The London Particular ロンドン・パティキュラー(閉業)
ロンドン大学の芸術部門ゴールドスミス・カレッジを擁することで知られるNew Crossに、2014年に登場したモダン・カフェ。カリブ系移民が有機的に形づくる活気ある庶民の町という印象のニュー・クロスにあって、当店だけが突出して現代風です。そしてオーナーが女性シェフというこちら、まぁご飯の美味しいこと。ロンドン市内でも指折りの部類ではないでしょうか ^^
休日ブランチはベーコン・サンドイッチから自家製ベイクド・ビーンズを交えた工夫のあるイングリッシュ・ブレックファースト、そして数々のヘルシーなハウスサラダやベジ・オプションのオープン・サンドなど魅力的なラインナップが並びます。そしてこの日のハイライトはハウス・フリッタータ! カボチャやズッキーニがたっぷり入っていながらも、まったく水っぽくない旨味凝縮の有機卵フリッタータはレギュラー・メニューみたいなので、ぜひぜひ試してみてください♪(レシピが知りたい!)
良心的な小規模生産者から仕入れる生きた素材で作る、 アイデアあふれる品々に惚れたブランチ・タイムでした。木曜から土曜までは夜もオープンしているので、こちらもひと味違う顔を見せてくれそう。コーヒーはお隣にある同系列の店、LP Barに置いているマシンで淹れてくれます。
ちなみに店名にある「いかにもロンドンっぽいもの」(London Particular)って何でしょうね? と思ったら、悪名高いロンドンの霧にちなんでいるそうです。1950年代のロンドンを覆った黄色がかったスモッグ混じりの霧は「エンドウ豆のスープ」に喩えられ・・・London Particular = Pea soup fogなのだそうです ^^; 南東ロンドンあたりは、スモッグがとくにひどかったのかも・・・。