050 | わたしたちの健康と安全

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前号では大手メディアを中心に、情報のコントロールが半端ではなくなっていることを取り上げましたが、ウクライナとロシアを取り巻くポリティックスも、C19と同様偽りの報道でわたしたちの意識を誘導していることにお気づきでしょうか。比較した際のギャップにびっくりしますが、真実は探せば手の届くところにあります。これらは全てつながっているので、今回はその一部、崩壊状態になっている医療システムをとりまくお話です。

C19とは一体…?

表面上つながりなく見える事柄がつながって現れたのは、この状況が真の報道や医療システムの機能を封じたうえで人為的に何層にも重なる各種の現象を起こして、それをパンデミックと呼んでいたということです(1)。初期段階で報道されていたC19による死亡が高齢者や複数の慢性疾患を患う人たちに集中していたこと(2)、感染の心配でGPや病院に行かず症状が悪化した人たちへの対応が阻止されていた医療システム(3)、そしてその後分離によるウイルスの確認がないまま(1)(テストの設定に必要なはず)有効性を無視して、PCRとラテラルフロー検査が使われ始めたことなど、数え始めるときりがありません。テストの件は、NHSや専門家たちの間で問題になっていたにもかかわらず(1,4,5,6,7)、未だに(できないはずの)「感染の有無をチェックするもの」として使われ続けているのです。そして、健康な人やリスクがほぼない子どもたちもコロナV接種の対象となり、ついに懸念を示すNHS幹部のメンバーが匿名で内部の事情を語るに至る始末(8)。ちなみに、イギリスでは「ブースター」がまだ存在しない2021年2月の時点で、4億5千700万本分(一人当たり約9本分)を発注していた(9)ことも何かを物語っていると思います。

2020年前半に起きたこと

イギリスでは、去年の夏にミルトン・キーンズの葬儀サービス経営、ジョン・オルーニー(John O’Looney)氏が、C19関連の一部始終を振り返って何かがおかしいことに気づき、YouTubeで彼の体験を暴露し始めてNHSの実態が表沙汰になる大きなきっかけを作りました。当時話題となったYouTubeビデオはとっくの昔に削除されましたが、彼はその後も他の媒体等を通じて活動を続けている模様です。その影響は、BMJ(British Medical Journal=イギリスの医療ジャーナル)でも関連の記事が取り上げられ、彼のインタビューを収録したビデオへのリンクが参照部分に加えられたほど(10)。NHS内には、おかしな状況に気づいている医師や看護師ももちろん存在し、直接オルーニー氏に連絡をとって内情を暴露した人もいたようです。政府やNHS上部の指示に疑問を投げかけると、解雇のリスク、嫌がらせ、脅し等の対象になるため、個人の立場を守って発言に至れなかった、というのが現状でしょうか。(実際に、不当な理由でNHSを離れるはめになり、それを起訴して勝利を収めた医師もいます。ただし、その後も嫌がらせは絶えないようですが。)

さて話を戻して、以下に実際の葬儀の現場を知るオルーニー氏の視点から見た彼の体験談を要約します。
「イギリスでは2020年の春先にC19による死者数の増加が報告され国民の不安が増したが、実のところ死亡者が出ていたのは、ほぼケアホームのお年寄のみに集中していた。面会禁止で家族の同意なども阻止されていたため、致死を意図した一方的な薬物投与によるお年寄りの死が、C19の死亡者数として数えられ、コロナ感染による死亡者増加中と報道されていたのが実態のようだ。さらには、これを調べているうちにわかったのが、政府のお達しでDNR(医療業界用語で”Do Not Resuscitate”の略=蘇生処置は行うな)が出されていたこと、そして同時にミダゾラムとモルヒネのコンビを使うよう指示が出されていたことなどである。」
その後政府は、今年1月末から来年の1月末までの契約のもとに、集中治療と終末期ケア目的でさらなるミダゾラムとモルヒネを発注しているも何だか気になります(11)。

ロックダウンで、病院やホームにいる家族に面会できないまま別れた人には耐えがたい話ですが、もしご家族がホームでロックダウン中に亡くなったという方は、医療記録の公開をリクエストしてミダゾラムとモルヒネが投与されていたかどうかを調べることもできるようです。前述のとおり、オルーニー氏を介してNHS内の看護師たちが実態を暴露し始めて実態が明るみになったのですが、その流れで去年の後半には、家族を亡くした真の理由を知った人たちが、家族の死を政府の過った対処によるものとして法廷に持ち込んでいます(12)。

