またまた、ご無沙汰です。クリスマスまであと2週間というところで、プロジェクトが一段落しました。ほんとうに久しぶりに新聞を「読む」時間ができ、あちこちブラウズしてみたところ、ちょっと気になる見出しが…。なんと、ハッピーに生きているからといってかならずしも長生きするわけではない、という研究結果が出たらしいのです。意外でしょう? 逆に言えば、不幸でも人は長生きできる、というわけ。
これは、医学雑誌『ランセット』が12月9日に発表した、英国に住む100万人弱の60歳前後の女性を対象に10年間にわたって行われた調査の結果です。この新事実をさっそく記事にしたガーディアン紙が、研究リーダーのリュウ博士に訊ねたところ、不幸せ感やストレスが直接、寿命に影響を与えるという根拠は見つからなかったそう。つまり、ストレスフルな毎日を過ごしていても、案外、長生きできるのかもしれません。
身体的に不健康な状態は当然、不幸せ感を持つ原因となります。病気の体では長生きできないし、病気だから不幸せで、不幸せだから長生きできない、ということになり、幸福なら長生きできる、と考えられていました。ところが今回、明らかになったのは、そうとはかぎらないという事実。幸福と寿命の関係において、「逆も真なり」のケースではなかったのです。幸福感には、生活スタイルというファクターもありますもんね。
自分は不幸だと思い悩み、あるいは仕事や人間関係のストレスから不摂生な生活を送れば(暴飲に暴喫煙、ヤケ食いにドカ食いバク食い?)、健康を害してみずから寿命を縮めるという事実は、ここで改めて述べる必要もありませんが、幸福か不幸かが死亡率に直接影響することはないようです。まあ、英国の熟女100万人に絞った調査ですから、一概に言えないかもしれませんけど、妙に安堵された方もいらっしゃるのでしょうか?
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