南西ロンドンの住宅街を貫く目抜き通り、フルハム・ロード沿いに、ロックダウン中の6月にオープン! 美味しそうなレバノンのパンやお菓子がショーウィンドウにずらりと並び、思わず駆け寄ってしまうモダンな装いのレバニーズ・ベーカリーが、Ta’mini なのです^^
おそらくロックダウン前から開業を計画していたのでしょう。レバノン人の若いご夫婦で経営されている小さなお店からは、愛情たっぷりの元気オーラが出ています。
「Ta’mini」とはレバノン語で「ご馳走して」という意味だそう。お店の奥に大きなオーブンが設置されていて、毎日フレッシュな中東のパンが焼きあがっては店頭に並び、道ゆく人の目を引いています。
ここでレバノンの伝統的なベーキング・アイテムについておさらいしてみましょう♪ まずはマナイーシ/ Manakish。シンプルなフラット・ブレッドにザタールやスマックなどの中東のスパイス、チーズなどをトッピングしたピザのような食べ物です。これはコベント・ガーデンのレバニーズ・ベーカリーでもいろんな種類を見ることができますね。イタリアのピザよりも、さらに生地がプレーンな気がします。
それからスフィーハ / Sfeehaと呼ばれるミート・パイ。ちょこっと肉餡が見えているものが多く、軽食にもぴったり。そしてファティール/ Fatayer と呼ばれるスナックは三角形のパイで中には肉やチーズ、ほうれん草などが入ります。どれも本当に美味しそう♡
こちらの記事によると、奥さんの方はもともとレバノンでパン屋さんを営んでいたそうです。ロンドンでは全く別の仕事されていたそうですが、おもてなしの喜びを忘れられず、昨年10月にこのお店をオープンすることに決めたそうですよ。ロックダウンになっても決意を曲げることなく、オープンへ向けてひるまず進んでいったそうです。そして結果は上々♪ 地元の人たちに大歓迎されたそうです^^
ロックダウン中も、もちろん持ち帰り、デリバリーに対応しています。パンだけでなく、フムスやタボウルなど中東料理の定番メッゼ類も美味しいと評判! こんなベーカリーがご近所にあるといいな〜。そんな風に思わずにはいられない魅力的なカジュアル店。レバノン料理ファンとしては、もっとたくさんの種類を試してみなくてはと意気込んでしまいます^^