医療従事者が一番に取るべき選択肢(=安全)は、政府の指示や内部のポリティックスによりほぼない状態になっていたことなどを含め、人権や個人の選択を求めてコロナVの義務化に反対していたことには、彼らの自由や権利主張だけではなく、もっと大きな問題に対するメッセージが込められているのではないでしょうか。

みなさんもご存じのとおり、2020年にWHOの「パンデミック」宣言で、先進国に集中する各国が率先してロックダウウン導入、2メートル間隔のルールやマスク着用の義務、イギリスではさらにバブル制度など、どれもこれも効果どころか心理的ダメージ(免疫力を弱くし寿命を縮める)を大きくすることが、緊急事態への対応として取り入れられました。後に私はBMJのウェビナー(13)に出席してわかったのですが、専門家たちは最初から政府の対策チョイスには反対だったようです。しかしながら、アカデミックの領域は政府や企業などからの資金援助で成り立っていることと、さらには個人的な嫌がらせや死の脅しというリクスがついてくるため(14,15)、彼ら自身の安全を優先したのだと推測します。

選択の余地を求めるNHS職員のバトル

前号でもちらりと取り上げましたが、4月までに十万人前後の解雇が懸念されていたNHSでは、職員たちがその後さらに結束を固め、それに一般人、人権や合法的な対処を要求する団体などのサポートも加わって、2月に取り敢えず解雇問題を回避しました(16)。しかし、その後政府は裏に回って彼らが所属する看護師や医師の団体など、それぞれの領域を司る団体に矛先を向けるなど、まだ油断のできない状態が続いているようです。

接種一回で15ポンド!?

オミクロンの出現とともに、GPたちにはコロナVの接種一回につき£15(それまでは£12.58で、わたしたちの税金から)が支払われていた(17)ことをご存知ですか?正規の認可が出ないと製薬会社は合法的に宣伝できない立場にあるため、政府やNHSを使って接種を斡旋しているのですが、クリアな説明に欠けるポスターしか見た記憶がありません(「とにかくみんな接種を!」的なもの)。しかも、未認可の状態では、接種後の負傷や死亡の苦情を製薬会社に訴えることもできないのです。数週間前、何ヶ月もの間渋られていた某製薬会社によるコロナVレポートの一部がついに公開されました。ほんの一部のみの公開とはいえ、そのファイルには、死亡も含む副反応の症状名がびっしりと9ページにわたってリストアップされています。今年3月23日付けイギリスのデータでは、V接種後に死亡した人の数が2,075人(18)。それなのに使用中止どころか、一回につき£15? この現象に疑問を抱かない医師や看護師には、それぞれの原材料と製品のメカニズムを理解している人は一人もいないはず。違法だと思うのですが…。

こころの平穏も健康をサポート。

不安は健康の大敵

まだ全貌は霧にかかった状態ではあるものの、少なくとも嘘や隠蔽の規模が想像を絶するものであることが、すでに明らかとなっています。もちろん、これらの現象には他ならない目的があり、特には「サステイナビリティ」や「脱炭素」また「気候変動」をキーワードに各種の目標が設定され、地球規模でいろんなことが進行中です(1,19)。今後も継続して各種の大きな変化を通過することが見込まれますが、リアリティ・チェックなしで誘導される方向に進み続けると、パンデミック前の状態に戻らないだけでなく、上記のキーワードを理由に法が変えられ人権や自由を失うことも可能性に加わっています。すなわち、人任せがかなり無理のある計画のスピードアップを手伝い、その無理を合法的に有効にしてしまうということです。もしこれらが適用されれば、負担を負うのは、わたしたち(一般市民)です。世の中の状態に振り回されず、人生のクオリティや日々のしあわせに焦点を合わせることはとても大切なことですが、意識的な選択を強化することもお忘れなく。日頃の健康サポートに励んで、医師や病院から一歩でも遠ざかる方向に進み始めるのことも大いに有効です。今後も健康管理関連の内容を扱う予定でいますが、パワーアップやメンテナンス等どうしていいかわからないという人は、過去の号から自分に合うもや、何かできそうなことを一つでも見つけていただければ幸いです。

 

参照:

