Kissa WA 喫茶和
もう7月も終わりですね、ロンドンは涼しい日が続いています。
今日は外テーブルもある「和風喫茶」のご紹介。日本人オーナーさんとそのチームが、真心を込めてお届けする喫茶店コンセプトの癒し空間です♡
ロケーションは、北ロンドンでもピカイチに洗練されているハイバリー&イズリントン。駅のすぐ裏手の静かな住宅地の中に、2018年にひっそりと誕生しました。それが今や平日でも満席が続く、知る人ぞ知る人気カフェへと成長しています。
隣の角地に別のカフェ「メゾン・ブルー」があるため陰になって見えなかったりと、相当な隠れロケーションです。私も知ったのはここ数年のことなのです。オープン後1年でパンデミックとなり、期間中は持ち帰りミールがご近所さんたちの間でとても人気だったと聞いています^^
そんなKissa Wa。実は友人が一時期シェフとして勤めていたので、ようやくトライしてみることに。そして、訪れてみてびっくり! なんという温かいおもてなし、なんという落ち着ける美空間、なんという美味しく洗練された食事でしょうか。日本的な職人意識や美意識を、そこかしこに感じることができます。
最初の訪問の時にいただいたのは、オレンジ&キャロット・ケーキとコーヒーでした。素朴な佇まいですが、ヴィーガン仕様のそれはとびきりのお味。素直で、てらいがなく、舌触りが滑らかで自然の甘みにジンときました。上等のヴィーガン・クリームが決め手だったのかも。この倍量はすっと胃に収まってしまうクセになる美味しさでした ^^
これは食事も試してみたい! そう思って再訪した時はかなり迷ったのですが、名物の「KISSA WA バランス・ボウル」を選びました。ご飯、ヌードル、サラダリーフの3種からベースを選び、サバ&柚子胡椒マヨ、照り焼きチキン、豆腐&アヴォの3種からトッピングを選びます。
これが感動的な美味しさでした。「バランス・ボウル」というだけあり、ケール、ビートルート、ワカメ、大根、人参、サラダ菜を彩りよくのせているのですが、その全てが丁寧に下ごしらえされ、注意深く味付けされているのです。無造作に刻んでのせられているものは、何一つありません。
私はヌードルと照り焼きチキンを選んだのですが、自然の旨みを生かした胡麻ドレッシングが完璧に全体をまとめていました。五穀米のご飯が人気みたいですが、ヌードルもいいですよ! 平たいパスタ麺といただくと、まるで上等の冷やし中華。この季節におすすめです♪
こちらはケークサレ。軽い食感でオーナーさん自慢のKissa WA名物。サラダを付けることもできます! 軽いブランチにも最適なので、今度はこれにしようかな?
そしてデザートには再びオレンジ&キャロット・ケーキ、そしてオススメの三角チーズケーキを♡
全てが「丁寧に、心を込めて」供されるのが、Kissa WAの食べ物たちです。
メニューにはカレーライスや日本風の朝食、パニーニなどが並び、どれにしようか本当に選ぶのに困ってしまいます。だって、どのお食事をいただいても、そのクオリティが保証されているとわかるから。キッチン・スタッフの皆さんのこだわりや真心が反映されているのです。
オーナーは日本人のChieさん(同郷だと判明!♡)と、イギリス人のサイモンさん。ロンドン市内にも日本の喫茶空間を再現しているお店がいくつかありますが、Kissa WAのお料理には、トップクオリティの職人技を感じます。かと言って緊張するようなお店とは真逆で、ほんわか、居心地のいい空気が流れるとっておきのオアシス。
日本人の方も時折見かけますが、主にご近所に暮らす皆さんが通っている感じ。ウチの近くにあったら、私も通ってしまうかも♡
今週も水曜日から営業開始です!