Arôme Bakery アローム・ベーカリー
先日、ロンドンは新世代ベーカリーのオープニングが花盛りだと書いたのですが、昨年から今年にかけての新規オープンでおそらくいちばんの話題店がこちらです。Sohoでポップアップ的に営業し、すでに人気を博していたアローム! 路面店を選ぶにあたっては、さすがの中心ロケーション、コベント・ガーデンにしたようですね^^
中に入ってみると、シンプルで温かい内装からはオリエンタルな香りが・・・。 アジア系のスタッフも半分くらいいて、日本人にはなんとなく落ち着く雰囲気です。Arômeの前身は、2019年秋、SohoのFrith StreetにオープンしたShingapula & Arôme。共同オーナーでクリエーターでもあるフランス人パティシエのアリックス・アンドレさんと、シンガポール人奥方のバックグラウンドとの融合から生まれたお店で、アロームの繊細なフレンチ・パティスリーは大人気となり、今回の独立と相成った次第。シンガポール系のレストラン事業家さんとの共同プロジェクトのようです。
アリックスさんはパリのアラン・デュカスやラデュレなどから出発し、ロンドンでも数々のベーカリーで経験を積んでマスター・ベイカーの地位を築き上げました。彼のペイストリーの特徴はフレンチの古典にアジア的なフレーバーを取り入れること。下記でご紹介するように、シンガポールや日本のパン文化からの影響がとても強いようです。日本のふっくら「Shokupan」もあります! Shokupanはロンドンでも市民権を得つつあるようです^^
オススメされたのは、味噌キャラメル・グレーズのアップル・デニッシュ。上品に味噌を使ったリンゴたっぷりのデニッシュは、個人的には朝食にいただきたいと思いました^^ そしてパイナップル&マンゴー+パッション・フルーツのデニッシュはカラフルな南国の味! どちらもお味を形容するとしたら果物をたくさん使っているからか「さっぱり爽やか」。コッテリとしたバター/クリーム風味のデニッシュとは一線を画した軽さが身上のようです。
アロームはパン屋さんなんですけど、以前は月・火曜日がお休みで行ってみると閉まっていたりしました>< 現在は火曜日も営業しているようで、ホッ(笑)。朝が早いパン屋さんというよりも、通常のカフェのように営業しています。
私が訪れるのはいつも遅い時間になってしまいw シグニチャーのハニー・バター・トーストなどはいただけていません。万が一、午前中に訪れるようなことがあれば・・・! 絶対に試してみたいアイテムの一つです♪
閉店間際に訪れてしまった時は持ち帰りにして、近くの公園でいただいてみました^^
冒頭で使っている写真でご覧いただきたい、甘くない味噌風味のベーコン・エスカルゴもいただきました。
これだけの種類を試して感じたのは、バター風味が控えめで、じゅわっという感じではなく、ペイストリーの層がカラッとしたタイプのフレンチ・パティスリーなんですよね。これはアジアとの融合から生まれた新しいタイプなのかも?なんて思いました。皆さんもご自身で試されたら感想を教えてくださいね!
カフェ自体がとっても落ち着ける空間なので、また別の味にトライするため再訪したいと思っています^^ Shokupanですかね〜。
2件のコメント
LondonLoveさま
本当に美しいペイストリーです^^
ぜひぜひ行ってみてください!
ビスケットの詰め合わせがすごく美しいはずなのですが、
私はいまだにお目にかかったことがないですw
デニッシュ、美しいですね!
それに、味噌キャラメルとは、斬新!
日本でも、あまり聞かないような。。。
北欧風のツイストもキラキラとしていて、きれいですね♪
コベントガーデンにこういった居心地よいベーカリーカフェがあるのは有難い
いつか、実態に試したら、感想お知らせします!(^^)!