「香りの黄金時代を築く」新世代ロースタリー

0

The Roasting Party On Pavilion  ロースティング・パーティー・オン・パヴィリオン

いにしえのイングランドの首都、ウィンチェスターで創業したこだわりのコーヒー焙煎所が、2017年夏にロンドンへ進出。場所はチェルシーのど真ん中。スローン・スクエアの裏手に新しく開発されたPavilion Road商店街の一画です。2015年頃から再開発が進み、今では地元の人々にとってなくてはならない通りになっているようですね^^

アウトレット・ショッピングを楽しめそうな雰囲気。でもその実・・・

最近になってようやくPavilion Roadを念入りに探検してみました。通りの印象はごくごくアウトレットのビスター・ヴィレッジなのですが^^;  入っている店が全然違います。チェルシーは中心部だけど住んでいる人も多く、ローカルたちが気軽に足を向けられる商店街が限られていたところ、そのギャップ・マーケットを埋める形で誕生したのかなと思います。お肉屋さんあり、お魚屋さんあり、チーズ屋さん、グローサリー・・・・。ヒップな東ロンドンのお金持ちが好む店とはまた違うけれど・・・やはりモデルは東ロンドンのアルチザン店舗好きコミュニティのようにも感じました。なるべく独立店舗を、無理なら小規模チェーンを! 今のロンドンの開発業者が心がけている点ですね。

チェルシーのヒップスターたちが集まる通り? そんな印象を受けました。左はロースティング・パーティーの前の様子です ^^

てさて、そのパヴィリオン・ロードで独立系コーヒーショップの大人気店として毎日賑わっているのが、こちらのロースティング・パーティー! エスプレッソ・マシンと焼き菓子、そして販売用のコーヒー豆を置いているだけのコンパクトな1階スペースは、朝9時くらいまで美味しいコーヒーを求める列が外へとのびる盛況ぶり。晴れていても曇っていても、スモーカーもノンスモーカーにも外のベンチはいつも大人気です♪

1階スペースはこれだけ!

午後のお菓子♡ ランチタイムにはトースティーのようなものもあるようです

左はキャロット・ケーキ♪ 右はミニ・クグロフのようなバント・ケーキ。

オーストラリアのコーヒー文化をフォローする当店では、お菓子類もバナナ・ブレッドやアンザック・ケーキなどオージーらしい姿もちらほら。ミニ・サイズの可愛らしいバント・ケーキは、グルテン・フリーのようです。

テイクアウェイが圧倒的に多いこの店で、ちゃんと座ってコーヒータイムを楽しみたい方もご安心を。2階スペースがあります!

めちゃイーストっぽい雰囲気〜。スローンレンジャーたちもこういうお店を渇望していたのかも。

通常のミルクのカプチーノ! リッチで甘いタイプ ^^

見出しで使った「香りの黄金時代を築くコーヒー」というのは、お店のウェブサイトからいただいた謳い文句です。ウィンチェスターにある焙煎所で少量ずつ丁寧にローストする自慢のコーヒー豆は、確かにコクがあって香り高かったと思います。チェルシーでいただく一杯のアルチザン・コーヒーは格別 ^^  チェルシー散策の合間に一休みするなら、ぜひ立ち寄ってみてください♪

パビリオン・ロードへようこそ♪

253 Pavilion Road, London SW1X 0BP

店名The Roasting Party On Pavilion
最寄り駅Sloane Square
住所253 Pavilion Road, London SW1X 0BP
電話番号020 7730 6655
営業時間月〜金 7:00 – 17:00 土・日 9:00 – 17:00
URLhttps://theroastingparty.co.uk
Share.

About Author

アバター画像

岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系制作会社にて数多くの日本語プロジェクトに関わった後、2009年からフリーランス、各種媒体に寄稿中。2014年にイギリス情報サイト「あぶそる~とロンドン」を立ち上げ、編集長として「美食都市ロンドン」の普及にいそしむかたわら、オルタナティブな生活、人間の可能性について模索中。著書に『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房) 『ロンドンでしたい100のこと』『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日』『コッツウォルズ』(自由国民社)。NHK文化センター名古屋教室「江國まゆのイギリス便り」講師。MUSIC BIRDのラジオ番組「ガウラジ」に月一でゲスト出演。チャネリングをベースとしたヒーラー「エウリーナ」としても活動中(保江邦夫氏との共著『シリウス宇宙連合アシュター司令官 vs.保江邦夫緊急指令対談』もある)。Instagram: @ekumayu

ウェブサイト

Leave A Reply

CAPTCHA