祝!出版120周年 ♡ ピーターラビットのお庭へ行こう【後編】

2


色とりどりの芝桜とピーターラビット イングリッシュガーデン。

ピーターラビットカフェで一服した後は(前編のお話はこちらから)展望塔からショップ&ギャラリーへ行ってみよう!

高さ約8mの展望塔へ登る階段に現るピーターラビットの仲間たち。

展望塔からは300種類の草花がぐんぐん成長しているイングリッシュガーデンと、芝桜の絶景を見ることができます。

曇りで残念

おやおや、ピーターラビットの足跡だ🐰

ピーターラビットが連れて行ってくれた先には「ギャラリー」がありました。


イギリスの絵本作家ビアトリクス・ポター(1866-1943)は1866年7月、ロンドンで生まれました。ピーターラビットシリーズは、1893年に家庭教師だったアニー・ムーアの息子のノエル少年に送った「絵手紙」から誕生した物語。英国湖水地方の農園を舞台に、たくさんのキャラクターが繰り広げる全23巻の絵本です。1902年フレデリック・ウォーン社より出版。そして100年以上にわたり世界中の人々に愛され、現在世界110カ国35ヶ国語で出版。累計発行部数2億5000万部以上の世界的ベストセラーとなっています。

ここは「赤リスのナトキンのおはなし」や「かえるのジェレミーのおはなし」など、子供から大人までピーターラビットの世界を存分に堪能できるギャラリー。壁一面に描かれた絵本の仲間たち。平面もあれば凹凸もあるそのイラストは、今にも動き出すかのようです。また絵本から飛び出して語りかけてくる様々な言葉。「まて、このどろぼううさぎ!」の文字の大きさは声の強弱に。「ぴたぱた」の文字から想像する自分だけの音。「文字」がまだわからない小さな子供たちにとっても、読み聞かせをしてもらっている時の躍動感を感じることができるギャラリーです。

著者ビアトリクスが力を注いでいた自然・文化保護活動。彼女が亡くなった時、16の農場と広大な土地はナショナル・トラストに遺贈されました。絵本で描かれるイギリス湖水地方の豊かな自然はそのままの姿で保存されており、今もなお「ピーターラビット」を愛する多くのファンが訪れています。
そして自然とともに描かれる背景は英国のヴィクトリア期の文化。物語を通して英国文化を知ることにもなります。

初版刊行から120年となる2022年3月、早川書房さんからピーターラビットシリーズ(全23巻・新訳版)の刊行がスタートしました。訳を手掛けるのは小説家・詩人として大活躍の川上未映子さん。2008年「乳と卵」で芥川賞を受賞。2019年に発表した「夏物語」は40ヶ国以上で出版が進み、世界中各紙誌で高く評価されるなど、国際的な活動を展開しています。

英国版にアレンジをくわえた高級感ある仕上がりは、ブックデザイナーの名久井直子さんによるものです。英国版と同じホワイトカバーに、日本版では金の箔押し。私も手にとって分かったのですが、丈夫な閉じ方と1ページ1ページの開きやすさ。何度となく繰り返される子供たちへの読み聞かせに、愛情がページごとに厚くなっていくようにも感じます。

書店での特典付き申し込みは2022年9月4日(日)まで。
刊行スケジュールは2022年3月開始〜2024年3月完結(全10回配本)
現在23巻中3巻まで配本済み。第2回配本は6月23日予定。
特典内容、価格についてはハヤカワオンラインからご確認ください。

2021年12月16日、刊行によせて川上さんはこのようにお話しています。
『美しく、たくらみのある音とリズムをどう再現するのか。このユニーク極まりない住人たちの物語と絵の響きあいを、どんなふうに表現するのか。言葉のひとつひとつ、声と音の流れ、色と線のすみずみまでをあじわいながら、しっかりやっていきたいと思います。』
名作ならではのこの深さを子供なりに、大人なりにじっくり味わうことができる物語だと思います。

「糸がたりん、糸がたりん!」

そう、まるで小さなねずみたちが、つくった
ような!

現在、川上さんの「ヘヴン」が、英国で最も権威ある文学賞「ブッカー賞」の翻訳部門にあたる「ブッカー国際賞」の最終候補6作品に選ばれています。刊行から10年たった今も注目されている「ヘヴン」。受賞作の発表は今月26日の予定です。

HOW TO SPEND IT(23 APRIL 2022) / FINANCIAL TIMES

ギャラリーを抜けるとお待ちかねのショップコーナー。ここでしか買えないオリジナルグッズもあります。

公式サイトにはショップ&ギャラリーも「富士芝桜まつり」の期間中(〜2022年5月29日(日)迄)とありますが、ちょっと気になって電話で問い合わせてみました。次のような回答をいただきました。
「ショップ&ギャラリーも富士芝桜祭りと同様5月29日(日)迄の開催です。次回は虹のまつり7月16日(土)〜10月10日(月祝)にショップ&ギャラリーもオープンの予定です。しかしただいま5月29日以降のショップ&ギャラリーの営業を検討中です。またお問い合わせください。」
ピーターラビットを愛する全国から訪れるファンのためにも、どうか引き続き営業をよろしくお願いします!

 

※※※※※※※※※※
【富士芝桜まつり
〒401-0337 山梨県南都留郡富士河口湖町本栖212
富士芝桜まつり事務局 TEL.0555-89-3031
開催期間:2022年4月16日(土)〜2022年5月29日(日)
営業時間:こちらをクリック
入園料:大人(中学生以上)800〜1,000円 ※日により異なる
子供(3歳以上)250円
駐車料金:普通車500円/大型車2,00円/バイク300円
Website

ピーターラビット イングリッシュガーデン】【ショップ&ギャラリー
開催期間:2022年4月16日(土)〜2022年5月29日(日)、7月16日(土)〜10月10日(月祝)予定

◉次回開催お知らせ
虹の花まつり】2022年7月16日(土)オープン

Share.

About Author

兵庫県伊丹市出身。東京都在住。主婦時々パートタイムジョブをこなす。子育て期をニューヨーク、ロンドンにて駐在生活を送る。思いつきのその日決めで行動する一匹オオカミ派。『成るように成る』をモットーに今世を生きる。水泳・ジョギング・登山・ウクレレ・映画・ライヴ鑑賞・奉仕活動と未知なる自分を今後も探求し続ける。Instagram: @n_amihey

2件のコメント

  1. ナミヘイ on

    Keikoさま
    お祝いのコメントありがとうございます!嬉しくて感激です(^○^)
    ピーターラビットのお庭に行かれたのですね。本当にお天気とにらめっこですよね。確かにガーデンもこれからという段階、春の芝桜から夏へ移行する時期。でも富士山が見えてよかったですね!私は富士山見えずリベンジを誓いましたが、Keikoさんも来年リベンジなんですね🌸
    自由気ままに書かせていただいている“ニッポンの英国”。 これからもこの足で駆け巡りたいと思います。どうぞよろしくお願いします(^_^)v

  2. なみへいさん
    101本目の投稿おめでとうございます。(本当は100本目でお祝い言いたかったのですが、モタモタしてるうちに101本目が🆙されてました…😣)

    いつも楽しく拝見させていただいています。ピーターラビットイングリッシュガーデンも、前編を拝見して今日行ってきました!芝桜は三分咲き残りって感じでしたが、富士山はバッチリ見えたので今回は良しとし、来年リベンジです。
    これからも楽しい情報を期待しています。

Leave A Reply