Phillipe Conticini Buck Street フィリップ・コンティチーニ バック・ストリート店
たいていのお店が閉まっているロックダウン中に、どうしても足が向いてしまう場所って人それぞれだと思いますが、私の場合は夢を与えてくれるスイーツ・ブティックでしょうか^^ パン屋さんやケーキ屋さんはこの時期、救世主のようにも感じます。
こちらは昨年発見したフィリップ・コンティチーニのロンドン店。もともとカムデンのステーブルズ・マーケット内にできていたのは知っていたのですが、いつか行きたいと思っていた矢先のロックダウン。でも気づいたらステーブルズ・マーケットのお店は臨時休業中だけど、こちらのバック・ストリート・マーケットのお店がロックダウン中にオープンして毎日営業をしていました♪
このブランドがロンドンに進出してくるまで、実はフィリップ・コンティチーニさんについて全く知りませんでした。90年代から活躍するフレンチ・パティスリーの巨匠なんですね。彼が共同創業したパティスリー・デ・レーヴはケンジントンやマリルボーンに花を添えていて、そういえば何度か足を運んだりもしましたが、結局両店ともに閉店してしまって・・・ロンドンでそのご活躍を見ることがなくなっていました。
それが! 2018年にパリにご自身の名を冠したブティックをオープンしてから、あれよあれよと言う間に日本やロンドンに進出。その後、どうもご本人がロンドンに移住されたみたいです。まさかフィッシュ&チップスの虜になったからだとは思いませんが(笑)しかも不思議なのは、どうして彼がカムデンのステーブルズ・マーケットを初のロンドン店の拠点として選ばれたのか、ですw その辺りはきっとご本人に聞いてみないとわからないかもしれませんが・・・。ともあれ、私たちはラッキーですよね^^
バック・ストリート・マーケットのスタッフさんは、現在はここだけのオープンだけど、早くステーブルズ・マーケットの方を再オープンさせたいと意気込んでおられました。ケーキもペイストリーも、どれも見目麗しくすぐにでも頬張りたくなります♪
迷いに迷って購入したのは、彼のシグニチャーの一つでもあるL’Etretat / エトルタです。ノルマンディー地方の風光明媚な海岸、エトルタに敬意を評して生まれたケーキは、ヘーゼルナッツ・ビスケットの上に滑らかなキャラメル・ムースがのっかり、中には上品なアップル・ジンジャー・コンポートが隠れたふわふわとした甘いお城♡
フィリップさんのお菓子を見ていると、子どもの頃に夢見た、絵に描いたような可愛いケーキを思い出します。その形のケーキを作り出すには、本当はものすごい量の練習と鍛錬とデザイン力がいるのだと言うことに、大人になってから気づきました。その溢れ出るクリエイティビティに乾杯!
彼のような人材がロンドンにいる間に、何かイベントが行われたりするのでしょうか。お人柄も素晴らしいとメディアにも書いてあるので、お会いしてみたいものです^^
ちなみにバック・ストリート・マーケットには他にも注目の飲食店が入っているので、また機会あればレポートしますね ^^