オールド・ストリート駅のラウンドアバウトに面した第一号店、Shoreditch Grindと同系列のGrind & Coが経営するクールなエスプレッソ・バー。形態としてはお隣のホテル、The Hoxton Holborn併設で、The Hoxtonはその名の通りイーストの香りをぷんぷんとさせている東生まれのホテルなので、両者のタッグはまったく自然なことだったのでしょう。
第一号店のオープンが2011年で、あれから5年の間にこのホルボーン店、ソーホー店、ロンドン・ブリッジ店(2018年追記:そしてエックスマウス・マーケット店その他!)を次々とオープンした敏腕事業家は、イギリス人起業家とオーストラリアのシンガー・ソングライターというユニークなコンビでした。ミュージシャンの共同オーナー氏の意向からか、ショーディッチ店の2階に音楽スタジオを設置したり、2015年にはソーホー店にコミュニティー・ラジオ局を設置したりと、そちら方面にもどんどん手を伸ばしているようです。
いくら手広くやっても、やはり注力すべきは基本のコーヒー! ここのコーヒーは毎日ローストされるフレッシュな自社ブレンドで、コクがあって美味しいのです。ニカラグアやタンザニアといった国へ清潔な飲み水をもたらすべく売り上げの一部を寄付する活動もオープン以来続けているんですよ。
最初にカクテルが登場したのはショーディッチ店、2012年秋のこと。エスプレッソ・マティーニというシグニチャーを作ったほか、ウォッカを合わせたフラット・ホワイトや、テキーラ・ベースのものなど、ハウス・エスプレッソを使ったカクテルを4種用意しているので、いわゆるアイリッシュ・コーヒー的なものがお好きな方は、ぜひ☆
このホルボーン店は真鍮の棚を天井からぶらさげたインテリアにも注目。カフェというよりはバーと呼ぶほうが似合う店ですけど、ホルボーン界隈で美味しいコーヒーをお求めならば、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。