薔薇づくしのスリーティアーズを音羽御殿で♡

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スリーティアーズ。それは、イギリス好きな方であればもうご存知のティーサロン。
東京・目黒三丁目の住宅街にひっそり佇む小さな洋館。1937年(昭和12年)文化庁より登録有形文化財の指定を受けた邸宅で、イギリス伝統のアフタヌーンティーを提供するサロンです。大切に守られてきた歴史長きこの建物は、スリーティアーズのアフタヌーンティーによって、また新しい伝統を刻み始めているのです。

こちらのサロンのオーナー新宅久起氏は、これまで30年に渡りイギリスの文化を日本に紹介する活動をされています。イギリスに関わるイベントはもとより、都内をロンドンバスで周遊しながらのアフタヌーンティーなど、予約を開始するや否や数分にて満席となる数々のイベントをうちだしている人物です。

ニールズヤード・デイリーの1日だけのPOP-UPティールーム(右下)など、ニッポンにいながらイギリス気分が味わえる企画満載!

その彼が昨年のクリスマス・アフタヌーンティー・イベントに際しては場所を変え、100年近い時を刻んできた建物を舞台に選びました。内閣総理大臣を務め、日ソ国交回復を成し遂げた鳩山一郎氏の邸宅「鳩山会館」です。文京区音羽にあることから「音羽御殿」の通称でも知られ、現在は修復を加え、記念館として一般公開されています。つまり戦後政治史の舞台ともなった由緒ある館。応接間、居間、鳩山家歴代の愛用品や記念品などを見学することができます。

大正時代に建てられたこの館は、一郎氏の中学時代からの友人である岡田 信一郎氏が設計しました。和洋いずれのスタイルも素晴らしい、大正、昭和初期に活躍した建築家で、こちらはイギリス風の外観を持つ邸宅。当時、重要な会議が行われていた応接間には、アダムスタイルと称される、18世紀後半のイギリス古典主義的な様式が見うけられます。他には大阪・中之島にある中央公会堂、鉄筋コンクリートで和風のデザインを見事に表現している歌舞伎座、日本における古典様式建築の最高傑作とうたわれる明治生命館も手掛けています。…と書き進めていると、2年ほど前に大阪の堺筋本町から中之島まで(OLだった若かりし頃を思い出して)散歩したことを思い出しました。その時に一枚パシャリ!と撮ってたんですね〜「大阪中央公会堂」。2年後の今、岡田氏の設計した建築物にまた触れることができるとは!何とも言えぬ喜びです。

大阪・中之島 緑と水に囲まれた赤レンガの中央公会堂(文化、芸術、社会活動の場として活躍)の設計も岡田氏が携わった。

この音羽御殿で人気を得たアフタヌーンティー・イベントはクリスマスだけではおさまらず、今年のバラの季節にも開催されることになったのです。この歴史ある建物の二階の大広間で、まるでイギリスのマナーハウスを訪れたかのようなひとときを過ごせる、バラの季節にふさわしいピンクに彩られたスペシャル・アフタヌーンティーです。

鳩山一郎が愛したバラ

音羽通りから立派な門扉を通り、玄関の車寄せまではなだらかな坂道が続きます。通りを行き交う車の音も遮断され、大きな広い空が広がります。この坂を上りきったら、何が見えるんだろう!

信楽焼の狸と屋根に見えるはミミズクのモチーフ。ミミズクはギリシア神話の智と勇気の女神ミネルバの使いとされている。

数々の映画やドラマのロケ地としても有名。TBS系ドラマ「花よりだんご」、NHK連続テレビ小説「花子とアン」など

そして楽しみにしていたバラだったのですが…今年の日本の5月は非常に陽気が良く、訪れた頃は初夏を匂わせるほどの気候でした。例年ならまだ一番花が咲き誇っている時期なのですが、ちょうど二番花に切り替わる時期に重なってしまったようです。燦々と照りつける太陽に一面新緑色、バラの姿はどこにも見えません。ちょっとどころか、すごく残念( ;  ; )とは言っても、これだけ見事な樹々が生茂るお庭にそびえ立つイギリス風の洋館。都内にこんな場所があるんだと、これから始まる美味しい時間に胸躍らせながら、お庭の散歩を楽しみました♪

一郎の両親 和夫・春子像:「東洋のロダン」と呼ばれた彫刻家、朝倉文夫によるもの

車寄せから見る玄関。大理石の階段。

右上:日本のステンドグラスのパイオニア 小川三知の作品。苗字から「鳩」をモチーフとした作品が多い

階段の踊り場:法隆寺の五重塔の上空をまう鳩の群れ。塔の部分は2枚のガラスを重ねることで立体感を出している。

会のオープニングは新宅氏の力強いご挨拶から。
・バラの季節の谷間のイベントになってしまいましたが、目黒のティーサロンのメニューそのままを皆様に体験していただきます。
・残念ながら本日お庭では出会えなかったバラをテーマに「これでもかっ♡」というぐらいローズ尽くしのアフタヌーンティーをご用意しておりますので、どうぞ心ゆくまで、お楽しみくださいませ。

