The Lebanese Bakery レバニーズ・ベイカリー
中東料理は大好きな食ジャンルの一つなのですが、そんな私にピッタリ(笑)一人でも気軽にいただけるストリート・フードの新しいお店がコベント・ガーデンにできているので喜びをシェアさせてくださいw
そこはまさに劇場街の一角、ロングランのゴシック演劇「Woman in Black」を上演している劇場のすぐ隣にあるレバノン風ピザ「Manousheh / マヌーシュ」のお店、レバニーズ・ベーカリーです。
昨年春頃に登場して以来、3度ほど来ているのですが、昼間来たことはありませんw 友人との会食の二次会で訪れたり、どうしても食べたくなって中途半端な時間に一人で訪れたり。場所がとても便利ですし、ファスト・フードなので気軽に入れることも魅力です。昼食時は比較的混んでいると思うのですが、朝から夜までオープンしているのでとても重宝します。
マヌーシュというのはレバノンを始め中東の広い地域で食べられているフラット・ブレッドをベースとしたピザ風スナック(地域によって呼び名は少しずつ違うのだと思いますが)。ここレバニーズ・ベーカリーは、ベイルートに1号店があるブランドで、ロンドンが2号店。レバノンのストリート・スナックであるマヌーシュの専門店で、店内にある釜で注文を受けてから職人さんが焼いていきます。
トッピングは各種チーズとお肉がメインで、スパイスやハーブ、薬味を組み合わせていきます。ベジタリアンもヴィーガンもありますし、卵を使ったものもあります。メニューがトッピングでシンプルに分かれているので見やすくはあるのですが、中東出身と思われる人たちが注文しているものを横目で見ていると、同じマヌーシュでもチーズを生地でサンドしているものもあれば、生地の端までフラットのもの、端っこが折りたたまれているものまで形は数種類あって注文に熟練するまで時間がかかりそうです(笑)。
甘いマヌーシュも数種類あります! それからちょっとした小腹が空いたときにいただきたい小さなスナックMouajjanetもおすすめ。中身はチーズやひき肉、甘いものまで色々。お店の人に聞いてみてくださいね^^
中東料理では、私たちに馴染みのない食材や調味料を数多く使います。チーズの種類もヨーロッパのものと違いますし、スパイスや薬味使いも新鮮。世界の食のバラエティや奥深さを知ることができて楽しいですよね。レバニーズ・ベーカリーで使っている調味料などは、レバノンで作っている自社製品が多いそうです。お店の棚にはザクロのモラセスとか丸ごとイチジクのチャツネなど、直輸入したエキゾチックな瓶が並びます♪
マヌーシュを焼いている職人さんは英語にまだあまり慣れていないようなネイティブの方達が多いようにも感じました。自然素材のバスケットに入ってくるところも、私的には高得点。ロンドンに中東料理店は星の数ほどあるし、テイクアウェイもできるけれど、一人でも気軽に入れるファスト・フード風のお洒落ショップの存在はまだ貴重です。ロンドンに旅行で来られて、中東料理を試してみたい方にもおすすめです ^^