郷愁のイラン☆おばあちゃんの素朴な味

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R & H  アール・アンド・エイチ

リッチモンドの奥深く住宅地に入って行く途中、Richmond Hill沿いに一昨年誕生しているペルシャ・カフェ。トレンディな要素も取り入れてはいるのですが、食事やケーキはプレゼンテーションも含めて素朴の一言。どこか懐かしささえ感じるアットホームなティールームです ^^

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入ってまず目を奪われるのは、右手テーブルの上に並べられたエキゾチックな焼き菓子の数々。中近東のお菓子らしくピスタチオやデーツ、はたまたハニーやクルミ、柑橘類といった素材をたくさん使った朴訥なケーキたちには胸がキュンと高鳴ってしまいます♪

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ケーキの種類は多い!

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お楽しみケーキタイムの前にいただいたのは、本日のランチ。当店は流行りの大皿惣菜(=事前準備可能)ではなく、注文を受けてから火を入れていく完全メイド・トゥ・オーダー料理で勝負に出ているため、テーブルに料理がのるまで待つ余裕がある日に来てくださいね ^^ この日はライスと豆を入れてベイクしたパプリカ料理で、煮込みトマト・ソースのコクがいい仕事をしていました。

プレゼンテーションはシンプル。パンとサラダに工夫がほしいと思ったけど、これが彼らのスタイルなのかも。

プレゼンテーションはシンプル。パンとサラダに工夫がほしいと思ったけど、これが彼らのスタイルなのかも。メインのパプリカ詰めは美味しかったですよ ^^

左上はザクロのモラセスで和えたオリーブ。面白いアイデア!

左上はザクロのモラセスで和えたオリーブ。面白いアイデア!

その他にもペルシャ風のミートボールや七面鳥のソーセージ、お得意の茄子料理数種に豆を使った料理など、文字通りほっこり温かい気持ちにさせてくれるイラン式おばあちゃんの素朴家庭料理を作ってくれるのはオーナーシェフのザフラさん。彼女のお母さんはイスラム王朝ガージャール朝の王族出身だとかで、壁にかかるアートはガージャール朝文化にインスパイアされたものばかりなのだそうですよ。

さて、食後にいただいたのはパンプキン・ケーキ、そして友人はピスタチオのケーキ☆ どちらも素朴な直球テイストですが素材の良さが分かる仕上がり。舌に甘さが残ってもストレートのお茶やコーヒーと合わせればちょうどよい塩梅に ^^

ザフラさんの手料理と一緒に、家庭的なおもてなしを味わいたいときに、ぜひ♪

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右上がパンプキンのケーキ、左がピスタチオとローズ・ウォーターのケーキ。どちらもしっとりとした仕上がり。

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15 Richmond HIll, London TW10 6RE

店名R&H
最寄り駅Richmond
住所15 Richmond HIll, London TW10 6RE
電話番号020 8948 4087
営業時間水〜金 9:00 – 17:00 土・日 9:00 – 18:00
URLhttp://www.randhbusinessltd.com
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岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系制作会社にて数多くの日本語プロジェクトに関わった後、2009年からフリーランス。2014年にイギリス情報ウェブマガジン「あぶそる~とロンドン」を創設。食をはじめ英国の文化について各種媒体に寄稿中。著書に『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房) 『ロンドンでしたい100のこと』『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日』『コッツウォルズ』(自由国民社)。カルチャー講座の講師、ラジオ・テレビ出演なども経験。これまで1700軒以上のロンドンの飲食店をレビュー。英国の外食文化について造詣が深く、近年は企業アドバイザーも請け負っている。チャネリングをベースとしたヒーラー「エウリーナ」としても活動中(保江邦夫氏との共著『シリウス宇宙連合アシュター司令官 vs.保江邦夫緊急指令対談』もある)。仕事のご依頼は ekumayu @ gmail.com までお気軽に。

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