  1. Ealy H, et al. (2020). COVID-19 Data Collection, Comorbidity & Federal Law: A Historical Retrospective, Science, Public Health Policy, and The Law. 2:4-12
  2. Bailey, M., & Bevan, J. (2021). The Covid-19 Fraud & War on Humanity. pp. 3, 23
  3. Mahase E. (2021). GPs are being blamed for government failures in primary care, say doctors. BMJ (Clinical research ed.), 374, n2234. https://doi.org/10.1136/bmj.n2234
  4. Corman, V. M., et al. (2020). Detection of 2019 novel coronavirus (2019-nCoV) by real-time RT-PCR. Euro surveillance : bulletin Europeen sur les maladies transmissibles = European communicable disease bulletin, 25(3), 2000045. https://doi.org/10.2807/1560-7917.ES.2020.25.3.2000045
  5. Surkova, E., Nikolayevskyy, V., & Drobniewski, F. (2020). False-positive COVID-19 results: hidden problems and costs. The Lancet. Respiratory medicine, 8(12), 1167–1168. https://doi.org/10.1016/S2213-2600(20)30453-7
  6. Iacobucci G. (2021). Covid-19: Mass testing at UK universities is haphazard and unscientific, finds BMJ investigation. BMJ (Clinical research ed.), 372, n848. https://doi.org/10.1136/bmj.n848
  7. Neil, M. (2021). Analysis – Put to the test: use of rapid testing technology for Covid-19. BMJ. 372;n208. doi: https://doi.org/10.1136/bmj.n208
  8. UK Column. (2022). Senior NHS Board Member Warns: Stop The Genocide Or Our Children Are Next. Available at: https://www.ukcolumn.org/video/senior-nhs-board-member-warns-stop-the-genocide-or-our-children-are-next (Accessed: 24 March 2022)
  9. Moore, S., Hill, E. M., Tildesley, M. J., Dyson, L., & Keeling, M. J. (2021). Vaccination and non-pharmaceutical interventions for COVID-19: a mathematical modelling study. The Lancet. Infectious diseases, 21(6), 793–802. https://doi.org/10.1016/S1473-3099(21)00143-2
  10. Hurley, R., Richards, T., & Godlee, F. (2021). Assisted dying: a question of when, not if. BMJ (Clinical research ed.), 374, n2128. https://doi.org/10.1136/bmj.n2128
  11. UK. (2021). The Supply of ITU Medicines and End of Life Care Medicines for Covid-19 Preparedness BMJ. Available at: https://www.contractsfinder.service.gov.uk/notice/3fa6e964-4d36 (Accessed: 29 November 2021)
  12. Rimmer A. (2021). Covid-19: Government faces legal challenge over “failure to protect care home residents”. BMJ (Clinical research ed.), 375, n2560. https://doi.org/10.1136/bmj.n2560
  13. The BMJ. (2021). Covid and mental health. [Webinar: The BMJ’s covid-19 webinar series] 13 May. https://www.bmj.com/covid-19-webinars
  14. Taylor L. (2021). Covid-19: Silencing health workers, researchers, and journalists caused unnecessary deaths, says Amnesty. BMJ (Clinical research ed.), 375, n2552. https://doi.org/10.1136/bmj.n2552
  15. COVID scientists in the public eye need protection from threats. (2021). Nature, 598(7880), 236. https://doi.org/10.1038/d41586-021-02757-3
  16. Fox, A. (2022). Mandatory Vaccine Rules for Health and Social Care Staff Scrapped from Mid- March. Medscape. Available at: https://www.medscape.com/viewarticle/969409 (Accessed: 17 March 2022)
  17. Parekh M, Robinson M, & Newey S. (2021). Coronavirus latest news: GPs to be offered £15 per Covid vaccination. Available at: https://www.telegraph.co.uk/global-health/science-and-disease/covid-news-coronavirus-omicron-variant-cases-booster-lockdown/ (Accessed: 28 December 2021)
  18. UK Column. (2022). COVID-19 Vaccine Analysis Overview. Available at: https://yellowcard.ukcolumn.org/yellow-card-reports (Accessed: 07 April 2022)
  19. Allwood, J., Azevedo, J., Clare, A., Cleaver, C., Cullen, J., Dunant, C. F., Fellin, T., Hawkins, W., Horrocks, I., Horton, P., Ibell, T., Lin, J., Low, H., Lupton, R., Murray, J., Salamanti, M., Cabrera Serrenho, A., Ward, M., & Zhou, W. (2019). Absolute Zero: Delivering the UK’s climate change commitment with incremental changes to today’s technologies. https://doi.org/10.17863/CAM.46075
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About Author

大阪府出身、1996年よりロンドン在住。ナチュロパス、ファンクショナル・メディスン・プラクティショナー、ニュートリショナル・セラピスト(mCMA, mBANT, CNHCreg, CFMP)。ハックニー地区にあるコンプリメンタリー・ヘルス・クリニックと並行して、オンライン・クリニックでも活動中。好きなこと:健康的でおいしいものを作って食べること、ナチュラル・ヘルス・フード・ストアでヒット商品を探すこと。好きな色:ピンク紫(夕暮れ時の空の色とか)。好きな言葉:(実現の状態を)見る前に信じること(”You’ll see it when you believe it.” by Wayne Dyer)。

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