はじめに
皆さんがご自分を病気だと思う、または健康でないと思うのはどんな時ですか?
急に腰が痛くなった時?
喘息で息が苦しい時?
体力がなくて疲れやすく、やらなくてはならない家事や育児、仕事が何もできない時?
そうです、身体に何らかの症状が出ている時ですね。
ではその症状に対して、どう思いますか?
「痛くて動けない。辛い。何とかして早くこの痛みを取らなきゃ」
「アレルギー体質だから風邪をひくとこうなっちゃう。まあ、生まれ持った体質だからどうしようもないよね」
「私の身体、何かおかしい。以前はこんなじゃなかったのに。一体どうしちゃったんだろう」
でも上に挙げた例、病気に対して誰もが常識だと思っていることが本当は違うとしたら、どうでしょう?痛みは避けるべきものではなく、病気を引き起こす対処しようのない体質がある訳ではなく、身体を動かせなくてひたすら休むしかない状態が実はおかしくないとしたら?
・・・すぐには納得できない話ですよね。無理もありません。
私達はこれまで、
・痛みを初めとする症状はいけないもの、身体にどこか間違いがあって生じているもの
・症状が全くないのが健康である
・遺伝や環境、生活習慣といった要因が病気の原因である
などといった健康や病気に「常識」という名の考え方に縛られてきました。
しかし近年、健康に対する新しい考え方や様々なアプローチが発展し、それらの考え方が少しずつ人々の間に浸透してきています。イギリスは日本に比べるとこの点で遥かに進んでおり、西洋医学だけに囚われない様々な療法が積極的に行われています。
これからこの場をお借りして、私がイギリスで学んだ新しいアプローチを少しずつ皆さんにご紹介していきたいと考えています。中心となるのはメタヘルスと呼ばれる手法ですが、スピリチュアルな側面やエネルギーヒーリング、心理学の要素など、内容は多岐に亘るはずです。お付き合いいただければ嬉しいです。