらに、廃棄の問題も課題の一つですよね。それからホテル事業と一括りで「ホスピタリティ業界」とも言われるように、人を幸せにするための仕事でもあります。 つまり、まったくもって非常に身近でありつつ、社会的かつ哲学的な産業だということです。

食べたものが身になり血液となり、健康を養います。医食同源と言いますが、まさに日々の食事が薬であるということですよね。そう考えると、何を選んで食べるか。そこに人類の命運がかかっているのではないかとさえ思えます。毎日の積み重ねの中に、個人というアートが作り上げられていくのですから。

食は地球環境にも直結しています。食品廃棄の問題も解決すべき21世紀の課題です。EUの扉が閉じたからと言って、どうして困るのでしょうか? 英国内で食品を製造できないとでもいうのでしょうか? 飛行機や船がなかった時代は、皆が地元で作ったものを口にしていたわけで、ただ地産地消に戻っていけばいいだけのこと。どうしてそんな簡単なことがわからないのかと思います。問題は、私たちがいかに解決するかという点であり、決して問題が解決されないのではないかと恐れを抱くことではありません。

1500軒レビューを終え、またまたロックダウン緩和後から新たな気持ちでレビューを始めていきます!  食って本当に面白いし、美味しいと幸せになります。皆さんもロックダウン明けから、食の大切さを考え直してみませんか?

レストランやカフェ、パブのレビュー、今後もご活用ください!
https://www.absolute-london.co.uk/fooddrink

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About Author

江國 まゆ

岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系広告代理店にて数多くの日本語プロジェクトに関わった後、2009年からフリーランス。2014年にイギリス情報サイト「あぶそる~とロンドン / Absolute London」を立ち上げ、編集長として「美食都市ロンドン」の普及にいそしむかたわら、脱プラスチック、自然療法への意識喚起活動を行うなど、オルタナティブな生活、人間の可能性について模索中。著書に『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房) 『ロンドンでしたい100のこと』(自由国民社)など。2016年頃からチャネリングをベースとしたヒーラー「エウリーナ」としても活動中。Instagram: @ekumayu

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10件のコメント

  1. 江國 まゆ

    真知子さん、ありがとうございます〜♡嬉しいです!
    まさしく皆さんとの交流の軌跡でもあります。
    皆様に感謝なのです♡

  2. machiko jinto on

    まゆちゃん、1500軒おめでとうございます。素晴らしいことですね。
    きっとたくさんの思い出があるでようね。
    これからのご活躍も楽しみにしています。

  3. 藤原由紀 on

    まゆさん、1500軒達成おめでとう。
    随分とロンドンには行けてないけど、コロナが終息したら、まゆさんの本持って絶対ロンドン行きます。これからも記事楽しみにしてるね。

  4. 江國 まゆ

    LONDON LOVEさん、ありがとうございます!
    そう言っていただけると、本当に励みになります💗
    まさに私が目指していること、そして読んでくださる皆様への愛を
    ここに込めたいと思っております♪
    いつも読んでくださり、そして活用してくださってありがとうございます〜!!

  5. 祝(^_^)v
    1500達成、おめでとうございます!
    素晴らしい偉業です!
    あぶそるーとのレビューのおかげで、
    遠く離れた日本からも、ロンドンの雰囲気を味わい、思いを馳せ、
    ロンドン滞在時の行く所リストを作ることができます(*^_^*)
    これからも、楽しみにしてまーす♪

  6. 江國 まゆ

    アヤさん、お祝いのメッセージありがとうございます! ♡ 嬉しい♡ 20代前半の頃は料理なんてほとんど興味なかったのに、人間って変われば変わるものだわと思ってますww これからも楽しみながら続けたいです。いつもおつきあいありがとうです♡

  7. トキタアヤ on

    まゆさん、1500軒達成おめでとうございます。

    日本にいた時から食の世界に携わっていたのですね。今日までのまゆさんの道のりを尊敬して止みません。

    どうぞこれからも、みのり豊かな取材と素晴らしいエッセイを書かれますように。拝読させていただくのがとても楽しみです。

  8. 江國 まゆ

    Kirikoさん、ありがとうございます!涙 お言葉本当に嬉しい。確かにレビューはほぼ自腹なので経費はかかるのですが、その分自由に書けるのもいいところなんですw たまに招待されてレビューを書くときは、ちょっと緊張しますし、読者のためにも嘘を書きたくないと思いつつ・・・笑 そんな感じです。そして読んでくださる方がいてこそのレビュー。お声が本当に励みになります。次は2000かな?笑。本当にありがとうございます!

  9. 1500軒達成おめでとうございます。お金も時間もかかったことでしょう。いつもその情報を分けていただき助かってます。これからもお体に気をつけて次の目標を目指してください。

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