ティーフーズから紅茶まで、それぞれの分野のエキスパートの協力はもちろんのこと、オーナーが関西弁で語りかける知的なジョークと、その奥に見える深いイギリス愛が、お客様の心を鷲掴みにしているのも人気の理由でしょう。

大広間から見下ろす緑の庭園。青い空にもくもくと広がる白い雲。
オーナーによる本日の紅茶とティーフーズのご案内で、初夏を迎えるアフタヌーンティー、スタートです。

二階大広間の窓から

このシャンデリアのもとでアフタヌーンティー

◉ウェルカムドリンク:ピンクルバーブ コーディアル

ピンク!ピンク!!ピンク!!!

1st TIER  サンドイッチ
キューカンバー&クリームチーズ
コロネーションチキン
トリュフエッグ&スモークサーモン

◉スリーティアーズ オリジナルブレンド:キーモンのほのかな香りが一押しのオリジナルブレンド

おもしろトークで盛り立てながら、お茶を淹れるオーナー新宅氏

19世紀ヴィクトリア朝期では貴重な食材であったきゅうり。ゲストをもてなす一種のステータスでもあった。

◉ダージリン ファーストフラッシュ:今年の新茶がようやく入荷!新茶らしい渋みと、緑茶に似た味わいが楽しめる価値の高いお茶

2nd TIER スコーン
プレーン、ストロベリー

上にポップシュガーがのったストロベリースコーン。そのままでも美味しいが、自家製クロテッドクリームやミセスベリーさんのミックスベリージャムでさらに美味しさ倍増!

◉アッサム ファースト:ミルクティー向きではありますが、これも新茶なのでまずはストレートでどうぞ!ミルクが入ると甘味が加わり絶品のミルクティーです。是非!スコーンとご一緒に。

スコーンに合わせると絶品のアッサム ファースト。たっぷりのミルクとともに。

◉ルフナ:甘みがあり、しっかりとした味。ストレートでどうぞ!
3rd TIER
ローズのパンナコッタ
ラズベリームース
ローズ・ヴィクトリア
ローズ・パウンド
ローズ・マカロン
プチフール

パンナコッタ、ヴィクトリア、パウンド、ローズ尽くしの一皿

ロイヤルウェディング:リピーターの多い看板ブレンド。優雅な味と香りのローズのフレーバーティー。

ローズのフレーバーティーで最後を締めると、マスクが一日中バラの香りで幸せ気分に浸れますよ〜♡ by 新宅氏

降り注ぐ5月の陽の光を浴びながら優雅なティータイム。高校生の頃からマカロン作りに命を捧げていた次男と平日のお菓子談議。ロンドンに住んでいた頃は、娘だけを連れて渡英。残る長男、次男は最初の一年は学生寮、残りの一年は二人揃って自宅生活。その間、次男は3度ロンドンに遊びに来ました。

一緒に訪れたリッチモンドパークのカフェで食べたスコーンが忘れられなくて、というのも2度目3度目の渡英理由のひとつ。カフェのカウンターに盛られたてんこもりのクロテッドクリームと、その美味しさがいまだに忘れられずにいます。今日は美味しい自家製クロテッドクリームに感激していましたが、てんこもりじゃないとわがままを言い、私のクロテッドを横取り。日本では貴重なクロテッドクリーム、しかも自家製。てんこもりなところなんてありません!と言いながら美味しそうに食べる横顔を眺めていました。

バスでフィンチリーロード・ステイションにあるスーパーマーケット、ウェイトローズに行き、マカロンの材料を買い集める当時18歳の次男♪

 

7月に入り、目黒のティールームは新メニューに入りました。イギリスの夏といえばピムス。清涼感あふれるメニューで皆様をお待ちしております。

「鳩山会館」でのアフタヌーンティー次回開催は、秋も深まる10月、11月を予定。SNSのチェックをお忘れなく。みなさん、どうぞお楽しみに!

 

 

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【スリーティアーズ】Three Tiers(運営会社:ブリティッシュ・プライド)
東京都目黒区目黒3-12-11
Tel/Fax:03-6351-2710
予約はこちらより
Website
Instagram
・7月目黒ティールーム営業、スコーンお持ち帰り可能日をSNSにてお知らせ中
日本橋三越英国展 2022年1月に延期

鳩山会館
〒112-0013 東京都文京区音羽1-7-1
Tel:03-5976-2800
開館時間:10:00-16:00(最終入館15:30)
休館日:月曜日(但し、祝日は開館、翌日休館)
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About Author

兵庫県伊丹市出身。東京都在住。主婦時々パートタイムジョブをこなす。子育て期をニューヨーク、ロンドンにて駐在生活を送る。思いつきのその日決めで行動する一匹オオカミ派。『成るように成る』をモットーに今世を生きる。水泳・ジョギング・登山・ウクレレ・映画・ライヴ鑑賞・奉仕活動と未知なる自分を今後も探求し続ける。

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