欧州を感じたいあなたへ ウィーン風コーヒーハウス

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Kipferl  キッフェルン

エンジェル駅すぐ近くにあるマーケット通り、カムデン・パッセージで2011年から営業しているオーストリア・カフェ。ここはなぜかいつもすごい人気なのです! いつ行ってもほぼ満席で、お客さんはひっきりなし。私もこれまで何度か行ってみたのですが・・・大人気の秘密・・・それは深い部分では謎のまま(笑)。でもきっと何か、秘密があるはずなのです。

軽食メニューを見るとオーストリアやドイツで食べられているようなソーセージ+ザワークラフトや、煮込み料理、薄さが身上の欧州カツレツ、シュニッツェルなどが並んでいます。こういった食事を出すお店はロンドンでは比較的少ないので、ヨーロッパから来られている移民の皆さんが郷愁を感じて足を向けているのかな?と想像しています。それはまるで、味に関係なく日本人が日本食レストランや食堂にふらっと足を向けてしまうのと同じように。現にお客さんは白人率が非常に高いようです。

週末ブランチのチーズ・オムレツ。フランス風のふわふわオムレツが好きな方にはオススメしませんが、これはこれでオフクロの味なのかなと^^

こちらも週末ブランチのウィーン風ポテト&ハム入りエッグ・スクランブル。こういうのは間違いないですね。

そして多くのお客さんが目指してやってくるのは、欧風生まれのケーキたちです^^  ウィーン名物のザッハトルテや大陸風のレイヤー・ケーキ、アップル・ケーキなど試してみたいものはたくさん。私もザッハトルテやその他のケーキをいただいたことがありますが、シンプルな昔ながらのお味を楽しめます。もちろんコーヒーと一緒にぜひ!

本日のスペシャル・タルト♪

一瞬だけ西ロンドンのGolborne Roadに2号店を出したのですが、1、2年ですぐに閉じてしまいました。こちらのお店も一度のぞいたことがあるのですが、雰囲気ハンサムであることは1号店以上でコーヒーも美味しかったので、きちんと食事をしてみようと思っていた矢先の閉店で残念。Golborne Roadを含むノッティング・ヒルの北側はお洒落化は進んでいるけれど、まだまだカリビアン文化も残っているし庶民的なエリアなので、少しマーケットが違うのかなと納得もした次第。

私にとってはザッハトルテを食べたくなったときに立ち寄るカフェですが、欧州民の皆さんにとっては、郷愁を感じる何かが必ずあるのだと思います^^

ロックダウン中はオンライン予約持ち帰りやデリバリーを積極的に進めているお店の一つ。ウィーン風ソーセージやシュニッツェル、ザッハトルテが食べたくなったら試してみてくださいね。M25内であれば、どこでもデリバリーしてくれるみたいです。ただし、いただきたい日の前日までに注文を済ませておく必要あり!

ホール・ケーキもデリバリーしてくれます。ザッハトルテやクルミ入りのハウストルテ、ハンガリー名物アーモンド・クリームのエステルハージトルタなどをお試しあれ♡

20 Camden Passage, London N1 8ED

店名Kipferl
最寄り駅Angel
住所20 Camden Passage, London N1 8ED
電話番号020 7704 1555
営業時間月〜土 9:00 – 21:00 日 9:00 – 20:00
URLhttps://www.kipferl.co.uk
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About Author

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岡山県倉敷市出身。ロンドンを拠点に活動するライター、編集者。東京の文芸系出版社勤務、雑誌編集・ライターを経て、1998年渡英。英系制作会社にて数多くの日本語プロジェクトに関わった後、2009年からフリーランス、各種媒体に寄稿中。2014年にイギリス情報サイト「あぶそる~とロンドン」を立ち上げ、編集長として「美食都市ロンドン」の普及にいそしむかたわら、オルタナティブな生活、人間の可能性について模索中。著書に『歩いてまわる小さなロンドン』(大和書房) 『ロンドンでしたい100のこと』『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日』『コッツウォルズ』(自由国民社)。NHK文化センター名古屋教室「江國まゆのイギリス便り」講師。MUSIC BIRDのラジオ番組「ガウラジ」に月一でゲスト出演。チャネリングをベースとしたヒーラー「エウリーナ」としても活動中(保江邦夫氏との共著『シリウス宇宙連合アシュター司令官 vs.保江邦夫緊急指令対談』もある)。Instagram: @ekumayu

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